
玉城知事は日本時間の19日未明スイスで開かれている国連の人権理事会に出席し普天間基地の移設計画について「沖縄県民の平和を希求する思いとは全く相いれない」と訴えました。
▽玉城知事
「米軍基地が集中し、平和が脅かされ、意思決定への平等な参加が阻害されている沖縄の状況を世界中から関心を持って見てください」
国連人権理事会で玉城知事は日本国内のアメリカ軍基地の多くが沖縄に集中している現状や普天間基地の移設計画について「日本政府が貴重な海を埋め立てて県民に新たな負担を強いる基地建設を強行している」と訴えました。
また、軍事力の増強は日本周辺の緊張を高め「沖縄県民の平和を希求する思いとは全く相いれない」と日本政府の姿勢を批判しました。
そのうえで、2016年の国連総会で採択された「平和への権利」の具体化へ各国の外交努力の強化を求めました。
玉城知事は21日までスイスに滞在しPFAS問題などについても訴えることにしています。