未来のF1ドライバー候補、荒尾創大、野村勇斗がスカラシップを獲得

未来のF1ドライバー候補、荒尾創大、野村勇斗がスカラシップを獲得

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  • 更新日:2021/11/25
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佐藤琢磨校長(中央)と、スカラシップを獲得した荒尾創大(左)と野村勇斗(右)

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25日に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-Formula)のスカラシップ選考会が最終日を迎え、荒尾創大(15歳/東京都・新渡戸文化高等学校1年)が主席で、野村勇斗(16歳・愛知県・名古屋経済大学市邨高等学校1年)が次席でスカラシップに選出された。

2020年度はコロナウイルス感染上拡大により中止となり、2年ぶりに開催されたSRS-Formulaは11月25日に最終日を迎え、午前中にスクール最後の走行が行われ、午後からスカラシップの発表が行われた。

SRS-Formulaはこれまで、元F1ドライバーでインディカーレースに移ってからは世界3大レースのひとつ「インディ500」を2度制した佐藤琢磨や現F1ドライバーの角田裕毅を始め、スーパーフォーミュラチャンピオンの山本尚貴と野尻智紀、スーパーフォーミュラドライバーの松下信治、大湯都史樹、福住仁嶺、大津弘樹、牧野任祐、笹原右京、阪口晴南、国際F3に参戦する岩佐歩夢ら、名だたるドライバーを排出している。その多くがSRS-Formulaスカラシップをステップに階段を駆け登った。

彼らに続けとSRS-Formulaに入校した受講生たちは、3月にスタートしたアドバンスクラスを経て、7月に6名が選出されスカラシップ選考会に進出した。このスカラシップ選考会は11月25日に最終日を迎え、これまでの走行や成長具合などを考慮し、最終的なスカラシップ獲得者が発表される。

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最終日は午前に練習走行、予選形式の計測走行、レース形式の第1ヒート(10周)・第2ヒート(10周)が行われ、山本聖渚、三井優介、三島優輝、西村和真、荒尾創大、野村勇斗の6名の受講生に加え、卒業生で講師を務める野尻智紀と大津弘樹が参加し、計8台での走行となった。走行の合間には佐藤琢磨校長、中野信治副校長、講師の加藤寛規、野尻智紀、大津弘樹、笹原右京らが受講生とディスカッションしながら、アドバイスする場面もあった。

予選形式の計測走行では荒尾がトップタイムを記録し、第1ヒートをポールポジションからスタートすることになった。2番グリッドを獲得したのは野村。3番手につけた野尻講師を上回る成績を記録したこの2人に注目が集まった。しかし第1ヒート(10周)では5番グリッドの大津講師がスタートで一気にトップに浮上し逃げ切り体制に。野村と野尻講師は2位・3位を守ったが、荒尾は4位に転落してしまった。野村、野尻講師、荒尾による2位争いはファイナルラップまで続いたが抜くには至らず、第1ヒートのトップ4は大津講師、野村、野尻講師、荒尾の順でチェッカーを受けた。

第2ヒート(10周)もスタートを決めた大津講師が逃げ切る展開となった。3番グリッドの荒尾は2位に浮上。4番グリッドの野村は6番グリッドから絶妙なスタートを見せた三島に抜かれたものの、ポールポジションの野尻講師の脱落で4位をキープした。レース中は各所でバトルが展開されたが抜くには至らず、最終的にトップ4はそのまま大津講師、荒尾、三島、野村の順でフィニッシュした。

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午後には受講生、講師陣、父兄、メディアが集まる中、スカラシップ発表会が行われた。緊張が走る中、佐藤琢磨校長の口から「主席、荒尾創大、次席、野村勇斗」と発表。佐藤琢磨校長はその後受講生に向け「今年の6名はみんな実力が高く、選考に苦労した。6名みんな今日がスタートラインです。選ばれなかった人はこの悔しさをバネにして頑張ってほしい。選ばれた2人も講師が自分より速かったのはなぜかを考え、頑張ってほしい」とエールを送った。

主席の荒尾は「講師より遅かった納得できていません。来年から夢のF1に向け、1年1年確実に階段を登っていきたい」とコメント。「主席ではなくて悔しい。力不足を痛感した。来年からは出るレースすべて勝つつもりで、F1への夢に向かっていきます。」と、次席だった野村は悔しさに涙しながら夢を語った。

スカラシップに選ばれた2名は2022年、ホンダの育成ドライバーとしてレース参戦を予定されており、現在F1で活躍する角田裕毅に続けと、新たなキャリアをスタートさせる。

藤木充啓

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