
毛先は外ハネ、サイドはフワッとした韓国風「くびれヘア」が大人気になっています。髪がペタンとしたりクセが強い大人世代にとってはスタイリングに戸惑う髪型でもあります。髪に悩みがあってもヘアアイロンを使えば、簡単にシルエットが完成するんです。40~50代に根強い人気のクルクルドライヤー派の人でも、基本のスタイリング法は同じ! 誰でも簡単にくびれヘアが叶うテクニックを紹介します。
いつものスタイルがあか抜ける 韓国風「くびれヘア」作り方
1
耳前の毛束はアイロンを縦に持って
中間部分だけ外巻きに1回転する

アイロンは中間部分だけ1回転が基本のルール。ついクルクルと巻きがちな人も、真ん中から挟んで外(リバース)に1回転だけしたら、毛先に滑らせて抜きます。左右それぞれ行いましょう。
2
毛先はすべて外ハネに巻く

サイド&バックの毛先を外ハネに巻きます。アイロンを寝かせた状態で毛束を挟み、半回転~1回転、バランスを見ながら調整を。
3
前髪は根元側から挟んですべらせ、
毛先だけカールさせる

前髪がストレート過ぎるとアンバランスになってしまうので、アイロンを使ってJカール程度の大きなカールをクセ付けます。
4
左右で分けて顔まわりの毛束になじませる

分け目に合わせて左右それぞれに流します。顔まわりの毛となじむように流すと今っぽく仕上がります。
完成!

巻き方指導・MARIAさん(EMMA GINZA)
サイドと毛先、ポイントを2ヵ所に絞った巻き髪は、面がきれいに整ってツヤツヤに仕上がるもの特徴。前髪を自然に分けて額周りに空間を与えると、全体のシルエットに抜け感が出るので、巻き髪でもこってりした印象になりません。
ボブでも「くびれヘア」がキマる プラスαのワザ! 「トップが潰れやすい人はカーラーを使うと便利です」
レイヤーヘアは他のヘアに比べてトップがふんわりしているとより素敵に。エイジング毛や軟毛など、ドライだけでは根元が立ちにくい人は、大きめのマジックカーラーを使うと、自然なふんわり感が簡単につくることができます。
1
トップの毛束を真上に引き上げながら
大きめのマジックカーラーを巻く

トップが潰れる人は、つむじ周辺の毛束にビックサイズのマジックカーラーをまきつけます。その後、ドライヤーで熱を当ててそのまま冷めるまで放置しましょう。
2
顔まわりと毛先は、
アイロンやブローで外ハネに

カラーを巻いた状態で耳前の毛束をリバースに、毛先全体は外ハネにクセをつけます。
完成!

巻き方指導・久住桃子さん(BEAUTRIUM南青山)
くびれレイヤーは、トップがふんわりすることでよりバランス力が高まって、小顔効果もアップします。
くびれレイヤーは巻く工程が少ないので気軽にできる点も魅力。アイロンに対する苦手意識がある人でも簡単にできて、一日中崩れにくいのでぜひ真似してみて下さい。
Salon data ・EMMA GINZA東京都中央区銀座2-10-11 マロニエ通り銀座館7F
tel. 03-6264-1134
・BEAUTRIUM 南青山東京都港区南青山5-3-5ミルロッシュビル2F
tel. 03-5485-2771
撮影/古谷利幸
取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
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小澤 佐知子