ペルー・マチュピチュ行き列車「ビスタドーム」虹も映る車窓に夢中

ペルー・マチュピチュ行き列車「ビスタドーム」虹も映る車窓に夢中

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  • 更新日:2020/09/16
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ペルー・マチュピチュ行き列車「ビスタドーム」虹も映る車窓に夢中

空中都市という呼び名が相応しいマチュピチュ。ペルーの山奥に位置し、バスや鉄道を乗り継いで向かう事になります。一般的な行き方として知られているのが「ビスタドーム(Vistadome)」という展望列車に乗る方法。観光客目線で作られた車内は窓が大きく、天窓からは虹が見られることも。豊かな緑の大地が流れる車窓を見ていると、これから始まる冒険に期待も高まります。

マチュピチュ行きの人気列車

写真:浅井 みらの

ペルーの高山地域で目にする濃い青空をそのまま染めたような、群青色の車体を持つビスタドーム。マチュピチュと近郊の都市を結ぶビスタドームは、空港のあるクスコ(Cusco)と中継地点オリャンタイタンボ(Ollantaytambo)から乗車できます。

クスコでは中心地から車で約5分のポロイ(Poroy)駅から出発し、マチュピチュまでは約3時間30分の道のり。雨季にあたる1月~4月は線路状態を考慮し、クスコからオリャンタイタンボまではバス移動(約2時間)、オリャンタイタンボからマチュピチュまでは鉄道(約1時間50分)が運行します。

全面ガラス張りのような車内

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写真:浅井 みらの

ビスタドームの座席は全席指定で4人掛けのボックスシート仕様。手荷物規定があり、飛行機の機内持込みと同等の条件ですが、収納スペースが限られているのでなるべく少なめがおすすめです。

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写真:浅井 みらの

ビスタドームを運行するペルーレイル(Perurail)は他に豪華列車のハイラム・ビンガム(Hiram Bingham)、リーズナブルなエクスペディション(Expedition)と計3種類の列車を所有。食事内容や付帯サービスがそれぞれ異なり、詳細はペルーレイルのホームページで確認できます。

その中でも中間に位置するビスタドームが観光客に人気ですが、その理由のひとつが壁一面と天井にまで設けられた窓の多さ。窓が占める割合は他の列車に比べ、群を抜いています。

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写真:浅井 みらの

横ではパノラマ風景がネイチャー番組さながらに流れ続け、上を見上げれば空の様子も。ペルーの牧歌的な風景を眺めていると、随分遠い場所までやって来たなぁとしみじみ浸ってしまいます。

自然や歴史の営みを映す風景

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写真:浅井 みらの

バスや電車の乗り換えが面倒な雨季の移動ですが、悪いことばかりではありません。雲の動きが早く、その分風景はダイナミックに変化し続けます。

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写真:浅井 みらの

雨上がりに虹が見られるのも雨季ならでは。標高はクスコが約3,400m。途中のオリャンタイタンボが約2,600mで、マチュピチュが約2,000mと、どの地点からも空が近いです。

そしてマチュピチュに向かう際はどんどん低地に移動していくので、高所でだるさを感じていた体が徐々に楽になっていくことも。

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写真:浅井 みらの

クスコやマチュピチュはもともとインカ帝国が築いた都市。特に石材建築の技術が秀でてたとされ、その影響は車窓で目にする緻密に整った石壁と、そこに設けられた石段からも名残が感じられます。

車窓の楽しみ方は他にも

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写真:浅井 みらの

雄大な自然だけがビスタドームで見られる景色とは限りません。

列車の出発時間まで、車窓では乗客の興味を惹くために地元の人たちが活動中。鮮やかな色使いの布で作るカバンや小物はマチュピチュ周辺の定番土産。幾何学模様や動植物の刺繍などデザインも幅広いです。

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写真:浅井 みらの

雨季ならではの自然が豹変する様子も目の前で見られます。

ビスタドームの線路はウルバンバ川に沿って緑が生い茂る山奥へと続いていきますが…。

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写真:浅井 みらの

30分ほど過ぎれば先ほど穏やかだった川の様子が一転、濁流が荒ぶる猛々しい姿に。時間差と共に激しく変化する光景もビスタドームの醍醐味。飽きることなく、ずっと車窓を眺めていられます。

車窓以外も楽しい!ビスタドーム

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写真:浅井 みらの

ついつい視線が外の景色に集中しがちですが、快適な車内サービスもビスタドームが人気の理由。往復ともに軽食とソフトドリンク1杯が乗車券に含まれ、アルコール飲料やスナックも別途購入できます。

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写真:浅井 みらの

マチュピチュへの高まる期待感と初めて目の当たりにするペルーの雄大な車窓風景に往路の車内は静けさに包まれ、乗客が思い思いの時間を過ごせる分、満足感に満たされた帰りの車内はスタッフによるエンターティメントが目白押し。

アルパカ製品を身に着けた列車スタッフが車内をランウェイのごとく華麗に歩きます。慣れた手つきで2WAYの着方を披露し、中央でポージングすれば観客の盛り上がりも最高潮に。ショーを楽しみながらショッピングもできる一石二鳥な内容です。

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写真:浅井 みらの

突然カラフルな服を着た仮面の登場に一瞬車内の空気も硬直しますが、実はこれも復路で行われるショーの一部。これはクスコ地域にある町パウカルタンボ(Paucartambo)発祥の伝統舞踊サクラ(Saqra)で、夏のお祭りで披露されるもの。

お祭りでは、町の守護神ママチャカルメン(Mamacha Carmen)が町内を巡行しますが、踊り子がママチャカルメンの気を惹こうと踊りを繰り広げます。“サクラ”はいたずらを意味し、動物の仮面をかぶるのも誰だか分からないように顔を隠すため。ビスタドームでもいたずらっ子のように乗客を巻き込みつつ笑顔を見事に引き出していきます。

マチュピチュへの冒険は既に列車「ビスタドーム」から。民家が並ぶ平地から植物が主役になる山々の世界へ、車窓を眺めているだけで物語のプロローグが始まるようです。ぜひ乗車の際は、子供の頃に戻ったようにわくわくドキドキしながらマチュピチュを目指してみてはいかがでしょうか。

ビスタドームの基本情報

運行区間:クスコ~オリャンタイタンボ~マチュピチュ
乗車料金:時間帯・時期によって料金変動。 例:オリャンタイタンボ発マチュピチュ着 一人あたり75USDより
電話番号:+51-84-581414

2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

関連MEMO

ビスタドーム(外部リンク)

ビスタドーム・ルート詳細(外部リンク)

ビスタドーム・サービス詳細(外部リンク)

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