
尾びれが折れた状態で見つかったジュゴンのオブジェ=16日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前
名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らが座り込みを続ける米軍キャンプ・シュワブゲート前のテントで、ジュゴンのオブジェが壊されているのが18日までに見つかった。作者で泡瀬干潟を守る連絡会事務局次長の屋良朝敏さん(74)が同日、名護署に被害届を提出。署は受理し、器物損壊の疑いで捜査している。
オブジェは長さ約170センチで、尾びれが根元から折られていた。16日、米憲兵隊から「しっぽの部分が折れている」と署に連絡があり、発覚した。屋良さんは「ジュゴンが行き場を失っていると伝えた作品。壊されたのは残念」と話した。
新基地建設反対を示す横断幕も破損した状態で見つかっており、署が関連を調べている。