18日午後、兵庫県西宮市の無職男性(56)から「電子マネーカード20万2千円分の利用権をだまし取られた」と、西宮署に届け出があった。同署は詐欺事件として調べている。

兵庫県警西宮署=西宮市津田町
同署によると、今月14日、男性の携帯電話に「10億円当選しました」とのメールが届いた。男性は本文に記載されているウェブサイトにアクセスし、過去の当選体験者を装う何者かとメッセージをやりとり。「当選金を受け取るには電子マネーで手数料を支払う必要がある」などと促されるまま、コンビニ店で電子マネーカード2千円分を購入し、利用番号をサイト上に入力した。
男性はその後も追加で電子マネーを求められ、3カ所のコンビニ店で5回にわたって計6枚のカードを買った。18日に8万円分の番号を入力後、さらに20万円分を要求され、被害に気づいたという。