
法人税などおよそ5100万円を脱税した罪に問われている不動産会社の代表に対して、東京地裁は懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。この代表は、7年前にも有罪判決を言い渡されていました。
不動産会社「ジャパンリース」代表の石澤靖久被告(60)は、2016年までの1年間で法人税などおよそ5100万円を脱税した罪に問われています。
東京地裁は26日の判決で、「資金移動について別の契約を偽装するなどして所得の秘匿工作を行った」と指摘しました。
そのうえで、「税理士から税務調査の可能性を指摘されたにもかかわらず犯行に及んでおり、責任非難の程度は大きい」などとして、石澤被告に対し懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
石澤被告は2016年にも消費税の不正還付を指南したとして、執行猶予付きの有罪判決を言い渡されていました。