サッカー・ドイツ杯準々決勝(7日=日本時間8日、レーゲンスブルク)ブレーメンの日本代表FW大迫勇也(30)は敵地でのレーゲンスブルク戦に先発し、後半7分に右足で決勝点となるゴールを挙げた。今季、ブレーメンでは公式戦初得点。同41分に退くまで攻守に奮闘した。チームは1-0で勝ち、準決勝へ進出。30日にライプチヒと対戦する。
◆3カ月ぶりの先発起用に応えた
1月2日のリーグ戦以来、チームの公式戦では約3カ月ぶりの先発起用に、大迫が最高の結果で応えた。後半7分、右後方からのロングボールを胸でトラップすると、そのまま右足でゴール左へズドン。これが決勝点になった。
「自分にチームが合わせてくれるように、違うものを出していかないと」。3月の代表合宿期間中に、こう決意を口にしていた日本のエース。3月30日のカタールW杯アジア2次予選・モンゴル戦では自身代表初のハットトリックを達成するなど好調をキープし、クラブに戻ると、さっそく思いを体現した。
今季ブレーメンでは控えに回り、本来の1トップではなく中盤でのプレーも要求された。ただFWとしての自負があるだけに、ゴールへの執念はやはり“半端なかった”。24歳以下のチーム同士で競われる今夏の東京五輪でオーバーエージ枠での出場も期待される30歳が、そのときに向けギアを上げていく。