アーバンリサーチと東大ベンチャーが共同開発 睡眠を可視化する最新鋭パジャマを使ってみた

アーバンリサーチと東大ベンチャーが共同開発 睡眠を可視化する最新鋭パジャマを使ってみた

  • MONEY PLUS | くらしの経済メディア
  • 更新日:2020/11/22

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中の人々の生活が一変しました。生活のリズムを変えざるを得ず、ストレスも増し、気持ちを休める時間が持てなかった人も多いのではないでしょうか。

最近、コロナによる緊張感からか、「気持ち良く眠れない」という声も多く耳にします。そんな中で開発されたのがファッションブランド・アーバンリサーチと、東大発スタートアップ・Xenomaによるデジタルヘルスケアパジャマというアイテム。

一見、ごく普通のパジャマに見えますが、ポケットに「Sleep & Lounge Hub」というデバイスをしのばせ、スマートフォンと連動させることで、就寝時の「睡眠の質」のデータを取り、可視化できるというもの。さっそく取り寄せて使ってみることにしました。

高品質のパジャマに最先端デバイスを装着

取り寄せたデジタルヘルスケアパジャマに入っていたのは、パジャマ、Sleep & Lounge Hub、eRemote mini(別売)の3点。

パジャマそのものはアーバンリサーチらしく、高品質のコットン素材のもので、パイピングがかわいらしく着ているだけで寝ることが楽しくなりそうな逸品でした。しかし、Sleep & Lounge Hubはどのように使うのかはこの時点ではまったくわかりません。

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左腕に筆記体で刺繍された「Urban Research」の文字

まずは、Sleep & Lounge Hubと、eRemote miniを充電していきます。USBのケーブルを本体にさし、ケーブルの片方をUSBポートにさすことで充電できるごく一般的なものです。

Sleep & Lounge Hubは、パジャマに装着し専用アプリを入れたスマートフォンと連動させて使うもの。布地の温度センサーと惰性センサーによって、パジャマの温度と、体の呼吸、心拍、体動を計測してくれます。

eRemote miniは、睡眠中のパジャマの変化に合わせてエアコンの設定温度を自動調整してくれるというエアコン連携サービスを兼ね備えたものです。なんと気の利いたデバイスなのでしょうか。

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充電中のSleep & Lounge Hub。充電が終わった後、パジャマに装着

デジタルヘルスケアパジャマを着て就寝!

これまでの準備が全て完了した後、さっそくデジタルヘルスケアパジャマを使って寝てみたいと思います。

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改めてSleep & Lounge Hubがちゃんと起動しているか確認してから、パジャマに装着

本当に着心地の良いパジャマですが、左ポケットの中ではSleep & Lounge Hubが常時「睡眠の質」を測ってくれています。一定時間寝た後、改めてスマートフォン側のアプリを見ると、以下のような「睡眠の質」を測った結果を見ることができます。

睡眠の深さ、リズム、寝入り、熟睡、合計時間の5つの指標から算出した「睡眠スコア」が測定されます。また、レム睡眠、ノンレム睡眠などの眠りの状態もグラフで可視化されます。「快適アラーム」という目覚まし機能も付いています。

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「睡眠履歴」。時間ごとの睡眠履歴を自動記録し、グラフ化してくれるもの

ある程度長期間使わないと効果はでない?

使うまでは、「機械と一緒に寝るのか」とちょっと戸惑うところもありましたが、Sleep & Lounge Hub自体が流線型で、ポケットに入るほどの大きさでもあるので、装着していることをすっかり忘れてしまうほどでした。

また、パジャマ自体の着心地も最高で、高品質でありながら重量感をできるだけ抑えた軽さが素晴らしく、体に負担を感じることなく安らかに眠ることができました。

各設定や充電にはそれなりの手順があり、データの見方を把握し、さらに長期にわたって睡眠向上をさせるための自己管理をし「睡眠の質」を上げる努力をしないといけません。ですので、すぐに効果を感じにくいアイテムとも言えそうです。

しかし、これまでにあった睡眠計測デバイスとは明らかに違う点は、脱着可能なパジャマとセットで扱えるところ。「睡眠」に自然に寄り添ってくれるのもまた、本商品なのではないかと思いました。

価格は3万1900円となかなかですが、これからのクリスマスシーズン、自分使いだけでなくプレゼントに最適な商品のように思いました。特にコロナ禍で関係が遠くなってしまった人、リアルで会えない人に贈ってあげて前述のような機能の説明のやり取りもできれば、新しいコミュニケーションのきっかけになりそうです。

アパレルメーカーにとっても「健康の提案」は不可欠の時代に!

最後に、アーバンリサーチの宮啓明さんにデジタルヘルスケアパジャマの開発秘話を聞いてみました。

―本商品を発売した経緯、売れ行き動向をお聞かせください。

宮:当社としてのスリープテック製品は未開のマーケットで、新たなお客様との接点になればと考え製品化しました。

ご愛用くださった方からは「他のスリープテック製品と違い、パジャマ型で、お腹付近にデバイスがあるので寝る際に端末が気にならない」「自分の睡眠がスコア化されるので、ゲーム感覚で楽しめる」といったご感想をいただいています。

―今後、アーバンリサーチではさらなる健康に関わるアイテムをリリースされる予定はありますか?

古川 具体的には決まっていませんが、「アフターコロナ」の世の中は、コロナ禍以前のライフスタイルから大きく変わることは想像に容易いですよね。今後は特に「健康への意識」が高まっていくはずだと考えており、弊社でもこういったニーズには柔軟に対応していきたいと考えています。

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優れたアイテムでありながら、健康的な生活を支えるため、メーカー側にとっては提案の側面もあったデジタルヘルスケアパジャマ。今後も「健康+アパレル」アイテム登場に期待大です

(松田義人)

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