平日のひとり家飲みは一品豪華主義で|まいにち酒ごはん日記

平日のひとり家飲みは一品豪華主義で|まいにち酒ごはん日記

  • 幻冬舎plus
  • 更新日:2022/05/14

文筆家・ツレヅレハナコさんの最新刊『まいにち酒ごはん日記』が発売になりました。本書は、食と酒と旅を愛する著者が、インスタグラムに綴ってきた投稿の直近3年間分を厳選&大幅加筆修正したオールカラーの日記本です。前半は国内海外と旅に出て外ごはんを楽しむ一方、後半はコロナ禍で自炊生活に勤しむ日々が綴られています。日記本とはいえ情報量がとても多いので、ぜひメモを片手にお楽しみください。また、巻末には「読むだけで作れる31レシピ」も収録されています。本書の内容を、少しずつ抜粋してご紹介します。

*   *   *

真夜中の鶏スープ

撮影(と、その後の恒例宴会)が終わって、いろいろ作業してひと段落したら寝落ちして、突然夜中にむくりと起床。冷凍庫をガサガサして、鶏手羽の切り落とした先っぽと、長ねぎの青いとことしょうがの皮(このあたりは、いつも冷凍してある)で鶏のスープをとる午前2時。このスープにナンプラーとこしょうを入れれば、極上のスープになります。1回分ずつ小分けして、冷凍保存しておくと便利よ。

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おばあちゃんになっても好きだろうなと思う自分の料理(ってほどでもないけれど)はいくつかあって。きっと、このマイスタンダードごはんたちと、私は歳をとっていくんだろうな。鶏の骨的なものからとるスープと、炊きたての湯気を閉じ込めるようにラップに包んで冷凍するごはんは、何十年たってもやっている習慣のはず。

とはいえ、秋田杉のおひつでごはんを保存する生活にも憧れて、先日の大館ではピカピカの小さなおひつを手に入れてみた。これがまた、いかにもな感じで美しいのよ。でも、やっぱり私はまだまだラップの人だな。それも、まーいいかと42歳の今は思っていたりする。

平日1時間のご近所ごはん

「撮影で余った食材がたくさんあって、つまみ作るから呑みに来ない?」そんな当日の誘いでも、会社帰りに小1時間ほど寄ってくれる近所の女友達のありがたさよ。

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ほぼ野菜ながらも6人分くらいある大量の料理をふたりでぼちぼちつまみつつ、お互い「今週疲れたわー」&「最近どう?」ほか、平和な会話をしながらワインを1本。

厚揚げのガパオ風バジル炒め、ししとうのじゃこ赤唐辛子炒め、具だくさんポテトサラダ、いろいろ野菜(かぼちゃ、なす、ズッキーニ、パプリカ、ヤングコーン、たけのこ)の柚子こしょう風味揚げびたし、きゅうりとみょうがの昆布浅漬け、麻婆なすピーマン、白菜とベーコンのにんにく蒸し煮……。

さんざんつまんだもののさすがに食べきれないので、余った料理は根こそぎパッキングしてお持ち帰りいただきます。どれも作り置き系なので、ちょうど良かったかも。今週の、彼女の朝食や昼食や晩酌のお供になるよ。おさまるところにおさまって、良かった良かった。ありがとう~。

つまみは一品豪華主義

突然、晩酌で生春巻きが食べたくなったので、2本だけ真面目に作ることにした。ライスペーパーは常温保存ができて、好きな枚数だけ使えるのが本当に便利よねー。乾物のままハサミで適当に切って、スープの具にしても小腹満たしにちょうどいい。

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鶏むね肉をしょうがの皮やレモングラスなどと弱火でジワジワゆでて手でさいたもの(ゆで汁は捨てずにナンプラーで味をととのえスープにしたりするべし。きのこ類などの具を入れて、お米を炊いてもうまい!)・ゆで海老・きゅうり・ミニトマト、薬味ボックスからミント・ディル・しそを巻く。数年前、東中野のタイ料理店で作り方を習って以来、本気のときは皮を2枚重ねにしています。むっちむちよー。

あとは近所の肉屋さんで買ってきた焼売と、オイルをまぶしてフライパンで焼いておいしい塩をふっただけの甘唐辛子。焼売も食べる分だけセイロで蒸して、残ったものはいつも小分け冷凍しております。餃子しかり、冷凍庫の点心は非常食!

やる気があるちょっとこった一品だけ豪華に。あとは、店で買ってきたものや焼くだけ混ぜるだけのもの。まー、平日のひとり家呑みは、こんな感じがちょうどいいよねえ。

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ツレヅレハナコ

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