知床事故を教訓に アイデア保温防災スーツ開発

知床事故を教訓に アイデア保温防災スーツ開発

  • HTB北海道ニュース
  • 更新日:2022/11/25

こちら注目です。海に浮かんでいる男性、何やら透明なビニールのようなものに覆われていますが、道東の標津町の会社が生み出したこのユニークな商品、すごいアイデアが詰まっていました。

水温10度ほどの冷たい海に入る男性。

身体をほとんど濡らさないまま…海に浮きました。

浮かぶ男性が身にまとっているものをよーく見てみると…見覚えのある丸い形。

そう。これはこわれものなどを運ぶ時によく使われる「緩衝材」です。

見た目がユニークなこの商品、中に入った空気の効果で水に浮かんだり保温性を持つ「緩衝材」の機能を活かした「防災スーツ」なのです。

開発した企業「全ての気泡が独立しているので多少スーツのあちこちが破けたり破損しても全体としては浮力が残されているということで」このアイデア商品を発明したのは、道東・標津町の建設会社。

じつはこの会社、全国的に有名なこの技術の「生みの親」でした。

道路を走ると音楽が聞こえてくる「メロディーロード」制限速度で走ればきれいに聞こえるように道路に溝がつけられていて、交通安全にも役立っているのです。

今回新たに生み出した発明品。

そのきっかけとなったのが4月に知床で起きた観光船の沈没事故でした。

篠田社長「ああいう緊急時でも少しでも命の助かるチャンスはないのかなと考えていました」

いまの時季に多い水温5度から10度の冷たい海に投げ出されると1~2時間で意識不明に陥ると言われています。

身近にある材料を使ったこの防災スーツの製造コストは1着およそ3000円。

漁船や観光船のいざというときの装備としてコストをかけずに導入してもらうことを想定しています。

実際に海に入った人は。

男性「着てるとやはり全然違いますね。保温性が全然(違う)そして着ている時の方がすぐ浮くような感じですね」

強度のある業務用の「緩衝材」を使ったこの「防災スーツ」。

冬の災害での活用も想定されています。

篠田社長「地震の発生が危惧されているなかで、避難所ですと大きな体育館ですとか、暖房の行き届かないところで待機、避難しないといけないので、避難所で着ていただければすこし防寒に役立つと思っています」

道東の建設会社が生み出した新たな発明品。

来年3月末の販売を目指しているということです。

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(c)HTB

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