「フルダイブRPG」インタビュー第1回:山下大輝(結城宏役)「これは(いい意味で)“頭おかしい”がほめ言葉になる作品です」

「フルダイブRPG」インタビュー第1回:山下大輝(結城宏役)「これは(いい意味で)“頭おかしい”がほめ言葉になる作品です」

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  • 更新日:2021/04/08
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TVアニメ「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲ―だったら」より (C)土日月・株式会社KADOKAWA刊/究極進化した製作委員会

4月7日から放送が始まったTVアニメ「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」(以下「フルダイブRPG」)。土日月さんによる小説を原作とした本作は、リアルを極めたおかげでとんでもないクソゲーになってしまったフルダイブRPG「極・クエスト」(以下「キワクエ」)の世界で、男子高校生の結城宏ことヒロが悪戦苦闘し続けるコメディ作品です。WebNewtypeではそんなアニメに出演するキャストにリレーインタビューを実施。初回は、結城宏役の山下大輝さんにヒロや本作の魅力について語っていただきました。

山下大輝が演じる結城宏(ヒロ)

――ついに第1話が放送されましたが、まずはヒロをどういうキャラクターをどう捉えて演じたか教えてください。

山下 「普通の高校生」と紹介されることがありますが、僕として全然そんなことはないと思っています(笑)。ヒロは負けん気が強くて頑固なところがあって、そしてすごく優しい。だから本当は無視していいような場面でも律儀にツッコむし、この後の話数ではもっと激しく、時には丁寧にツッコむような場面もあります。彼は優しい子なんです。ちょっとヤバイところもあるかもだけど(笑)。

――ヒロは過去の挫折の影響か、少し影もありますよね。

山下 そこは意識して演じています。最初のテスト段階ではニュートラルに演じていたんですけど、「現実とゲームで温度差が欲しい」という話をいただいたんです。それで現実世界では他人に壁を作っていて本心では生きていないけど、ゲームではイキイキとした本来のヒロという風に変化を付けました。

――ヒロはツッコミ続きで大変そうですね。

山下 いや、楽しかったですよ。叫ぶの大好きなんで、すっごいエンジョイさせて頂きました!(笑) ただ「そこにツッコむの!?」「そこだけじゃないだろ!」と僕がヒロにツッコみたい場面も多々ありました。ヒロとしてと山下としてのツッコミたいところの違いが難しくもあり楽しかったです。

――これまで山下さんが演じてきた数々のキャラクターの中でも、ここまでツッコミ回数が多いのは珍しいのでは。

山下 そうですね。これまでもいろんなキャラクターとしてツッコんできたので、当初はそこで培ってきたレパートリーをアレンジしながら使おうかなと思っていました。でもヒロは意外とストレートなスタンダードなツッコミが多いんです。周囲のキャラクターがぶっ飛び過ぎているぶん、ヒロはまともなほうがバランスがよくなるんです。だからあまり小賢しいことはせず、ドーン!ドーン!ドーン!と勢いよく景気良くツッコんでいます。

――ツッコミは何か観て研究されていますか?

山下 お笑い、特にお芝居の中でツッコミをするコントは影響を受けているかもしれません。東京03さんやさまぁ~ずさん、あとダウンタウンさんのコントなどが好きなので。

――では原作や台本を読まれて、本作のどんなところに魅力を感じましたか?

山下 まともなキャラクターがヒロくらいしかいないところでしょうか。どのキャラも一癖も二癖もありますよね。もうヒロもまともなのか分からなくなってきました笑

――アリシアなんて初めてビジュアルを見た時は「ファイルーズあいさんってこういう普通のキャラもやるんだ」と思ったんですが……。

山下 「ああ、やっぱりファイルーズさんのキャラだ……」となる1話でした(笑)。玲於奈もミザリサも頭がおかしいですし。

――そこまで仰いますか。

山下 「(いい意味で)頭おかしい」がほめ言葉になるくらいの作品でしょう、「フルダイブ」は(笑)。異世界に転生したりゲームの中に入ったりしてチート級の力を使うというアニメは何作もありますけど、その真逆を行ってるような作品ですから。ヒロは絶対に「俺TUEEEE」とならないから新鮮だし、攻めてるところも面白いです。

――そんなギャグパートと、たまにあるシリアスパートのギャップも本作の魅力であり、演じる側にとっては大変なところかなと感じました。

山下 逆に「ここからはシリアスだ」「ここからはギャグだ」と切り替えやすかったです。むしろ同じテンション感でずっとツッコみ続けるほうが大変でした。その中でツッコミのグラデーションを付けるのが難しいので。

――なるほど。では、今後視聴者にこの「フルダイブRPG」のどういった部分を楽しんでほしいですか?

山下 「キワクエ」は本当にリアルを追求したクソゲーです。今後もそこら中にクソゲー要素が散りばめられているので、みなさんにヒロと共にそのクソゲー要素を回収する作業を楽しんでほしいです。

――ところで1話放送時点ではまだ流れていませんが、本作のヒロイン4人が歌うエンディングテーマ「キスイダ!」についての話を聞かせてください。山下さんはすでに聴かれましたか?

山下 はい。ヒロイン達が猫をかぶっていて、かわいさ成分がマシマシでした。「大大大大好き♪」なんて、「そんなセリフ、本編で1回も言ったことないだろ!」とツッコミたい(笑)。アリシアのやばさなんかも散りばめられていますが、それでも全体的にすごくヒロイン然していてこれから聴くであろう方々には「騙されるなよ」と伝えたいです。

――「キスイダ!」のCDには、同じ曲を別の歌詞とアレンジで山下さんが歌われている曲「キライダ!」も収録されるそうですね。

山下 はい。そちらを最初に聴いていたので、「キスイダ!」を聴いたときは余計に「全然違うじゃねーか!」と思いました。

――「キライダ!」も「キスイダ!」同様、セリフが多いのでしょうか?

山下 ツッコミと絶叫ががたくさん入っています。もう12話分のツッコミが入っているくらいの勢いで、それをひとりでやりました。だから「キスイダ!」は4分割で羨ましいです(笑)。

――収録も大変だったのでは。

山下 ずっと叫んでいて、最後のほうはもう息切れしてメロディーとか無視して歌じゃなくなってるんですけど、「面白いのでOKです」ということでした。どんな仕上がりになっているか楽しみです。

――リリースを期待しております。それでは少し本編から離れた話を伺います。山下さんはゲームにどれくらい親しみがありますか?

山下 昔から今までずっと遊んでいます。好きなジャンルは主人公に感情移入して物語や冒険に没頭できるRPGなんですけど、今になって思うと昔からお芝居みたいな観点でも楽しんでいたのかもしれません。ただ最近のゲームは声が付いていることが多く、知っている人の声が聞こえてきて現実に戻されてしまうのが難点で。これは“声優あるある”だと思います(笑)。

――最初にプレイしたゲームは何でしょう?

山下 一番古い記憶にあるのはファミコンの「くにおくんのドッジボールだよ全員集合!」です。親戚のおじさんがゲームを持っていて、遊びに行くと兄と一緒にずっとプレイしていました。

――ではこれまででもっともハマったゲームは?

山下 ハマったものがあり過ぎて一番を挙げるのは難しいけど……最近だとNintendo Switchの「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」です。あれこそ自分がリンクになって世界を冒険する感があって、久々にゲームにハマりました。1000時間はプレイしたと思います。

――1000時間!? さすがにプレイし過ぎでは……?

山下 「キワクエ」とは真逆の、本当に滅茶苦茶いいゲームですから(笑)。

――では次に最近「クソゲー!」と感じたことを教えてください。

山下 某出前サービスを使ってハズレだったことです。ズタボロの雑巾みたいな、“ローストされ過ぎビーフ”が届いてショックでした。

――それはシンプルに「クソゲー!」感がありますね。最後にリレー質問を伺います。「キワクエ」でヒロに与えられた「親友殺し(ベストフレンド・キラー)」のような称号を、如月玲於奈役の竹達彩奈さんに与えてください。

山下 なんだろうな……「最近糖質を抜いてると聞きましたが、糖質を抜かない仲間が欲しいなと思っています。ずっと四六時中お肉を食べててください。よろしくお願いします」とか?

――称号じゃなくお願いになってますが(笑)。

山下 「糖質を絶対に抜くんじゃない!」という切実なお願いです!

――かしこまりました、竹達さんにお伝えします。本日はありがとうございました。

【取材・文:はるのおと】

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