豊後高田市の農園、オリーブオイル品評会で金賞 建設業から参入して10年

豊後高田市の農園、オリーブオイル品評会で金賞 建設業から参入して10年

  • 大分合同新聞
  • 更新日:2022/05/14
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金賞を受賞したオリーブオイルを手にする小関直也さん=豊後高田市

【豊後高田】豊後高田市堅来の小関オリーブ農園が、「第1回純国産オリーブオイル品評会」(2月)で和食部門の金賞に輝いた。建設業から参入して10年。旬を見極め、手作業で摘み取った実から抽出したオイルは「和食の繊細な味に対応できる」「生魚にも焼き魚にも合う」と評価された。社長の小関直也さん(47)は「大きな自信になった」と、さらなる品質向上に意欲を燃やしている。

品評会は産地である静岡県の県オリーブ普及協会が主催。国内で栽培・搾油した100%国産オイルの生産量の増加と消費拡大を目的に、初めて開催した。

オイルを使用する料理別に「洋食」「和食」「その他」の3部門があり、全国25の農家が出品。著名なシェフや料理専門家らが審査し、部門ごとに金賞1点と銀賞2点を選んだ。

小関さんは小関工業(同市玉津)を経営する傍ら、2011年にオリーブ栽培を始めた。動画投稿サイト「ユーチューブ」を見るなど独学し、悩んだときは岡山県まで足を運んで専門家に指導を受けた。

現在は約3ヘクタールで年1トンを収穫。社員も知識を身に付け、収穫の繁忙期には全員で作業に当たっているという。

実に傷が付くと酸化して品質が落ちるため全て丁寧に手摘みをして、地面に落ちると使わない。

実の出荷だけをしていたが、19年からオイル生産を始めた。市内にもう1人いる生産者と組合を設立し搾油機を共同導入。収穫後24時間以内に油を搾り、瓶詰めまで細心の注意を払う。

金賞を獲得した商品(183ミリリットル、7千円)は農園で直売している。今後は玉津に販売所を開く予定。

組合として、ふるさと納税の返礼品となるオイル開発にも取り組んでいる。

小関さんは「10年目でやっと自分のやってきたことが間違いではないと証明できた。ドレッシングや化粧品など新商品の開発にも挑戦したい」と話している。

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