能登地震的中のMEGA地震予測・村井俊治東大名誉教授「石川はあと1か月、要警戒です」

能登地震的中のMEGA地震予測・村井俊治東大名誉教授「石川はあと1か月、要警戒です」

  • NEWSポストセブン
  • 更新日:2022/07/05
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「危険度1位」は中部と指摘されていた

少なくとも6人の怪我人を出した6月19日の能登地方地震(最大震度6弱、マグニチュード5.4)。実はこの地震を予測していた人物がいた。測量学の世界的権威で地震科学探査機構(JESEA)会長の村井俊治・東大名誉教授である。村井氏は週刊ポスト6月10日・17日号で、石川県や富山県をはじめとする中部地方で〈6月22日頃〉までに〈マグニチュード5.5±0.5〉の地震が起きると語っていた。

【写真】能登地震を予測していた東大名誉教授・村井俊治氏

6月19日の地震直後、SNSでは〈また当たりましたね、凄い〉〈今回の能登の地震マジで的中させててすごい〉など驚きの声が上がった。

村井氏が会長を務める地震科学探査機構(JESEA)では、週に1度メルマガ「週刊MEGA地震予測」にて、地震が起きる地域とその規模などについての予測を発信している。

高い予測精度を可能にしているのが、MEGA地震予測ならではのシステムだ。MEGA地震予測は、国土地理院が全国約1300か所に設置した電子基準点のGPSデータを使って地表の動きを捉え、基準点の1週間ごとの上下動の「異常変動」、長期的な上下動の「隆起・沈降」、東西南北の動きの「水平方向の動き」という3つの主な指標を総合的に分析している。そのほか、一昨年以降はAI(人工知能)による危険度判定や、衛星画像の解析も導入し、より精度を向上させているという。村井氏が語る。



「JESEAでは『あらゆる可能性を否定しない』という研究方針です。様々な科学的観測データに基づく前兆現象を検証しながら、新しい予測方法の開発に日々取り組んでいます」

能登地方では、6月20日にも最大震度5強(マグニチュード5.0)の地震が襲った。今後の地震について不安視する声も上がっているが、村井氏はどう考えているのか。見解を聞くと村井氏は「引き続き警戒が必要です」と語った。

「3か月くらい前まで石川県、富山県、福井県の北陸3県は全体的に沈降しておりましたが、能登半島の先端付近だけは隆起し続けていた。そのため能登半島先端の周辺の地表は、不安定な状態でした。現在も隆起傾向は持続しているため、今後1か月くらいは中小の地震が続く可能性はあります」

油断は禁物。引き続き注意を払いたい。

NEWSポストセブン

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