カステラや三笠山といえば「文明堂」。横浜市中区にある「横浜文明堂」の店舗奥にたたずむ「茶館ル・カフェ」では、それらを使った見たことのないスイーツがいろいろそろっています。その中から今回は「かすてらプディング」を紹介します。カステラとプリンって、いったい何でしょうか?
文明開化をほうふつさせるような空間
「横浜文明堂」の「茶館ル・カフェ」は、JR「関内」駅からすぐの伊勢佐木町商店街にあります。店頭はカステラや三笠山を販売し、その奥に喫茶室として、隠れ家のようにひっそりとたたずんでいます。とはいえ、手焼きのカステラやパステル(三笠山の皮だけのパンケーキのようなメニュー)などはもちろん、夏はかき氷なども販売していて、ひと休みするために入ってくる人が多い喫茶室です。

出典:シティリビングWeb
老若男女の憩いの場

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文明開化を思わせるような帆船のステンドグラス
見た目は普通のプリン…だけど…!?
さまざまなメニューの中で気になったのが、「かすてらプディング」。説明書きを読むと「カステラを惜しげもなく練り込んだプリン」なんだとか。カステラを練り込む…?などと思いを巡らせていると、間もなく目の前に「かすてらプディング」がやってきました。

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「かすてらプディング」600円(ほうじ茶付き)。ドリンクセットは1,100円から

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オレンジシャーベットとブルーベリーソースが彩りを添えます
プリンのほか、オレンジシャーベットとブルーベリーソースが添えられています。

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カステラが練り込んである
プリンにスプーンを入れると、硬めの触感が手に伝わってきました。口に入れると、まったりとした食感。これは初めての感覚かも! 甘さも程よく、いつまでも舌の上で楽しんでいたい気持ちになります。カラメルソースはさらさらしているのに、しっかりした苦味があり、プリンの相棒としてぴったり。
酸味のあるオレンジシャーベットと合わせて味変、甘酸っぱいブルーベリーソースと合わせてさらに味変。あれこれ組み合わせて食べるのが楽しかったです。「かすてらプディング」は、カステラの生地をプリンの生地と合わせて作られているのだそう。その発想力に感心してしまいました。

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ほかにも手焼きカステラにバニラアイスをサンドした「カステラアイスクリン」や、香ばしく焼き上げた三笠山の皮だけ楽しむ「パステル」、カステラにラムレーズンをサンドした「明治憧憬」など、ここだけでしか味わえない和スイーツがいろいろ。横浜を訪れたら、文明開化の雰囲気を味わいに立ち寄ってみてはいかがでしょう。