亡き副主将と甲子園へ、離島から快進撃の壱岐5回コールドで力尽く/長崎

亡き副主将と甲子園へ、離島から快進撃の壱岐5回コールドで力尽く/長崎

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/07/22
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壱岐対海星 亡き野球部員の辻村怜聖さんの遺影を持ち写真に収まる壱岐ナイン(撮影・菊川光一)

<キミしか勝たん>

<高校野球長崎大会:海星12-2壱岐>◇22日◇準々決勝◇長崎県営野球場

昨年9月、新チームで壱岐(長崎)の副主将を務めていた辻村怜聖(りょうせい)外野手(当時2年)が練習試合の遠征中に突然倒れ、17歳で亡くなった。今夏は毎試合ベンチに遺影を置き、両親も遺影を手に試合を見守ってきた。3回戦では優勝候補の長崎日大に2-0で勝つなど、離島から快進撃を続けて3勝。この日の海星戦は2-12の5回コールド負けで4強進出はならなかったが、怜聖さんのために、気持ちをひとつに戦った。父勝さん(56)は「野球部が心の支えで、怜聖にどこかで会えるんじゃないかと思いながら応援してきましたが、区切りがつきました」と話した。

主将でエースの赤木利玖投手(3年)も、亡き同級生を思って奮闘した。つばに「怜聖のために勝つ。甲子園に連れて行く」と書き込んだ帽子をかぶり、1-3の4回からリリーフ登板。ピンチを招くたびにその文字を見つめ、奮い立った。だが、4回に2点弾を浴びると、5回も失点して途中降板し、右翼の守備位置でコールド負けを味わった。赤木主将は「力をくれたと思うけど、怜聖の力を生かせなかった…」と涙。怜聖さんと戦った一丸の夏が終わった。【菊川光一】

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