◇陸上・実業団学生対抗(2022年8月6日 レモンガススタジアム平塚)
男子110メートル障害決勝では元日本記録保持者の高山峻野(ゼンリン)が自己ベストの13秒10で優勝した。今季世界8位、日本歴代2位の好タイムで「今日が人生のピーク。たまたまです」と苦笑いを浮かべた。
先月の世界選手権は代表漏れしていた。落選は想定内だけに冷静に日本勢のレースをテレビ観戦できたが「1週間前まで毎日お酒を飲んで自堕落な生活をしていた」と告白。今回は自然体で臨んだことが奏功したが、「今日のことは忘れて練習したい。もっと上を目指せるように頑張りたい」と語った。
110メートル障害の日本勢は実力者をそろえ、世界舞台への激戦区。世界選手権代表の泉谷駿介や村竹ラシッドらとは「一緒に走りたくない。つぶし合いたくない」と本音をのぞかせ、今後については「日本から出たくない」と海外レース挑戦などはせずに国内でマイペースにハードリングを磨いていく。