江戸を凌ぐ賑わい!「松前藩屋敷」で北海道の城下町を体験しよう

江戸を凌ぐ賑わい!「松前藩屋敷」で北海道の城下町を体験しよう

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  • 更新日:2020/10/17
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江戸を凌ぐ賑わい!「松前藩屋敷」で北海道の城下町を体験しよう

「松前の春は江戸にもない!」。北海道最南端の町・松前は江戸時代、北前船やアイヌとの交易で全国から様々な文化や物資が集まり、特に春(5月)は、花の都・江戸をも上回る賑わいだったと伝えられています。「松前藩屋敷」は、藩政時代の松前を再現したテーマパーク。14棟の建物が立ち並び、園内はさながら江戸時代のよう。甲冑の着付体験や、郷土料理の松前漬作り体験も楽しい、松前藩屋敷の魅力を紹介します!

松前の春は江戸にもない!

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写真:浦賀 太一郎

大いに栄えた藩政時代の松前。北海道唯一の城下町は、幕末には6000もの人口を有し、近江商人や北前船によってもたらされた米や味噌、嗜好品などの物資はもちろん、様々な文化が移入します。松前からは昆布や鯡(ニシン)といった蝦夷産物が移出され、大変な賑わいでした。

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写真:浦賀 太一郎

松前藩屋敷の表札が掲げられた表門をくぐれば、そこは江戸時代の松前藩です!園内では往時の様々な扮装をしたお客さんがパークの雰囲気を盛り上げているので、時代劇気分で散策することができますよ。全ての建物は紹介しきれませんが、ここからは、松前の繁栄の象徴とも言える施設をいくつか紹介していきます。

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写真:浦賀 太一郎

まず最初に目に入るのが、沖之口奉行所です。蝦夷地へ入る船や人、物資などの出入りを管理し、徴税を行なっていた役所で、不正な出入りを厳しく取り締まっていました。内部もしっかり再現されているので、じっくりと様子を伺ってみましょう。

松前の繁栄をもたらす商家・近江屋!

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写真:浦賀 太一郎

商家・近江(おうみ)屋は、近江商人や北陸地方の商人が多く住んでいました。近江国(滋賀県)は、東海道や中山道、北国街道などの街道が貫く交通の要衝で、豊臣秀吉の側近だった石田三成を筆頭に、商業感覚に優れた人物を数多く輩出しています。

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写真:浦賀 太一郎

江戸時代の近江商人たちは、天下の台所・大坂をはじめ、輪島(石川県)や佐渡(新潟県)、酒田(山形県)などといった、主に日本海沿岸地域の産物を北前船に載せ、松前へ運び利益を得ていました。

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写真:浦賀 太一郎

また、藩主や家臣からアイヌとの交易を委ねられ、場所請負人となり巨万の富を築く者もありました。内部も隅々まで再現されていてとても興味深いですよ。設置されている籠(かご)には乗って遊ぶことができます!お隣の商家土蔵では、松前杉を使った民芸品などの直売もしています。

漁師の年収は江戸庶民をはるかに超えていた!

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写真:浦賀 太一郎

旅籠(はたご)・越後屋は、今でいう旅館のことです。二階建てになっており、のれんをくぐると帳場(フロント)です。二階の客室には畳が敷かれていて、屏風などが飾られています。本来はもっとずっと広く、女将や板前、丁稚など多くの人が働いていました。

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写真:浦賀 太一郎

漁家では、漁師の男たちが何やら話をしているようです。「お前ぇのトコはどうでぇ」、「豊漁豊漁!ニシンさま様よ」そんな会話が聞こえてくるようです。蝦夷地第一の生産物であったニシンは、3月から5月に操業していました。

松前で一般的な中流の漁師たちは、一漁期(約3ヶ月)で三十両もの利益があったと言います。江戸庶民の年間生活費が十両と言われているので、当時の漁師たちの羽振りの良さを窺い知ることができますね。まさに、「松前の春は江戸にもない!」だったのです。

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写真:浦賀 太一郎

廻船問屋の土蔵には、当時日本海や蝦夷地で大活躍していた北前船・長者丸が、8分の1模型で復元されています。このような大型船は弁財船と呼ばれ、その名の通り巨大な宝船といっても良く、本州と蝦夷の物資輸送を一手に担い、多様な文化を各地にもたらしました。

ガイドさんによるディープな解説やイベント

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写真:松前観光協会

更にディープにパークを楽しみたいのであれば、ガイドさんと一緒に巡ることがおすすめです。中世の松前の紹介をはじめ、各復元建造物の詳細な解説や、庶民のよもやま話に至るまで、約40分で松前藩屋敷を網羅してくれますよ!もっともっと深ぁく切り込むのであれば、約90分で松前城、寺町などの北海道遺産となっている史跡も案内してくれます。

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写真:浦賀 太一郎

桜の名所として有名な松前公園ですが、遅咲きの紫陽花もきれいですよ。毎年7月下旬~8月初旬に見頃を迎え、松前藩屋敷では池に約2千本ものアジサイを浮かべる、「浮き紫陽花」が絶景です。ハート型に並べられたアジサイはとっても可愛いですよ。

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写真:浦賀 太一郎

パーク内には竹馬やお手玉、けん玉にコマといった江戸時代の子供たちの遊び道具が置かれていて、気軽に体験することができます。「江戸時代の」と言ってしまいましたが、昭和の頃には当たり前にあったオモチャですし、現代でも十分に楽しく遊ぶことができます。

松前を堪能!甲冑着付体験と松前漬作り

写真:松前観光協会

松前藩屋敷でイチオシの体験が、江戸時代人になりきれちゃう「甲冑着付体験」。大将、女武者などの甲冑をはじめ、お殿様、町娘、おかっぴき、忍者といった、幅広い扮装の中から気に入った姿に変身し、パーク内をドヤ顔で闊歩しましょう!着付体験の写真をプリントした缶バッジが貰えるのも嬉しい特典です。

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写真:松前観光協会

園内で松前漬けを販売する「あさみ商店」では、実際に松前漬けを自分で作ってみる「松前漬作り体験」ができます(要予約)。地元・前浜産のスルメと昆布をタレに漬け込んで作る松前の郷土料理。浅見母さんの気さくで優しい教えのもと、ちょっと出来栄えが悪くても、自分で作った松前漬を持ち帰って食べれば、感激もひとしおです!

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写真:松前観光協会

あさみ商店では、「昔懐かしい味!」と評判の松前漬をはじめ、松前の海産珍味を販売しています。子供が喜ぶ折り紙のコマなどもあり、気軽に立ち寄れて一休みすることができます。松前漬は店舗や家ごとに少しずつ作り方が違い、いろいろな味わいを楽しむことができるので、松前城下町を巡ってお気に入りの松前漬を見つけてみるのも松前観光の楽しみの一つですよ!

藩政時代の松前がぎっしり詰まった、松前藩屋敷。ぜひ訪れ、体験して、松前の魅力にどっぷり浸かってくださいね!

松前藩屋敷の基本情報

住所:北海道松前郡松前町字西館68
電話番号:0139-43-2439
アクセス:道の駅 北前船松前から車で約10分
開館日:4月上旬~10月末 9:00~17:00(最終入館16:30)

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

関連MEMO

北海道松前藩観光奉行(外部リンク)

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