
新型コロナウイルスのワクチン接種についてです。医療従事者への先行接種が全国各地で行われ、福岡県でも複数の国立病院で始まっています。
新型コロナウイルスのワクチン接種についてです。医療従事者への先行接種が全国各地で行われ、福岡県でも複数の国立病院で始まっています。
福岡市南区にある「九州がんセンター」。
きょう午前10時半ごろ、病院の中では接種にむけた準備が進められていました。
■澤田アナ
「接種ブースと書かれているが、きょうからこちらで医療従事者へのワクチンの先行接種が行われます 机の上にはすでにワクチンが準備されています。」
九州がんセンターには、先行接種1170回分人数に換算すると1人2回接種が必要なため、585人分のワクチンが先週金曜日に届きました。
そしてきょう、この病院での先行接種がスタート。第一号は藤也寸志院長です。
Q「体調はかわりないですかね」
■藤院長
「大丈夫です」
医師の問診を受けたあと別室にある接種会場へ移動し、ワクチンを接種します。
Q「しびれとかないですか?
■藤院長
「大丈夫です」「はい、終わります」
■澤田アナ
「接種を終えた院長が出てきました。接種ブースの横にある待機場所へ案内されまして待機しています。」
接種のあとは、副反応が出た場合に備え経過観察として30分待機します。万が一、副反応が出た場合に対処する場所も準備されています。
■藤院長
「普通のインフルエンザの接種と何ら変わらないような感じです。
皮膚を刺す時はチクッとしますけど、そこだけですね。一瞬それがあっただけで、あとは何にもないです。」
院長に接種後の副反応は出ていないということです。
今後、なんらかの症状が出た場合に備え、解熱鎮痛剤や、注射のあとに腫れがでた際、どれくらいの大きさなのかをはかるための定規などが渡されました。
このあと10日間の経過観察に入り、体温や注射による腫れなどをみていくということです。
きょうは医師や看護師など60人がワクチンを接種し、接種後の副反応は出ていないということです。
■接種した職員
「ほっとしたということと、これが感染が収束に向かうきっかけになればいいかなと思いました」
「先行接種になりますので、あとはきちんと自分が感じた症状だったり、きちんと記載をしていまから受けられる方の情報提供が出来ればと思います」
九州がんセンターでは今後も1日60人のペースで接種し、2週間で1回目の接種を完了したいとしています。
このほか県内ではきょうまでに福岡東医療センターなど複数の国立病院で先行接種が始まっています。