「俺はキレイごとが大嫌いなんだ!!」ゆきぽよ事務所社長が退所トラブルで所属タレントに損害賠償7000万円請求

「俺はキレイごとが大嫌いなんだ!!」ゆきぽよ事務所社長が退所トラブルで所属タレントに損害賠償7000万円請求

  • 文春オンライン
  • 更新日:2021/06/10

人気タレント・“ゆきぽよ”こと木村有希(24)の所属事務所である「デルタパートナーズ」が、所属タレントのA子さん(29)と、彼女の退所を巡ってトラブルとなり、A子さんに対して約7000万円にも及ぶ損害賠償請求をしていたことが「文春オンライン」特集班の取材でわかった。

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A子さんは「辞めたいと伝えたのに事務所は辞めさせてくれなかった。賠償金についても全くの言いがかり、私は3カ月しか活動していない。これまでも社長から恫喝めいたモラハラ、嫌がらせを受けていた」と涙ながらに肩を落とした。(全2回の1回目/続きを読む)

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事務所HPに掲載されたA子さんのプロフィール写真(現在は削除)

ゆきぽよは小泉社長と関係各所へ“謝罪行脚”

ゆきぽよといえば、今年1月、「週刊文春」(1月28日号)で過去に親交があった男性がコカインの使用容疑で逮捕され、ゆきぽよ自身も薬物検査を受けていたことが報じられた。ゆきぽよは報道後、所属事務所社長の小泉宗弘氏(46)と共に関係各所への“謝罪行脚”を行った。

「この手の報道はタレントにとって活動の進退に関わる大事故です。しかし、彼女の場合、小泉社長が必死に関係各所を回り、スポーツ新聞各社に『謝罪の場を作ります』と頭を下げ、火消しに走ったこともあり、首の皮一枚つながりました。3月25日に行った『RIZAP』のイベントの際に、ダイエットをして4.6キロ痩せた彼女のプロモーションも兼ねた“謝罪会見”を行わせました。

ゆきぽよは『2カ月、自分と向き合い、心と体を整えました。ファン、関係者の皆様への感謝が強くなりました。このお仕事で恩返ししたい。このお仕事が、大好きなんだと、すごく思いました。新しく生まれ変わった、ゆきぽよを、どうぞよろしくお願いします』と、涙ながらに語り、再出発を誓いました。

これで禊を無事済ませたゆきぽよは、今ではインスタに何か投稿をすれば、連日ネットニュースで話題になるほどの人気です。5月25日には写真集『はじめまして。』(光文社)を発売。同写真集は6月7日付の『オリコン週間BOOKランキング』ジャンル別『写真集』で8位にランクイン。復活の兆しをみせている」(スポーツ紙記者)

ゆきぽよの大恩人である事務所社長の小泉氏。5月5日には「東スポWeb」で「窮地のゆきぽよ支えた事務所社長 2人で『何でもやります』ドサ回り」という記事が掲載され、改めて社長の手腕にスポットが当たった。

小泉氏はギャルたちの間では伝説の“パラパラ社長”

小泉氏は早稲田大学出身、渋谷のギャルたちの間では伝説となった“パラパラ社長”だ。

「2000年前後のガングロ、パラパラブームの際、素肌のうえに直接白スーツを着たままでパラパラを踊って脚光を浴び、”こいちゃん”の愛称で親しまれました。その後はイベントオーガナイザーとしてエイベックスと共にギャルサーブームを仕掛け、全国のギャルを相手にクラブでパラパライベントを開催。ギャルが出演するテレビ番組のコーディネートも手がけてきました。ギャルブームが衰退してからは、アイドルのプロデュースを並行して手掛けたものの泣かず飛ばず。そんな時に出てきたのが、ゆきぽよで、彼女は小泉社長にとって唯一無二のヒットタレントでした」(プロダクション関係者)

出会いは単発モデルのオーディション会場

そんな小泉社長とプロの若手油彩画家として活動していたA子さんが出会ったのは昨年3月末。ウィッグモデルのオーディション会場でのことだった。

A子さん本人が明かす。

「私はまだ画家としても新参者で、副業でレースクイーンやモデルなどをしており、その縁でモデルオーディションに参加しました。最終審査に合格した後にお会いしたのがオーディションを主催した小泉社長でした。ゆきぽよちゃんを売り出した社長さんだと周囲の方から紹介を受けました」

ブランドスーツに細身のネクタイ姿で会場に現れた小泉氏は、A子さんのプロフィールに目をつけたという。

「ウィッグモデルの単発モデルオーディションだったのですが、私が画家で東京藝大の大学院を卒業していることに関心を持ってくださり、『俺も絵が好きなんだ』って。ラッセンの絵の話をしてきて、そのまま『モデルだけでなく絵の仕事もしよう』って勧誘されたんです。マネージャー的な立場として社長の後輩にあたるYさんも紹介され、あれよあれよという間に私の“絵画プロジェクト”が進んでいきました。社長は私を有名画家に育て上げ、自分は有名画家を育てたプロデューサーとして『先生』と呼ばれたい、なんて話をしていました」(同前)

契約書にサインしたのがすべての間違いだった

小泉氏がA子さんの“絵画プロジェクト”をたちあげたのは新型コロナウイルスが蔓延し、1度目の緊急事態宣言が発令された昨年4月のこと。小泉氏はコロナをテーマにした絵画作品を描くことをA子さんに要求した。A子さんは期待にこたえようと作品制作に没頭したという。

「連日深夜に、社長やYさんから引っ切り無しに電話がかかってきて社長の夢物語のような話を聞かされたり、作品に対しての意見を言われたのですが、2人とも絵画の知識がなく、無理難題が多かった。ある時はiPhoneの待ち受けにあるような、宇宙から見た地球の画を見せられ、『こういうのを描くべきだ』とリクエストされました。それもいい機会かと自分に言い聞かせ、頑張って描きあげました。

5月ごろ『プロジェクトをすすめる上で専属契約がしたい』と小泉社長にいわれ、契約書を作成することになりました。でも、その契約書にサインをしてしまったのが全ての間違いでした」(同前)

「契約は来年から」と口約束で言われたが……

小泉氏は契約書を2部用意していたが、A子さんの手元に契約書は渡されなかった。

「契約期間は3年、契約終了後2年は同業他社への移籍を禁止することが書かれていました。契約開始の期間は空欄だったと記憶しています。既に決まっていた画家としての仕事や個展の開催などについては、契約書に拘束されるものではなく、『好きにやっていい』『契約は来年度から』と口約束で決まり、サインをしました。契約書にサインをした後、社長は『次の仕事があるから』と契約書を2部とも持っていってしまいました。後日、『1部は私が保管したいです』と伝えたのですが、結局渡してくれなかった」(同前)

小泉氏に対し、徐々に不信感を抱いていったA子さん。その不満が爆発したのが、翌月の6月23日、六本木のカフェで行われた小泉氏、Y氏との打ち合わせの場でのことだった。

4時間もカフェで罵倒され「俺は絵なんて本当は興味ないんだ」

「当時、社長は週に1度、私に『宿題』を出していました。その多くが『どうすれば私が画家として売れるか考えよう』といった自己啓発的な内容で、その答えを考えて、レポートとして提出するよう言われていました。

でも、それまで私は絵を描くことがメインで営業的なことは画商さんがやってくれていたので、何をどうすればいいか、わかりませんでした。それでも、ない知恵を絞り、自分なりに考えてレポートを提出した。

しかし、レポートを読んだ小泉社長は、納得がいかなかったようで、『考えが甘い』と、もの凄い剣幕で延々と怒られました。普通に怒られるなら認識が甘い私にも非があると思います。ただ社長の怒り方というのが酷かった。カフェの店中に響き渡るくらいの怒鳴り声で、私のすべてを否定し、罵倒し続けました。傍らにはYさんがいたのですが、Yさんは社長の怒りを鎮めるでもなく、むしろ社長を持ち上げ続けていました」(同前)

約4時間、カフェで小泉氏から説教を受けたA子さんは、ついには恐怖のあまり涙を流した。小泉氏から「オマエなんて画家にもタレントにもなれねえよ」と罵られた際、ついにそれまで何とか保っていた小泉氏との“信頼の糸”が切れたという。

「芸能界のことならともかく、絵画を知らない社長にそこまで言われることがショックでした。小泉社長からは『将来売れたらどうしたい?』とも聞かれました。私は『動物保護や弱い人への支援をしたい』と答えました。そうしたら、『お前みたいな善人ぶってるヤツが一番嫌いなんだよ。俺は絵なんて本当は興味ないんだ』と吐き捨てるように言われ、この人にはついていけないと思いました。

連日の電話に恐怖で固まり「適応障害」と診断された

それからは社長から何をいわれても、反応することができなくなり、7月にマネージャーのYさんに『事務所を辞めたい』と伝えました。でも、なかなか辞めさせてもらえなった。Yさんには何を言っても無駄でした。Yさんや社長から電話が連日のようにかかってきました。電話が鳴ると、私の身体は恐怖で固まり、ついには外にも出られない状態になりました」(同前)

精神科へ通うようになったA子さんは7月には「適応障害」と診断され、診断書ももらっている。最後にY氏に勇気を振り絞って連絡をし、「契約を無効にしてほしい」と伝えた後、周囲の助言から小泉社長やY氏との連絡を断った。だが、それから3カ月後、A子さんの元へ、「6800万の損害賠償を求める通知書」が届き、A子さんは小泉社長からさらなる”追い込み”をかけられることとなった。

♯2へつづく)

「オニ電されて個展会場を潰された」ゆきぽよ事務所社長が所属タレントに損害賠償7000万円請求へ続く

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

「文春オンライン」特集班

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