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ライフプランから運用サポートまで、確定拠出年金情報は「みずほDC・iDeCoアプリ」で安心

ライフプランから運用サポートまで、確定拠出年金情報は「みずほDC・iDeCoアプリ」で安心

  • モーニングスター
  • 更新日:2021/07/21
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みずほ銀行は今年6月29日から、iDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型DC(確定拠出年金)加入者向けの情報提供を行う「みずほDC・iDeCoアプリ」の提供を開始した。ライフプランニングから、運用状況の確認、運用サポートツールなど、確定拠出年金に関する情報が全て集約されたアプリとなっており、「みずほのiDeCo」の加入者やみずほ銀行が運営管理機関を務める約136万人の企業型DCの加入者に、同アプリの活用を促している。同アプリ開発の背景等について、みずほ銀行アセットマネジメント推進部の林佑美氏と吉田由佳氏に聞いた。

――「みずほDC・iDeCoアプリ」は、確定拠出年金に関する情報をひとつのアプリに集約し、いつでも手軽に参照できる便利なツールですが、このアプリを開発した意図は?林 みずほ銀行では、確定拠出年金制度発足当初の2001年から、積極的に普及に取り組んできました。企業型DCでは多くの企業様の運営管理機関を務め、約136万人の加入者をサポートしています。また、リスク許容度に応じたポートフォリオ提案と運用状況に応じたアラートメールで退職時の目標達成をサポートするツール「SMART FOLIO<DC>」をDC業界で初めて提供するなど、資産運用に慣れていない方でも簡単に自分に合った運用商品を選択できるサービスの開発等に取り組んできました。個人型DCであるiDeCoについても、残高50万円以上、または、掛金1万円以上かつメールアドレスおよび「SMART FOLIO<DC>」の登録で、運営管理機関手数料を無料にするなど、多くの方々にDC制度をご利用いただけるよう努めています。

DC利用者向けの情報提供は、加入者専用サイトや年1回~2回発行する「お取引状況のお知らせ」にチラシを同封するなど、機会があるごとに行っています。また、企業型DCでは、加入者向け投資教育セミナーや企業のDC担当者向け研修会の開催、そして、企業様のイントラに情報提供用のコンテンツを置いていただくなど、DCを有効にご活用いただくための情報提供に努めてきました。

一方で、「SMART FOLIO<DC>」やライフプランニングツールなど便利なサポートツールを開発したり、漫画や動画を使って確定拠出年金を解説するコンテンツ等を作っても、それらを利用するのは資産形成に積極的に取り組む、限られた方々になっていました。そこで、個人型では、昨年からメールマガジンを月1回程度お送りする等、積極的な情報提供を始めたところ、メルマガの開封率やクリック率は想定以上に高く、私どもから働きかけることで、加入者に必要な情報をお届けできるという手応えも感じていました。企業型DC加入者についても、企業のDC担当者とご相談しながらメールを通じて「想定利回りの達成状況」や「分散投資の重要性」をご案内し、配分変更やスイッチングを促す試みを行う等、コミュニケーションの機会を増やしています。

過去21年間にわたってDC加入者への投資教育やDC制度等についての情報提供に努めてきたこともあり、運用サポートツールやeラーニングでの学びのツール、手軽に閲覧できる漫画や動画など、みずほ銀行には様々な情報コンテンツがあります。これらのコンテンツにはそれぞれに開発意図があるのですが、ただ並べて置いてあるだけだと、それぞれの意図を伝えきれていないと感じていました。現在、ほとんどの方がスマートフォンをご利用されているので、スマートフォン用のアプリをご提供することで、一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションが可能となり、プッシュ通知を使えば必要なタイミングで必要なツールやコンテンツへのアクセスを促すこともできると考えました。

――結婚や子供の誕生など、いわゆるライフイベントがあった時が、運用プラン見直しのタイミングにもなりますが、そのような個々の事情に応じた情報提供ができるのですか?林 アプリでご登録いただくのは、生年月日とiDeCoや企業型DCへの加入の有無程度ですので、現在のところ、個々人の状況に応じた情報提供といえるほどのコミュニケーションはできませんが、年齢に応じて、たとえば、50歳代後半になって退職を意識する年齢に近づいてきたら、その準備に必要なことをお知らせするなど、必要な時に、必要な情報を届けることができるよう工夫をしていきたいと思っています。

また、アプリだけでは限界がありますので、「お取引状況のお知らせ」、加入者専用ウェブサイトやコールセンター、メルマガなどの従来のサービスと組み合わせてアプリを活用することで必要な情報を届けていきたいと思っています。吉田 企業型DCの情報提供では、個々の企業様の状況に応じて加入者WEBサイトに掲載する情報内容を工夫するような取り組みを行っています。アプリができたことで、このアプリを具体的にどのように活用していくことができるかということについては、個々の企業の担当者様と打ち合わせをして、具体的な使い方のご提案などをしていきたいと思っています。

また、継続投資教育で直接加入者である従業員の方々と接する機会もありますので、その際にもアプリをご紹介したり、アプリについてのご意見をいただいたりしながら、アプリの使い方についてもご提案していきたいと思っています。

――アプリでは個人型のiDeCoと企業型DCのどちらの情報も入れることができるようになっていますが、個人型と企業型の運用資産を1つに合わせて管理するようなこともできるのでしょうか?林 アプリは情報提供ツールとして開発しましたので、資産管理については、個人型と企業型、それぞれの口座の残高情報等を個別に参照することになります。ただし、「みずほのiDeCo」と企業型DCに加入されている方には、個人型と企業型を両方運用する上での必要な情報をお届けするなど、登録していただいた内容によって提供するコンテンツ内容を変えるなど、カスタマイズした情報提供をします。できるだけ個々の利用者の状況に応じた情報を整理してお届けすることを意識しています。

資産の一元管理ができるようにしてほしいというご要望は、加入者様からの声としてお聞きすることもありますので、今後の開発の中で検討していきたいと思っています。

――アプリの機能として今後、拡充される予定は?吉田 企業型DCで提供している「人生100年デザイナー」というライフプランモニタリングツールがあるのですが、現在はWEBにしか対応していないものをスマートフォンでも使えるようにし、今後、アプリに搭載する予定です。

みずほ銀行は、「SMART FOLIO<DC>」や「人生100年デザイナー」などのデジタルコンテンツの開発に注力し、金融サービスのデジタルシフトを推進しています。たとえば、DC加入時に加入者に配布するテキスト(スターターキット)についても、いち早くデジタル化を実現しました。コロナ禍でリモートワークが広がる中で、紙の資料を配布して郵送でお手続きいただくということが難しくなった中でも、デジタル化を行っていたために、スムーズに加入手続きを受け付けることができています。林 個人型は、「みずほのiDeCo」だけでなく、提携先プランの加入者の方々にも使っていただけるように調整を開始しています。

――今後の展望は?林 みずほ銀行は、「貯蓄から資産形成へ」という金融界の大きなトレンド変化に積極的に取り組んでいます。アプリに組み入れた「みずほ銀行おかねアカデミー」「未来想像WEBマガジン」は、DC制度のために作ったコンテンツではなく、広く一般的に資産運用について考えていただくきっかけづくりとして、みずほ銀行のウェブサイトなどにも掲載しているコンテンツです。日本は欧米に比べて家計の金融資産で預金の比率が高いといわれますが、DCを始めている方々は、預金から運用商品にお金をシフトされる方が多いという傾向もあります。多くの方々がiDeCoや企業型DCを通じて資産形成を始めていただくことによって、日本の家計の金融資産の構成も変わっていくきっかけになるのではないかと期待しています。

税制優遇をきっかけにiDeCoを始められた方の中には、iDeCoが初めての資産運用だという方も少なくなく、一度手続きをした後はそのままにしてしまい、運用状況の確認すらしなくなってしまう方や、運用状況の確認をしてもどんなタイミングでどのように見直していけば良いか迷っていらっしゃる方もいます。今回のアプリを通じて、ご利用者一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションを心掛け、必要な情報がお届けできれば、安心してiDeCoやDCと付き合っていただけるだけでなく、DC以外の資産運用にも興味や関心を持っていただけると思います。より多くの方々がiDeCoや企業型DCを使って、これまで以上に前向きに資産形成に取り組んでいただける状況を作っていきたいと思います。

みずほ銀行では年に数回のペースでオンラインセミナーを開催し、様々な情報をお届けしていますが、昨今では資産運用をテーマにしたセミナーのQ&Aセッションが大変盛り上がっており、資産運用や資産形成についての関心がかつてなく高まっていると感じています。このような皆様の疑問やご心配等にしっかりお応えして、問題の解決策になるようなご提案をしていきたいと思っています。吉田 みずほ銀行は上場企業の約7割に当たる企業様とお取引いただき、DC分野では約136万人の加入者をサポートする立場にあります。過去20年以上にわたってDC分野で行ってきたサービスによって、企業様が抱える様々な課題にお応えするノウハウや経験を重ねてきました。私どもが運営するコールセンターが評価会社から高い評価を受けることができるのも、これまで積み重ねてきた経験やノウハウがしっかり活かされているためだと思います。これからも、みずほ銀行に相談すれば「間違いない」、「安心できる」といっていただけるようしっかりと加入者の方々をサポートしていきたいと思います。(画像は、「みずほDC・iDeCoアプリ」のイメージ。提供:みずほ銀行)

徳永 浩

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