名誉町民になって50年、芸術家・岡本太郎と陶芸のまちとの縁とは? 晩秋の信楽で「岡本太郎と信楽展」

名誉町民になって50年、芸術家・岡本太郎と陶芸のまちとの縁とは? 晩秋の信楽で「岡本太郎と信楽展」

  • ラジオ関西
  • 更新日:2021/11/25

◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.57

滋賀県甲賀市の信楽といえば、信楽焼やタヌキの置物が有名。そして関西では兵庫・三田、奈良・針などと並んで朝の気温が低いことでも知られています。

そんな信楽でいま開催されているのが、【岡本太郎と信楽展 「新しさ」の発見】です。(※会期:2021年10月23日~12月5日)

「芸術は爆発だ!」のセリフと万博公園・太陽の塔でおなじみの岡本太郎さん。その巨匠と信楽には、いったいどんな結び付きがあったのでしょうか? 会場の滋賀県立陶芸の森・信楽産業展示館を訪ねて、よくわかりました。

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知る人ぞ知る太陽の塔の裏に描かれた「黒い太陽」は、この信楽で製作されていたのです。独特の赤い土の色が出ることや、大きな陶器が作れることでこの地に魅了されたよう。ほかにも東京オリンピックの陶板レリーフもここで製作しており、信楽の名誉町民になって今年でちょうど50年を迎えるそうです。

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89歳で亡くなって今年で没後25年を迎えますが、生前は絵画・彫刻・工芸など幅広い部門で数多くの印象的な作品を残しました。いずれも既成の枠組みにとらわれないアバンギャルドなものばかり。今回の展示でもひときわ目をひくのが、1963年製作の「座ることを拒否する椅子シリーズ」。太郎さんならではの発想の作品です。他にも1974年・山陽新幹線・岡山駅エントランスに飾られた陶板マケット「躍進」や、万博のレリーフ、サッカー・Jリーグの川崎フロンターレのユニフォームなども展示されています。

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また会場奥には、今や信楽焼の重鎮となった5人の作家の作品も「岡本太郎へのオマージュ」という形で展示。彼らは一緒に信楽で太郎さんのアシストをしながら「黒い太陽」などの制作に携わった間柄。作風は異なりますが、その影響は存分に受けたことが伺え、興味深いものがあります。

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会場入口には、太郎さんも自ら演奏するなど大好きだったストリートピアノが斬新で古風なラッピングで置かれ人気を集めています。会期は12月5日(日)まで。入場無料で撮影も自由です。

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一方、隣接するカフェレストラン「BROWN RiCE AND WATER(ブラウンライス・アンド・ウォーター)」は、信楽産有機玄米と発酵食をテーマにした自然食レストラン。明るいガラス張りの店内客席とテラス席があり、のどかな風景をながめながらゆっくりランチが楽しめます。ちなみに発酵玄米はカレーはもとより、ピザや担々麺にも使用されています。

このあとまだ時間があれば晩秋の景色の中を、ゆっくり窯元散策路を歩いてみてください。きっとお好みの陶器に出会えるはずです。(羽川英樹)

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※ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』2021年11月25日放送回より

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