【関東大会展望】東海大相模、健大高崎、花咲徳栄など精鋭15チームが集結!初戦の見どころ、注目選手を徹底ガイド!

【関東大会展望】東海大相模、健大高崎、花咲徳栄など精鋭15チームが集結!初戦の見どころ、注目選手を徹底ガイド!

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  • 更新日:2017/10/17
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21日から開幕する第70回秋季関東地区高等学校野球大会の組み合わせが決まった。今年は野球が文化になっている神奈川県で開催だ。今年も精鋭15チームが集結。開幕から激戦を期待できる関東大会の見どころを紹介していきたい。

慶應義塾vs拓大紅陵の対決に注目!応援でも保土ヶ谷を盛り上げる!

栃木優勝の國學院栃木は、市立川越と対戦。水沢 龍太朗、宮海土、渡辺匠の3投手のリレーで勝ち上がってきた。強力な作新学院打線を抑えてきた。その3人を主将・大久保謙亮がうまくリードする展開である。打線では遊撃手・近藤翔真、中堅手。青木寿修の能力も高い。対戦する市立川越は準々決勝で浦和学院に完封勝ちしたように、投手力の高さがウリ。エース・太賀 龍丈は130キロ前後の速球、縦スライダーを武器にする好投手。浦和学院を完封した1年生左腕・和田光の二枚看板で勝負。打線も、大会後半からはロースコアの試合が続いたが、大会序盤では打ち勝つ試合も多く、打撃戦にも強い。強豪私学を破ってきた両チームの対決は接戦が期待できそうだ。

慶應義塾は、エース・生井 惇己は安定感抜群の左腕。しっかりとゲームメイクできる投手。ただ強力打線が相手となるとやや不安を覚える。その分、打線がカバーしなければならないが、俊足好打の遊撃手・宮尾 将、バットコントロールが素晴らしい左バッター・下山 悠介に加え、長打力のある右打者がそろい、機動力を絡めるのが強み。県大会では自分たちの能力を発揮したとは言い難いが、2009年以来の選抜出場は打線の奮起が握っているかもしれない。

対する千葉1位の拓大紅陵は県内屈指の破壊力を誇る打線がウリ。2回戦の東京学館船橋戦では、最大8点リードを逆転されながらも、13対12と壮絶な打撃戦を制し、準決勝では木更津総合投手陣を攻略し、延長12回にサヨナラ勝ち。そして決勝では中央学院の好投手・大谷 拓海を攻略し、頂点に立った。その強力打線のキーマンは、3番水島 滉陽と4番鈴木 貫太。水島は最短距離で振り抜くバットコントロール、大会2本塁打を打った長打力、俊足が魅力の左の中距離打者。鈴木は、恵まれた体格を生かした長打力がウリの右のスラッガー。ただ投手力に不安を抱えており、両チームの力関係を考えると、打撃戦が予想される。

またこの対決は応援にも注目。多彩なレパートリーと熱意ある応援で盛り上げる拓大紅陵、名曲・「烈火」など力強い応援で後押しする慶應義塾の対決はブラバンファンにとっても注目といえる。

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野村佑希(花咲徳栄)

明秀日立、健大高崎、花咲徳栄は、逸材野手がずらり

茨城1位の明秀学園日立は、細川 成也を兄に持つ細川 拓哉に注目だ。恵まれた体格から投げ込む直球は最速140キロを超え、打っても本塁打を量産。投打にパワフルな逸材として、来季のドラフト候補としてしっかりとアピールしたいところ。増田 陸も強打の1番打者。守備力も高く、大型遊撃手として今大会で評価を高めたい。対する山梨学院は下級生から活躍してきた3年生が抜けながらも戦力を維持。注目は高校通算10本塁打で、県大会準決勝でランニング本塁打を含む、3打数2安打4打点の活躍を見せた中尾 勇介。攻守でバランスが取れた強打の外野手。

そしてこのカードも注目だ。群馬1位の健大高崎と神奈川3位の桐光学園の対決は、かなりハイレベルな戦いが期待できそう。昨春の選抜メンバーが多い健大高崎は、関東大会を出場すれば、頭1つ抜けた学校として注目されていた。夏の群馬大会で5本塁打を放った山下 航汰、元プロ野球選手を父に持つ強打の外野手・髙山 遼太郎、巧打堅守の遊撃手・大越 弘太郎、コンタクト能力の高い打撃、俊足が光る今井 佑輔と野手の人材の豊富さは大会随一。投手力については、強豪校相手には不安を覚えるが、その分、強力打線と持ち味の機動力でカバーする。

対する桐光学園は、130キロ後半の速球を投げ込む右腕・谷村 然、リトル松井裕樹こと冨田 冬馬の1年生コンビのピッチングがカギ。打っては、主将で4番を打つ山田陸人がキーマン。コンパクトだが、フォロースルーが豪快なスイングで、力強い打球を飛ばす。谷村、富田の2人が抑え、山田を中心に打ち崩していきたいところだ。

花咲徳栄は、高校通算33本塁打の野村 佑希が投打の柱としてけん引。投げては最速143キロとスライダーを武器にする右腕だが、投球フォームはまだ上半身主導で、実戦力を欠くが、短いイニングなら任せられる。打者としては確実性だけではなく、走塁意欲もだいぶ高まっており、隙が無い選手へ成長している。野村の脇を固める打者たちのレベルも実に高く、試合運びは実にソツがない。甲子園優勝した財産はしっかりと生かされている。投手陣では右サイド齋藤 倖介の、本格派の中田優斗が県大会より成長した姿を見せていきたいところだ。対する中央学院は積極的な攻撃スタイルで、打ち崩すスタイル。打線のキーマンは県大会2本塁打の大谷 拓海、確実なスローイング、パンチ力ある打撃が光る強打の捕手・池田翔。大谷は、130キロ後半の速球と落差抜群のフォークのコンビネーションで勝負。ロースコアの勝負に持ち込んでいきたい。

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森下翔太(東海大相模)

神奈川1位の東海大相模は、神奈川勢としては4年ぶりの選抜を目指す

秋優勝の東海大甲府は、中学時代、最速143キロ右腕として知られた小野寺 瑞生が、一塁手に専念。県大会準決勝ではサヨナラ本塁打を打つなど勝負強い打撃を見せている。決勝戦ではリリーフとして登板しているが、投手としてアピールできるか、注目が集まる。強肩強打の捕手・山本將太、右腕・内藤圭介、大型左腕・渡部 雄大万波 中正と同じ東練馬シニアで、ともに騒がれた牧内 大斗とそうそうたる顔ぶれ。2016年夏から4季連続で、全国または関東を逃したうっぷんを見事にはらした。近年、関東大会の常連校となっている霞ヶ浦も総合力が高いチーム。長打力のある小儀 純也、攻守の要・鈴木 和樹が軸。投げては最速135キロ右腕・海野 京士郎などがいるが、絶対的な力量を持つ投手は不在で、継投策でしのぐこととなりそうだ。

秋準優勝の作新学院は、投げては130キロ後半の速球を投げ込む高山 陽成、強打の捕手・磯 一輝を軸に粘り強く勝ち上がってきた。対する関東学園大附は、県大会5試合中、3試合が1点差勝利した接戦に強いチーム。ショートストップ・中里壱成など好打者がそろう。

その勝者と対するのは、神奈川1位の東海大相模である。地元・神奈川として、なんとしても勝利して、選抜を確定したいところ。野球王国・神奈川だが、なんと2012年以降、神奈川勢はベスト4入りを逃しており、苦杯をなめている。それだけに今年の東海大相模に対する期待は高く、それに応えるだけのチーム力は備わっている。要注意の1、2番コンビの小松 勇輝山田 拓也、全国クラスの強打者で、県大会決勝まで高校通算37本塁打の森下 翔太など好打者、強打者が揃い、打線の破壊力は出場校中トップクラス。140キロ前後の速球、切れのある変化球をうまく出し入れする斎藤 礼二が決勝戦で死球を喰らい負傷退場。その状態が気がかりだが、復帰すれば、盤石な戦いを見せてくれるに違いない。

(文・河嶋 宗一

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