5月は親が自信喪失?この時期注意したい親自身のメンタルポイント

5月は親が自信喪失?この時期注意したい親自身のメンタルポイント

  • あんふぁんWeb
  • 更新日:2023/05/26
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出典:あんふぁんWeb

「五月病」という言葉がある通り、この時期はなんだか気分が晴れなかったり、イライラしてしまう…という人は多いかもしれません。子どもにとっても、5月は注意が必要ですが、親もメンタルが揺らぎやすい季節なので、自分自身のケアにも気をつけるようにしたいものです。

今回は心理カウンセラーの立場から、5月はなぜ落ち込みやすいのか、そして自分自身のメンタルケアのコツについて解説します。

5月はわが子とほかの子を比べてしまいやすい

4月は入園入学、進級などがあり、親も子も気が張っているものです。親としては、わが子が新しい学年、新しいクラスで馴染めているかを気にかけるため、常にわが子に意識を集中している状態です。

しかし1か月ほどが経過すると、わが子とほかの子との関わりに目がいくようになります。ほかの子の成績、運動能力、性格といったようなものを目の当たりにすると、わが子と比べる気持ちが出てくる親も増えるのです。

ポイント「比べない、親のせいと考えない」

子育てにおいて、“わが子はわが子、ほかの子はほかの子”としっかり切り離して考えることは、とても重要です。できる限り比べないようにしたいものですが、それでも違いが目につく場合、ほかの子と差が出ていることを、親の責任(自分のせい)と考えないように気をつけてほしいと思います。

例えば、ほかの子のほうがわが子よりも足が速かったとして、「私の運動神経がよくないから、遺伝した」「私が一緒に運動してあげないから、足が遅くなった」といったように、自分に責任を求めてしまうのは、少し的外れといえるでしょう。子どもが一人ひとりもっている良いところを、親が絶対評価してあげることが重要で、それができれば親自身が、自分の子育てに自信をもつことにつながるでしょう。

新年度の仕事や生活の疲れが出やすい

子育てと仕事を両立したり、パートナーの仕事にあわせて生活を回したりするのは大変なことです。それでも4月は気持ちが張っていて、なんとかやっていける場合が多いのですが、5月に入ると慣れてきたり、ゴールデンウィークを挟んだりして、気持ちが緩みます。するとドッと疲れを感じて、思うとおりに動けないことが増え、落ち込みやすくなってしまうでしょう。

完璧にやろうと思わない

この時期、身体や心に疲れが出ているのに、あれもこれも完璧にこなさなければ!と思う気持ちがあると、疲れを倍増させてしまい、息切れしがちです。心身ともに元気を取り戻すまで、最低限のところができていれば良いと考えましょう。

思いきって便利な家電を購入する、家事の作業頻度を見直すなど、家全体の仕事を効率化させるのもおすすめです。時間的な余裕をもつことで、気持ちにゆとりができ、広い視点をもちながらかえって効率的にさまざまなことを進められます。

親が笑顔でいることが子どもの一番の幸せ!

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子どもはみんな、親のことが大好き。ですから親に笑顔が多ければ、子どもの気持ちは安定し、親がイライラしていると、子どもの気持ちは不安定になります。5月は学校生活もデリケートな時期ですから、子どもにできるだけストレスを与えたくないのも事実で、そのためには親自身が安定した気持ちでいることが重要です。

心身が疲れていると、隣の芝生が青く見えたり、私がもっと頑張らなくてはと思ってしまうもの。まずは、“この時期は親もメンタルが揺らぎやすいのだ”と自覚しましょう。子どもやパートナーのサポートに手一杯で、自分のことを後回しにしてしまいがちだと思いますが、「自分自身を休ませることも子どものためである」と考え、積極的に気持ちを緩められるよう心掛けてみてください。

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