突然の電話で夫が「凍りついたような顔」をした?出会いから10日足らずで結婚した“不安感”

突然の電話で夫が「凍りついたような顔」をした?出会いから10日足らずで結婚した“不安感”

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  • 更新日:2022/11/25
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初デートで「別人」とデートして意気投合、そのまま10日足らずでスピード婚した関係ならではの不安について30代の女性が語ってくれた。

結婚後、夫や妻の独身時代の恋愛が気になることはあるかもしれない。通常は日常生活にとりまぎれ、また、信頼関係が積み重なっていくため、不安は薄れていくはず。ところがもし、夫の元カノから頻繁に連絡があるとしたら、心穏やかではいられないだろう。

ある日突然、電話がかかってきた

結婚して1年半後、夫と生後半年の娘とリビングにいるとき、夫に突然かかってきた電話。そして画面を見て凍りついたような顔をした夫。あのときのことが今も忘れられないとカナさん(36歳)は言う。

「夫とは1年半ほど前に妙な出会い方をしたんです。私、マッチングアプリをしていて、その日が相手と初デートだった。待ち合わせ場所に行ったら彼がいて。写真とちょっと違うなと思ったけど、私も少し加工した写真を送っていたので相手もそうなのかな、と。

それでお待たせしましたと近づいていったんです。彼のほうも『初めまして』って。

そこからカフェに移動してあれこれしゃべっていたら、違う人かもと思い始めたんです。私がそう言ったら、彼が驚きながらも笑い出した。

『さっきから僕も変だなとは思っていました』って。でも言い出せなかったんですって。意外と話があうので、もうちょっと話しませんかということになって」

結局、お互いにデートするはずだった相手には『行けなくなった』と連絡し、その日は夕食をともにした。翌日もその翌日も、コロナ禍だったのに5日連続でデートした。

「6日目に彼のマンションに行き、ひとり暮らしの部屋に帰りたくないと言ったら、ここに越してきたらと言われて。越す前日に彼のご両親に会い、越した翌日にうちはもう母がいないので父に会わせました。そしてその翌日には婚姻届を出していました」

お互いにほとんど相手のことを知らないのに、10日足らずで結婚してしまったのだ。とにかく惹かれたし、なによりそばにいたいと思った。そんなふうに思った男性は初めてだったとカナさんは言う。

「彼と私が一緒にいる空間が、なんとも居心地がいいんですよ。最初に彼の部屋に行ったときも、あ、ここは私がいることで完成されるはずだと思った。

そうしたら彼が、『カナちゃんは、最初からここに住んでいるみたいになじんでるね』と。同じことを思っていたんですよね。それで帰りたくないとなったんです」

新婚生活も、お互いの価値観をすりあわせなければならないようなことはほとんどなかった。食べ物の好みも大筋で一致、料理が大好きなカナさん、整理整頓は苦もなくこなす夫。理想的な組み合わせだった。

ただひとつ、同い年の彼の過去を自分はまったく知らない。それがカナさんには不安をもたらした。だが彼は「ゆっくり知っていけるよ。時間はたっぷりあるんだから」と鷹揚だった。

そして子どもが生まれ、日々忙しくしている中、その電話がかかってきたのだ。

元カノに会いにいく夫

「元カノからの電話だったんです」

夫は電話をもってリビングを出て行った。それまでそんなことはなかっただけに、カナさんは不安になった。母の不安が伝わったのか、娘がいきなり泣き出した。

「10分くらいたって夫がようやく戻ってきました。誰からと聞くと、昔の友だちって。でも明らかに様子がおかしいんですよ。隠し事はしないでほしいと言ったら、してないよって」

当時はふたりともリモートワークが多かった。翌日も在宅のはずだったのだが、夫は午後になって急に「会社から呼び出された」と出かけていった。

どう考えてもおかしい。カナさんは「耐えたり我慢したりできる性格ではない」ため、その夜遅く帰った夫を問い詰めた。

「すると夫は、20代半ばころ好きでたまらなかった彼女だ、と。ところが彼女の浮気がもとで関係がギクシャクして別れてしまった。彼女はその後、結婚したけどつい最近、離婚したらしく、いろいろ相談したいと電話をしてくるようになったと言うんです。

そんなの都合のいい男にされているだけじゃない、と怒ったんですが、彼女に『会って』と言われると断れないと。

そんなに好きなのかと愕然としたのですが、夫が言うには『大事な存在ではない。大事なのはカナちゃんと娘。オレの命に替えても守りたい。だけど彼女には吸い寄せられるように行ってしまうんだ』と。好きというより無条件に惹かれているんだろうと思います。

それと大事な私たちと、どっちがあなたにとって重要なのかと聞くと、家族に決まっているって。じゃあ、会わないでと言いました」

夫も何度かは断ったようだ。だがまた電話がかかってくる。そうするとふらふらと行ってしまう。肉体関係はない。ただ話しているだけ、一方的に相談されているだけだと夫は言うが、それがカナさんの気持ちをより不安定にさせる。

「いっそ、浮気だと開き直られたほうがいいかもしれない。大事なのは家族といいながら、誘われると断れないなんて、プライドのない男だと思ってしまう。そんな男を夫にしている私はどうなのと自分の価値観まで疑念がわいてきます」

頻繁にではないものの、2カ月に1度くらい夫は元カノと接点をもっているようだ。今度、元カノから連絡が来たら、うちに来いと言ってとカナさんは夫に話している。

「妻がどのくらい不快な思いをしているか、彼女はわかってない。懇々と言い聞かせてやりたいです」

会い続けるなら離婚だよと言ったとき、夫はぽろぽろと泣いた。そんなふうに流す涙があるのなら、「家族との喜怒哀楽のために、ともに涙を流してほしい」とカナさんは考えている。

亀山 早苗プロフィール

フリーライター。明治大学文学部卒業。男女の人間模様を中心に20年以上にわたって取材を重ね、女性の生き方についての問題提起を続けている。恋愛や結婚・離婚、性の問題、貧困、ひきこもりなど幅広く執筆。趣味はくまモンの追っかけ、落語、歌舞伎など古典芸能鑑賞。
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))

亀山 早苗(恋愛ガイド)

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