『極主夫道』古川雄大、演じる天然警察官に「冷静に見ると一番の悪人。一番ツッコむべき人(笑)」

『極主夫道』古川雄大、演じる天然警察官に「冷静に見ると一番の悪人。一番ツッコむべき人(笑)」

  • テレビドガッチ
  • 更新日:2020/11/20
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『極主夫道』古川雄大、演じる天然警察官に「冷静に見ると一番の悪人。一番ツッコむべき人(笑)」

玉木宏さんが主演を務める日曜ドラマ『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週日曜22:30~)の第7話が11月22日に放送されます。

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裏社会に数々の伝説を残した最凶の極道“不死身の龍(玉木)”が極道から足を洗い、専業主夫の道を歩む日常をコミカルに描く本作。龍が暮らす街の安全を守る警察官・酒井タツキを演じているのが、ミュージカル界のプリンスとして華麗な経歴を持つ古川雄大さんです。

舞台では容姿端麗でスマートな役を演じることが多く、“完璧”なパブリックイメージがある古川さんですが、酒井は少し天然で早とちりな一面もある青年。時には物語の方向性を左右する動きを見せる彼を、どんな思いで演じているのか? 古川さんにお話を聞きました。

――酒井を演じてみての感想を教えてください。

酒井は龍さんがいる街に新しく赴任してきた警察官で、情熱はすごくあるんですけど、どこか臆病で弱虫な部分があって、とにかく純粋なんです。だから物事を大げさに捉えて周りを巻き込んでしまい、物語をどんどん悪い方向に進めてしまうキャラクターだなって思っています(笑)。安井順平さん演じる佐渡島(さどしま)さんと、いいコンビでやらせていただいていますが、いつも“さどじま”さんと言い間違えていて、それは「最終回まで言い間違えよう」という話になっています(笑)。

コメディは舞台で1度やったことがある程度で、なかなか携わる機会がありませんでした。もともとお笑いが好きなので、コメディに挑戦したい思いはありつつも、映像ともなると、どういう感じになるのか不安な部分もあって……。でも、『極主夫道』の現場は、とにかくやりやすい空気で、多分そこまで面白いことはやっていないんですけど、監督を含めたスタッフの皆さんがテストから大笑いしてくれます(笑)。笑いを作りやすい空気にしてくださるので、すごく楽しみながら撮影させていただいていますね。

――監督は古川さん演じる酒井に関して何とおっしゃっていましたか?

原作には警察官が出てくるんですが、酒井自体はドラマオリジナルキャラということで、“どう演じたらいいんだろう”とすごく不安だったんですけど、衣装合わせのときに監督から「ドラマ版の警察官である酒井として愛されるキャラクターになってほしい」とおっしゃっていただきました。でも、冷静に見ると本当の悪人なのかもしれません。この人のせいで、いろんな歯車が狂っていくので、一番ツッコむべきは、この人なんです(笑)。

――警察官の衣装を着てみると気持ちも変わるものですか?

変わりました。現場から現場への移動をするときに、警察官の衣装のまま向かうことがあったんですけど、普通の格好のときとは何か違いました。パトロールしている気分にもなったので、衣装から得られるパワーは大きいと思いましたし、不思議な気持ちになりました(笑)。

――共演している竹中直人さんのアドリブがすごいとお聞きしました。コメディをやる中で、面白かったことや難しかったことを教えてください。

竹中さんはすごくフラットでいらっしゃる方です。どうとでも対応できるし、いろんな引き出しがあるなって思います。毎回いろんな演技をされる中で、振り回されてはいるんですけど、それが酒井っぽくて、いいふうに映ってくれていればなと。竹中さんだけではなくて、スペシャリストの方が揃っていて、玉木さんもシュッとしていながら、毎回“こんなことをやられるんだ”っていろんな攻撃がくるので(笑)、そういったものが刺激になっています。

あと、佐渡島さんがいろんなことに挑戦するから、どこかで“俺も頑張らなきゃな”って何回か挑戦したことがあったんですけど、“違うな”って思いました。酒井は狙いにいっちゃダメな役だなって。とにかく、いろんなありえないことを信じて、変な方向に進むんですけど、それを“マジ”で捉えるのが酒井なんだなって思ったので、攻めたのを後悔しました。

――(笑)。

ただその範囲の中で攻めようとはしています。あえて狙いにいくことはせず、“ド”ピュアに向かうことを徹底しています。

――じつは“ここがアドリブだった”というシーンはありますか?

そもそも「さどじま・さどしま」の間違いも、僕が本当に“さどじま”だと思っていたからなんです。「“さどしま”ですね」って教えてもらっているところを、安井さんが「一回間違えてみようか」って。そこで、本当に本番で間違えたら、安井さんがボソッと「“さどしま”だよ」ってハケるシーンが生まれました。

――そんな安井さんは芸人さんとしても活躍された方です。コメディを演じる上で勉強になる点もあるのではないでしょうか。

“このシーンはどうあれば、もっと面白くなるのか?”と常に考えていらっしゃる方で、監督に「こういうのはどうですか?」と提案もされるところを拝見しているので、笑いに関する探究心がすごいなと思いました。人見知りらしいんですけど、そんなことを感じないくらいすごく話しかけてくださって、バディを組む仲間として関係性を作ろうとしてくださるんです。僕も人見知りなので分かるんですけど、人見知りがそうやって動くことってすごく大変。なので、そういった姿勢はさすがだなって思いました。

あと対応力がすごいなと思います。ひとつのことでもいろんな角度からボケられますし、竹中さんとの関係性の築き方もめちゃくちゃ早くて、会って2回目くらいでイジられるようになっていました(笑)。

――もともとミュージカル界ではプリンスとして称されていて、最近では映像界でも注目を浴びていらっしゃいますが、今回の作品に関して周囲の反響はいかがですか?

ファンの方はミュージカルを観てきてくれた方が多くて、いわゆる王子様的な役をいっぱいやってきた人が、NHK連続テレビ小説『エール』でミュージックティーチャー(御手洗清太郎役)をやったり、今回の酒井のような警察官をやったり、舞台では見られない役柄を演じているので、喜んでくださっている方が多いと思います。僕の俳優の友だちにも、漫画「極主夫道」のファンがいて「頑張ってね!」「見たよ。良かったよ」って言ってくれました……まぁ、でも(声をかけてくれたのは)2人なんです。そもそも友だちが少ないんで(笑)。

――YouTube日テレ公式チャンネルにて、古川さんがキャラクターを紹介する歌を歌っていらっしゃいますよね。ユニークな歌詞なのに、歌声が真剣でコミカルに聴こえました。

耳馴染みのあるメロディではあるんですけど、歌ってみると意外と難しかったので、真剣に歌わせていただきました(笑)。そこをあえて狙わず、真剣に面白いことをやるのも酒井っぽいなとは思います。でもこれは、企画した方の力が大きくて、面白い内容、面白いメロディはもちろん「ここをもうちょっとこうしてください」とか、ストイックに突き詰めて作ったので、いいものになりました。

――第7話は酒井の活躍回になると思いますが、見どころを教えてください。

誰にでも特別に好きなものってあると思うんですけど、それが酒井にとっては、アニメ『ネオポリスガール』。彼は高価なフィギュアを買うためにお金を貯めるんですけど、龍さんが美久さん(川口春奈)の大切にしていた『ネオポリスガール』のフィギュアを壊しちゃって……。お互い同じものを欲しい中で友情が芽生える話なんですけど、そこからの展開が、すごくドラマティックです。

――玉木さんとの共演シーンも多くありそうですね。思い出に残っているエピソードはありますか?

もともと歌もやられていましたし、ミュージカルにも興味がおありだそうで、合間にミュージカルトークをしたのが新鮮でした。あと、特に7話は振り切る場面が多くて、ちょくちょく出てくるアドリブが面白いですし、龍さんの“振り切り”を間近で見させていただいて、さすがだなと思いました。

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(取材・撮影:浜瀬将樹)

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