佐々木朗希が月間MVP! ビジネス界注目のロッテ育成法も「MVP級」

佐々木朗希が月間MVP! ビジネス界注目のロッテ育成法も「MVP級」

  • ココカラネクスト
  • 更新日:2022/05/14
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ロッテ佐々木朗希投手(20)が3、4月度のパ・リーグ月間MVPを初受賞した。

「初めてなのですごくうれしいですし、チームメートにすごく感謝しています。中6日で投げたりとか、去年よりも成長したところも見せることができましたし、こういう結果を1年間通してできたらなと思っています」とプロ3年目の成長の実感がコメントにもあふれた。

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3、4月は5試合に先発して3勝0敗、防御率1.50。4月10日オリックス戦では史上16人目の完全試合を達成し、プロ野球新記録の13者連続三振、同タイ記録の1試合19三振を奪った。自己最速164キロをマークするなどシーズン開幕から球界の話題をさらい、文句なしの月間MVP選出だった。

岩手・大船渡高の163キロ右腕として「令和の怪物」と呼ばれた佐々木朗は、2019年のドラフトで4球団競合の末にロッテ入り。高卒ながらすぐにプロで通用するとも言われたが、無理をさせず、長期的な視野で素質を開花させたロッテの育成法が、あらためて高い評価を集めている。

ルーキーイヤーの1年目はキャンプから1軍に同行。1軍レベルを体感しながら、2軍ですら1度も登板させず、体作り、肉体強化に専念させた。2年目は5月に1軍デビューも、間隔を空けながら慎重に登板させ、イニング数、球数を増やしていった。優勝を争うシーズン終盤、ポストシーズンで快投し、開花を予感させた。そして迎えた3年目、1試合を投げきる体力をつけた佐々木朗は覚醒し、大偉業を達成した。

長期スパンの育成はいまも進行形で実践されている。佐々木朗が完全試合に続く登板となった4月17日の日本ハム戦でも、8回まで1人の走者も許さない完全投球を見せた。だが102球と球数がかさんだため降板措置をとり、記録がかかる9回を投げさせなかった。シーズン前、球数制限の目安として井口監督が「まず100球、いずれは120球」と体への負担を考慮していた通りだった。

ロッテの育成プランには当初、プロ野球OBなどから懐疑的な見方も多かったが、佐々木朗の活躍で一気に形勢逆転。これまで多くの原石がプロの門をたたいたが、指導法が合わずに伸び悩み、才能をつぶされてきた。我慢して、急がせず、経験を積ませることによって、佐々木朗という特別な才能が伸び伸びと力を発揮している。

じっくり育成の「朗希メソッド」は球界だけでなく、ビジネス界でも注目されている。「早く一人前に成長してほしい」と願うあまり、焦って指導し、結果を求めすぎてはいないか? 若者の高い離職率の一因ではないか? 佐々木朗の成功事例がヒントとなり、新たな気づきを与えることになれば、それこそMVP級の価値がある。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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