どこでもサイエンス 第189回 10月6日に火星接近、今回は大穴ですぞ!

どこでもサイエンス 第189回 10月6日に火星接近、今回は大穴ですぞ!

  • マイナビニュース
  • 更新日:2020/09/17
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2020年10月6日に火星が接近します。その前後2か月は、今もふくめて火星の見頃でございます。で、この接近、2年2か月ごとなんですが、実は今回の接近は、非常に条件がいいのです、接近の度合いでは前回がベストでしたが、今回の方がよい。大穴でございます。ぜひみていただきたく、ご紹介する次第でございます。

火星を見たら、わかっちゃったー(前編)

夜、8時をすぎて、東の空をみると、ミョーに明るいオレンジの天体が昇ってきます。なにか、山の上に誰かいるんか? みたいな感じで見えるのでびっくりしますが、それは火星なのでございます。人工的に見えるのは、他の星のようにチラチラまたたかず、じーっと光るからですな。これは光の点ではなく、大きさがある惑星の見え方の特徴でございます。

さて、この火星、いつもこんなに明るいわけじゃあありません。ここまで明るく見えるのは13〜15年ごとに1、2度のことなんでございます。火星が見やすくなるのは、地球からみて、太陽の反対にくる時で、これは2年2か月に1度です。これを火星の接近といいます。

で、この接近、その距離が毎回違うんですな。国立天文台の説明と図がわかりやすいのですが、最大で2倍変わります。2倍変わると、単純に大きさ、つまり面積は4倍変わり、明るさについては、太陽からの距離も関係するので拍車がかかります。

前回が大接近で、今回もかなりイケてますな。そして、次回の大波は13年後ということになるわけです。

ところで、今回の接近は、まあ大したものではあるけど、前回ほどじゃないんじゃね? と言いたくもなりますね。1番じゃなくて、2番じゃないですか。ってなものです。でも、この2番は大事なのです。

今回は、大きくなるのではトップじゃないけれど、高く見える、みやすい接近だということがいえるのですな。

ということで、今回の火星接近はいいものでございますので、ぜひチェックしてくださいませ。金星に生命の可能性ってニュースにちょっとうずもれがちではございますが……

東明六郎 しののめろくろう 科学系キュレーター。 あっちの話題と、こっちの情報をくっつけて、おもしろくする業界の人。天文、宇宙系を主なフィールドとする。天文ニュースがあると、突然忙しくなり、生き生きする。年齢不詳で、アイドルのコンサートにも行くミーハーだが、まさかのあんな科学者とも知り合い。安く買える新書を愛し、一度本や資料を読むと、どこに何が書いてあったか覚えるのが特技。だが、細かい内容はその場で忘れる。 この著者の記事一覧はこちら

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