【侍ジャパン】大谷翔平、準決勝相手のメキシコ先発左腕は一緒に焼き肉行く親友サンドバル...担当記者が占う

【侍ジャパン】大谷翔平、準決勝相手のメキシコ先発左腕は一緒に焼き肉行く親友サンドバル...担当記者が占う

  • スポーツ報知
  • 更新日:2023/03/19
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◆WBC2023 ▽準々決勝 メキシコ5―4プエルトリコ(18日・ローンデポ・パーク)

侍ジャパンの準決勝の対戦相手が17日(日本時間18日)、プエルトリコに逆転勝ちしたメキシコに決まった。20日(同21日)に米フロリダ州マイアミで行われる大一番は、エンゼルスで大谷翔平投手(28)と同僚の左腕P・サンドバル投手(26)が先発予定。準々決勝ではイタリアのDa・フレッチャー内野手(28)とも対戦した大谷が、再び同僚対決を制し、3大会ぶりの決勝進出を狙う。手の内を知り尽くした選手との対決を安藤宏太記者が「占う」。

準決勝の相手がメキシコに決まった。準々決勝後に「あと2試合あるので、まだまだ引き続き気を引き締めて頑張ろうと思います」と話していた大谷の前に立ちはだかるのは、またしても同僚だ。先発のマウンドに上がるのはエンゼルスの左腕・サンドバルの予定。12日(日本時間13日)の1次ラウンド(R)米国戦で3回2安打1失点の好投で勝利に導いた立役者だ。昨季は27登板で6勝9敗と白星には恵まれなかったが、防御率は2・91。エ軍の先発陣では大谷に次ぐ2番手だった。

大谷とサンドバルは普段から仲良し。今春のキャンプでは常にキャッチボールをしていた。これまでクラブハウスの席も近くで冗談を言い合うことも多かった。シーズン中には一緒に焼き肉店に行くほどの2人が、決勝進出をかけた大舞台で、真っ向勝負する。

サンドバルがチームメートの大谷を細かく分析する機会は少ないはずだ。だが、キャッチボールをするなど、同じ投手として大谷は同僚左腕の癖や特徴を十分に理解している。情報の少ない国際大会だが、侍ナインに細かな特徴を共有することも可能。大谷はさらに準々決勝までの5試合で16打数7安打の打率4割3分8厘で1本塁打、8打点と絶好調。準決勝以降は登板しない見込みで、打者に専念できることもあり、心理的には大谷にプラスに働きそうだ。

準々決勝・イタリア戦(東京D)でも同い年の同僚Da・フレッチャー内野手(28)と対戦。試合前に「やってみれば分かる」と心待ちにした直接対決は2打数1安打だった。「またこの大会が終わればチームメートになる。ひとつの思い出として」と、試合後には2人でグラウンドに出て、健闘をたたえ合いながら記念撮影もした。それだけ同僚と真剣勝負することは特別なことだった。

メキシコのヒル監督もエ軍の一塁コーチを務める。さらに、決勝進出を決めた場合、米国のM・トラウト外野手(31)との対戦の可能性もある。トラウトは「彼は良き友達の一人で、チームメートと競い合うことは、きっと楽しいと思う」と対戦へ意欲十分。投手・大谷との直接対決にはならないが、ともに打線の中心打者として勝負の命運を握っている。

この日早朝に米フロリダ州マイアミに着いた際には、チェコ代表の帽子をかぶるなど、敗退したチームの思いも背負った大谷。強いこだわりを持つ世界一へあと2勝。相手が誰であっても、頂点へ向けて突き進むだけだ。(安藤 宏太)

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