鹿児島県霧島市の陸上自衛隊国分駐屯地で、精鋭の隊員だけが選ばれるレンジャーの養成訓練が始まりました。
レンジャー養成訓練は、災害や有事の際、最前線で任務にあたる隊員を養成するものです。今回は志願と命令で選ばれた、19歳から32歳までの21人が臨みます。およそ3か月続く訓練では、わずかな食料だけで不眠不休で山中を進む訓練もあり、陸上自衛隊では、最も過酷な訓練とされています。
隊員を前に国分駐屯地の村山正人司令が「自らの意思で選んだ以上、決してあきらめず全員が帰ってくることを期待する」と訓示しました。開始式が終わると同時に、教官から怒号が飛び、訓練が始まりました。
(中竹龍乃輔三曹)「いかなる困難な状況においても任務遂行できるレンジャー隊員になりたい」
(加納海吏三曹)「自分は12月に第一子が生まれるので家族のためにもレンジャー隊員になりたい」「誰よりも強いレンジャーになりたいです」
厳しい養成訓練に合格した隊員には、ダイヤモンドのマークが入った「レンジャー徽章」が与えられます。

陸自レンジャー養成訓練…開始式が終わると同時に教官から怒号 鹿児島・国分駐屯地
MBC南日本放送