「個性がないコンプレックスが今では強み」YouTuber・じゅりっこ 逆転の発想と地道な努力「登録者数は13万人に」

「個性がないコンプレックスが今では強み」YouTuber・じゅりっこ 逆転の発想と地道な努力「登録者数は13万人に」

  • CHANTO WEB
  • 更新日:2022/06/24

K-POPダンスの練習動画が、めちゃくちゃ分かりやすい!と人気のYouTuber・じゅりっこさん。今でこそ、その人気が確立されてきましたが、じつはダンスを職業にしようとしてからYouTuberとして活動するまでは、紆余曲折がありました。

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そんな彼女のYouTubeへの向き合い方を伺うと、「バズる」のは偶然ではなく必然なのでは?と思えてきました。SNS上で誰でも有名になれる時代だからこそ、地道な努力が実を結ぶ。そんなことを教えていただいた気がしました。

ダンスを趣味から職業とするまで

—— ダンスにハマったきっかけは?

じゅりっこさん:

5歳のころからダンスを習っていました。いちばん最初は浅田真央さんに憧れてバレエをやりたかったんですけど、当時自宅近くにバレエスタジオがなかったので、ジャズダンスのスタジオに通っていました。小学生になってダンスとバレエを始め、どんどんハマっていきました。高校生くらいからは、ヒップホップを始めました。

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—— ダンスを職業にしようと意識したのはいつ頃でしたか?

じゅりっこさん:

ダンスなしでは、私は何者にもなれない。そんな思いは常にあったかもしれません。

5歳のころからダンスをしていて、ダンサーになりたい願望は当時からあったはあったのですが、そのときはかわいい服着て踊るのに憧れている、くらいの感覚で。高校を卒業したくらいから、職業としてのダンスを意識し始めました。

ダンスの専門学校に入学し2年間ダンスを学んだのですが、卒業後就職となったときに、ダンス業界は就職における需要と供給のバランスがあまりよくないという実情を思い知らされて。ダンスを職業にしたい人に対して、働ける場所がとにかく少ないんです。なので、卒業後はダンスの仕事とアルバイトを掛け持ちし、何とか食い繋いでいた、という状態でした。

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—— その頃からYouTubeを?

じゅりっこさん:

いえ、初めはダンスインストラクターとして働いていました。徐々にインストラクターのお仕事が増えて、2019年の年末に初めてダンスだけで生活できるようになったんです。ですがその矢先に…コロナ禍のパンデミックがあって、とたんに無職に…。「初めてダンスで生活ができる!自分もこれでダンサーの一員だ!」と、思えた途端、全部仕事がなくなりました…。まるまる3か月ぐらい無職の状態でした。

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—— それは大変でしたね。

じゅりっこさん:

アルバイトも辞めたばかりで貯金もなくて、大変でした。自分のダンスを披露したいという思いで、それまでもたまに動画を投稿していたりはしましたが、少しずつインストラクターの仕事が増えてきたのでYouTubeは更新していなくて。でもそのインストラクターの仕事もなくなり、いよいよ無職となってしまった…。「この生活をどうにかしなきゃ!」と、自宅で踊り始めたのが、YouTubeを本格的に始めたスタートでした。

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Youtubeを始めたきっかけは「コロナ禍」

—— 今や、チャンネル登録者数13万人と、すごい人気ですよね。バズるきっかけって、わかりやすく何かあったのでしょうか

じゅりっこさん:

コロナ禍で皆が自粛していたときに、星野源さんが『うちで踊ろう』を発信していて、それをいろいろな人が投稿していましたよね。

私は三浦大知さんが踊ったものをコピーダンスして、最初はただ見て欲しくて投稿していたんです。そうしたら「この踊り方の講座をしてほしい」というコメントをいただいて。はじめは正直、レッスン料をいただいて教えるインストラクターという仕事をしていたこともあり、無料で練習動画を投稿することは、レッスンにきていただく人に申し訳ない…という気持ちもありました。

ただ、そんな声を多くいただいたので、試しに練習動画を投稿してみたんです。それがすごく好評をいただけて、いろいろな人に「ありがとう!」とコメントいただけて。そんなことは初めての経験で「いまは無職だけど、人の役にも立てている」と、すごく勇気をもらえたんです。それから、当時流行ってたK-POPの解説動画を積極的に載せるようになりました。今までは自分の踊りを見せる目的でしか投稿していなかったので、解説動画を出すということは新たな挑戦でした。

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「踊りたい」を「踊りを教えたい」という視点に変えた

—— いままでのダンス人生、壁にぶち当たったことはありましたか?

じゅりっこさん:

表に出る人間として活動したい、見られたい、という気持ちが小さいときからありました。そこを突き詰めていくと、誰からも応援されないとか、アーティストさんのようにファンになってくれる人が見つからない…となって、いま思うとそこが壁だったのかもしれません。

今までは「自分のことを知ってほしい」という思いが強かったのですが、初めて「解説してほしい」とコメントをもらったときに、すとんと腑に落ちたというか。私が求められてるものは、解説で人に教えることだったんだなあと。

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そしてダンスをずっとやってきた中で「癖がないこと」が、コンプレックスでした。周りには個性が強い人がたくさんいて、その中で目立つことができなくて。それも悩みでした。その悩みは、コピーダンスをすることで、逆転の発想で生かせた気がします。誰かをコピーするからこそ、個性がないのが逆に強みになりました。

—— コンプレックスをプラスに変換できたのですね

じゅりっこさん:

そうですね、みなさまのおかげで変わりました。ずっと私は「何ももっていない」と思っていて、「ダンス踊ってる人なの?」「ダンサーっぽくないね」と言われることもしばしばでした。もがいている中でコピーダンスというものに出会って、本当によかったなと思っています。5歳のころからいろいろなジャンルのダンスに触れ合っていたのも、コピーダンスをする上ではとても役に立っています。

—— 実際にバズってみて、今感じていることは?

じゅりっこさん:

すごい充実してます!毎日楽しいです! 人からダンスを通じて「ありがとう」と言われる瞬間が、小さいときはなくて。いわれても「よくできたね」とかでしたので。「ありがとう」と感謝されることで、ここが私の居場所なんだ、と思えて、すごくやり甲斐を感じられます。ダンスでお仕事をするのは、自己満足だけじゃダメなんだって、みんなからのコメントで気づかされている日々ですね。

また、バックダンサーをしてた頃は、やっぱりアーティストさんありきのダンサーなので、どうしても自分を出すっていうことが、あまりしてはいけない場面だったり、っていう中で、今はいち「じゅりっこ」として見てくれるかたが増えた。そういう意味では「認識してもらってるんだ!」という嬉しさがありますね!

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ダンスを通じて、これからも人と繋がりたい

—— 最後に、今後の目標を教えてください

じゅりっこさん:

今は「じゅりっこダンス部」というYouTubeチャンネルを頑張って、普段会えない遠くの方にもダンスの楽しさを伝えていけたら。どんどんじゅりっこダンス部を大きくしていきたいと思います。そしてこれからいろいろと落ち着いてきたら、みんなと直接会って、一緒に踊りたいです!

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PROFILE じゅりっこさん

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1996年生まれ。ダンス歴は20年(ジャズ20年、クラシックバレエ15年、ヒップホップ7年)。YouTubeチャンネル「じゅりっこ ダンス部」の登録者は13万人。流行のK-POP曲をほぼ全てレッスン動画にて公開し、反転と後ろ向きの2画面切り替えでとても分かりやすいとじわじわ人気に急上昇中。

取材・文/松崎愛香 写真/田尻陽子

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