車いすバスケ日本代表 立岡ほたるさんは今 「しっかりレベルアップしていかないと!」

車いすバスケ日本代表 立岡ほたるさんは今 「しっかりレベルアップしていかないと!」

  • 日本海テレビ
  • 更新日:2022/06/23
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倉吉市出身の車いすバスケットボール日本代表・立岡ほたるさん。6月国体予選にも出場するなど、今後の活躍も期待される。ほたるさんが所属する岡山のチームが全国障害者スポーツ大会、中国四国ブロック予選会に出場。見事優勝し全国大会の切符を獲得した。

倉吉市出身の女子車いすバスケットボール日本代表・立岡ほたるさん。

6月国体予選にも出場するなど、今後の活躍も期待される。

ほたるさんの今を取材した。

◇◇

スピード感と迫力ある動きが魅力の車いすバスケットボール。

コートの中でひと際、存在感のある女性がいる。

倉吉市出身の車いすバスケットボール選手、立岡ほたるさん(25歳)だ。

ほたるさんは、19歳の時に車いすバスケと出会い、3年前(2019年)、タイで行われた世界選手権に25歳以下の日本代表として出場。

さらに、今年は、日本車いすバスケットボールの強化指定選手に選ばれ、2年後のパリパラリンピックへの出場が期待されている。

ほたるさんは今、ある病気と闘っている。

「多発性硬化症」。

免疫異常によって、運動障害や感覚障害を引き起こす進行性の難病。

ほたるさんの場合、下半身の麻痺や手足のしびれが…。

さらに、体温調節が難しいなどの症状がある。

ほたるさん:「最初はなんとかなるって思ってました。それが、何とかならない状況にあるっていうのを知った時は、もう本当に絶望したし、お先真っ暗って感じ。涙すら出なかった、ショック過ぎて。」

そんな時に出会ったのが、車いすバスケだった。

現在、岡山のチームに所属しているが、新型コロナの影響で思うように練習できず、鳥取市の体育館に通っている。

鳥取では、施設の職員に練習相手になってもらうことも…。

練習相手の職員:「めっちゃ疲れました。だいたい、(ほたるさん)一人で練習していることが多いので。手伝ったり、一緒にやったりしてるよね。」

ほたるさん:「あと、ノバリアに来た利用者を捕まえて、みんなでしたりとか。」

得点力不足を克服するため、この日も遅くまで練習に励んでいた。

◇◇

この日は、久しぶりの休日。

コートの上とは違う、穏やかな表情で過ごすほたるさんの姿があった。

日々、進行性の病と闘うほたるさん。

ここ数年間である変化が生まれたという。

ほたるさん:「固形物は全部食べられる、固形物しか食べない。」

これまでは、病気の影響で消化が難しかったため、スムージーやサンドイッチなど軽めの食事が中心だったが、6年かけて、固形物を食べられるようになった。

ほたるさん:「体の調子は、普通に体調も安定しているし、元気なことが多いです。」

難病と闘いながらも、明るく前向きなほたるさん。

2年後のパリパラリンピックへの出場も期待される中、今の目標は・・・。

ほたるさん:「私自身、パリを意識して、今、行動するとかっていうのではなくて、自分の今できることをまずはやって、どんな時も(日本代表に)選ばれるように、頑張っていこうかなと思います。」

◇◇

先のことは、考えず、目の前の一戦に向き合うと話す、ほたるさん。

6月5日、鳥取市で行われた全国障害者スポーツ大会、中国四国ブロック予選会。

ほたるさんにとって、岡山に移籍して初めての大会。

ほたるさん:「今日は、優勝できればいいなとは思ってますけど、あんまり、どうだろ、とりあえず楽しんで、できれば優勝したいって感じです。」

~チームメイトと楽しく会話する ほたるさん~

試合前も、ほたるさんは持ち前の笑顔と明るさで、チームを盛り上げる。

チームメイト:「いつも笑顔でプレーしてて、楽しそうにチームのムードも上げてくれるような存在ですね。」

チームメイト:「ほたるも入ってきて、ムードメーカーとして、若い子でみんな盛り上がって、楽しくやっているような感じなんで、いい感じにはなってきていると思います。」

新型コロナの影響で、試合は3年ぶり。

会場にはほたるさんの両親も駆け付けた。

Q:久々の試合ですか?

母・志代美さん:「そうですね。コロナになってから来てないから。」

中国四国地方の5チームで競うこの大会。

優勝したチームだけが、全国大会に出場できる。

~トーナメント初戦~

スターティングメンバーとしてコートに姿を見せるほたるさん。

コートで唯一の女性選手。

体格差があるなか、果敢に挑んでいくが、課題と話すシュートが思うように決まらない。

父・一夫さん:「タイミングが合って、シュートとか決めてくれると嬉しいけどね。」

~決勝戦~

そして迎えた決勝戦。

継続的に日本代表に選ばれるために超えないといけない壁。

この大会でシュートを決めるために日々、練習に打ち込んできた。

◇シュートを放つほたるさん◇

「バシュ!」

シュートが決まり、ようやく笑顔が出たほたるさん。

課題も残る試合となったが結果は、全勝優勝。

10月に栃木で行われる全国大会出場の切符を手に入れた。

ほたるさん:「男子はパワーも強いし、スピードも速いので、なかなか自分もついていくので、まだまだ精一杯なんですけど、これからその辺もしっかりレベルアップしていかないとなと思いました。」

一歩一歩、着実に成長し、さらなる活躍を・・・

今後も飛躍するほたるさんに注目だ。

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