ラーメン店に保健所が行政指導 もっこす、立ち入りで「不衛生」指摘

ラーメン店に保健所が行政指導 もっこす、立ち入りで「不衛生」指摘

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2023/09/19
No image

"もっこすのロゴ=2023年9月7日午後4時28分、神戸市内、小川聡仁撮影"

兵庫県内でラーメン店を運営する「もっこすフーズ」(本部・神戸市灘区)の工場や一部店舗に対し、神戸市保健所が今春、食品衛生法に基づく立ち入り検査をしていたことが、市への取材でわかった。立ち入りの結果、食品管理や製造の過程に不衛生な点があるのを確認。改善を求める行政指導をしたという。

もっこすのホームページ。豚足しょうゆ味の「中華そば」が人気

同社は朝日新聞の取材に対し、立ち入り検査と指導を受けたことを認め、「工場・各店舗の衛生管理について改めて見直し、改善すべきところは改善して参ります」と書面で回答した。

市によると、同社について3月、「施設で衛生上の問題がある」などとする相談が外部から寄せられた。

これを受けて、市保健所が同月に神戸市内の工場や店舗に立ち入り、衛生管理の不備を確認した。

関係者や同社によると、▽工場の壁の汚れ▽食品を入れた容器の床への直置き▽虫を防ぐ網戸の未設置▽会社の吸収合併に伴う食品製造業の届け出の不備、などが指摘されたという。

2021年から義務づけられた衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」も未導入だった。指導を受け、同社はいずれも改善を進めているとしている。

市は3月から現在にかけて、同社から衛生状態の改善について随時報告を求め、指導する「監視指導」を続けている。健康被害は確認されていない。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加