「会社を辞める」と決めたらまず何をする? 副業→独立ルートのために知っておきたいこと

「会社を辞める」と決めたらまず何をする? 副業→独立ルートのために知っておきたいこと

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2021/01/13
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『知識経験ゼロからの フリーランス働き方相談所』(岡久、MonAmie/自由国民社)

リモートワークをきっかけに、副業や独立を考えはじめた人は多いのではないか。浮いた通勤時間で副業にチャレンジし、軌道に乗ったら独立する――。そんなキャリアの描き方が、かつてよりぐんと現実的になった。しかし、いざ踏み込もうとすると不安もある。黙っていても仕事が振られる会社員とは異なり、フリーはいつも仕事があるとは限らない。また、税金の処理も自分で行わなければならず、お金の知識も欠かせなくなる。

本稿で紹介する『知識経験ゼロからの フリーランス働き方相談所』(岡久、MonAmie/自由国民社)は、自らも本業の傍らイラストやグッズ制作で稼いでいる著者が、フリーランスのよくある悩みに答える。内容は、フリーでの仕事の受け方や、必ずぶつかる税金の問題など。副業や独立で会社以外からの収入を考えている方は、本書でぜひその実態を知ってほしい。

フリーランスの仕事はどうすれば増える?

どうすれば安定して仕事がもらえるか。会社を飛び出したフリーランスが最初にぶつかる問題だ。もともとのコネを使えればいいが、取引先をいちから開拓するのはそう簡単ではない。早いレスポンスや、相手の期待を超えるアウトプットなど、会社員でも大切なことは引き続き重要になる。そのうえで気を付けたいのは、市場とのマッチだ。

起業でありがちな失敗パターンがあるという。理想を求めて会社を作った結果、市場や顧客のニーズを掴めず仕事が集まらないケースだ。副業でも「自分の好きなことでお金を稼ごう」と考えると、実際にはあまり需要がなく、高い報酬を得られないことがある。会社を出たときにこそ、市場が何を求めているかは強く意識しておこう。

「会社を辞める」と決意したらやるべきこと

副業が軌道に乗り始めたら、「会社を辞める」という選択肢が出てくる。いざ、「辞める」ことを決意した後は、何をすればいいのか。本書によれば、まずは会社への報告だ。タイミングは、なるべく1カ月以上前が望ましい(一般的な会社の就業規則には、1カ月前までには退社を申し出るよう書かれている)。民法上は2週間前でもOKだが、引継ぎや代わりの人材の用意、訴えられるリスクを考えると、1カ月以上前が望ましいだろう。

退職してから注意したいのは、年金や保険だ。退職日を過ぎたら、まず社会保険と健康保険から抜けることになる。これは会社がやってくれるが、その後の国民健康保険と国民年金への加入は自分でやらなくてはならない。国民健康保険は、印鑑や身分証明書、マイナンバー、社会保険から抜けた証明書などを持ち、自分の市区町村役所で手続きをする。注意すべきは、保険料の計算方法だ。国民健康保険の保険料は、前年の所得から計算される。つまり、フリーになった年も、前年の会社員時代の所得から保険料が決まるのだ。思わぬ落とし穴にならないよう気を付けよう。

本書では他にも、フリーランスが知っておくべき経費の話や、取引先からお金を払ってもらえないときの対処法などが載っている。会社では、わからないことは先輩が丁寧に教えてくれる。だが、フリーには手取り足取り教えてくれる先輩はいない。自分で情報を取りに行かなければ、さまざまな場面で損をしてしまう。著者たちは、私たちより先にフリーの世界に飛び込み、ときに厳しい経験もしてきた。そんな“先輩”の経験談は、新人フリーランスにとっては宝の山だ。

文=中川凌

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