舞台『キングダム』山口祐一郎が真っ白な気持ちで向かい合う王騎像

舞台『キングダム』山口祐一郎が真っ白な気持ちで向かい合う王騎像

  • アニメージュプラス
  • 更新日:2023/01/25
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「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の大人気コミックを原作に、TVアニメシリーズ、実写映画と様々なメディアミックスを展開する『キングダム』が舞台化、帝国劇場で2023年2月5日に初披露される。時は紀元前、春秋戦国時代。未だ一度も統一されたことのない苛烈な戦乱の中にある中国を舞台に、天下の大将軍を目指す戦災孤児の少年・信役を三浦宏規と高野洸、そして中華統一を目指す若き秦国王「エイ政」と、信の親友でともに天下の大将軍を目指す「漂」の二役を小関裕太と牧島輝が務める。

いよいよ開幕というタイミングで、今回は秦の国の六大将軍の一人であり、”秦の怪鳥” の異名を誇る将軍・王騎を演じる山口祐一郎さんのインタビューをお蔵出し掲載。山口さんが語る作品の魅力や演じる上での意気込み、そして長きに渡って立ち続けてきた帝劇の舞台への思いとは?

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▲山口祐一郎 撮影/大山雅夫

>>>舞台『キングダム』山口祐一郎さん撮り下ろしPHOTO、昭王役/壤晴彦さんとのツーショットを見る(写真7点)

──舞台『キングダム』に出演が決まった時の感想をお聞かせください。

山口 『ヘアスプレー』というミュージカル作品で三浦宏規さんと共演させてもらったのですが、長年舞台に立っていて踊り、歌、お芝居をこれほど伸び伸びとやってらっしゃる役者さんを目の当たりにしたことがありませんでした。そんな彼の姿を見ながらお稽古をしていると「頑張んなきゃいけないな」っていう気持ちになります。
そのタイミングで『キングダム』出演のお話をいただきましたので、「また宏規さんと共演出来る」という喜びと驚きの気持ちがありました。

──山口さんが持っている『キングダム』という作品のイメージはどんなものですか、またその魅力をどのように感じていらっしゃいますか。

山口 原作のコミックは全部読ませていただきましたし、アニメと劇場版についても両方観させてもらっています。日本の人口は1億2千万人なのに、原作コミックの累計発行部数が9000万部を超えてるっていうのは一体どういうことなの? って思っていました(笑)。日本という島国のいち社会人として生活するにあたって、これを知らないと許されない作品になっているんだな、と感じています。

──帝劇は建て替えのため、2025年に一時休館することが発表されています。その前に『キングダム』で帝劇の舞台に立つことについて、どんな思いがありますか。

山口 帝国劇場が建て替えでクローズして、何年か後に新しい帝国劇場がオープンすることになりました。そのこけら落としにどんな作品がリストアップされるのか、どんな人たちが登場するのか、僕も今から思いを馳せています。
「新しく孫が生まれるよ」って言われて「孫が生まれるまで頑張ろう!」と奮起するお婆ちゃんと同じように、多くの方たちにとって「新しい劇場が生まれるなら、ちょっと覗いてみたい」というモチベーションにつながればいいな、という思いもありますね。

──山口さんは帝劇とつながりが深いですが、はじめて帝劇に出られた時のエピソードを教えてください。

山口 こういう舞台活動をしていくことが人生の夢だったんです。その夢が今現実になって、与えられた役柄を生きているっていうことが今の僕の人生になりました。そんな僕と帝劇のエピソードを語るとなると、どこかの山荘で三泊四日ぐらいじゃないと語りきれないですね(笑)。
『キングダム』の原作者である原泰久さんは、だいたい10年でこの作品を終わらせる予定だったんだそうです。でも、今なおどんどんお話が伸びているわけで、その理由は半分分かるけれども、半分は自分自身でも説明出来ないんだ、とおっしゃっていました。
それと同じように、帝劇に初めて立った当時の僕の思いや感想も、言葉として表現出来るものではなかったりします。

──映画『キングダム』では、王騎を大沢たかおさんが演じられていました。山口さんは舞台『キングダム』でどのような王騎像を作っていこうと考えてますか。

山口 大沢たかおさんが演じる王騎を見て「ああ、素敵だな」って思ったんです。そんな大沢さんのように、原さんの描く原作を基にキャラクターを演じることで、演じている役者たちは自分が持っている魅力に気づいていくんだろうな、ということを想像しました。これから僕もお稽古を通じながら、さらに舞台に上がってお客さんとのやりとりを交えながら、王騎とはどういう存在なのかを皆さんと共に知っていきたいと思っています。

若い頃は、作品のテーマや「この役柄はこうあるべき」ということに縛られていたところがありました。でも、お客様からいただくお手紙には、僕の考えとは全く違う感想が書かれているんですよ。それを見て「あー、なるほど」と思うところがありまして。全体のテーマや役者個人、チームの思惑といったものは必要ですが、お客さまの受け取り方は一人ひとり全く違うわけです。ですからそういうものに縛られることはないんだなって今では思うようになりました。

王騎についても、後から振り返ってみた時に「こういう人だったんだな」って少し気づくことが出来るぐらいの真っ白な気持ちで、その役に求められることを僕なりに全力でやっていきたいな、と思っています。

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