わろてんか、松坂桃李の“クズっぷり”は新境地!?

わろてんか、松坂桃李の“クズっぷり”は新境地!?

  • 日刊大衆
  • 更新日:2017/12/06
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わろてんか、松坂桃李の“クズっぷり”は新境地!?

NHKの連続テレビ小説『わろてんか』の松坂桃李(29)が、かつてないほど叩かれている。正確にいえば叩かれているのは松坂ではなく、彼が演じる藤吉だ。「藤吉がクズすぎ」「むしろすがすがしいぐらいにダメ男」とネット上でも、たびたび話題になっている。11月30日の放送回もまた、見事なダメッぷりを発揮した。

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仕事に奮闘するあまり家に居つかない藤吉。リリコ(広瀬アリス/22)を勝手に子守り係として家に入れるなど暴走が相次ぎ、妻であるてん(葵わかな/19)はすっかり怒り心頭。“堪忍袋”に愚痴を吐き出していた。そしてついには、芸人の給料を新しい寄席の手付金として持っていってしまった藤吉に、芸人連中までも腹をたてる。

たまたま風鳥亭を訪れていた伊能栞(高橋一生/36)が援助を申し出るも、てんはこれを断った。そして藤吉が帰るやいなや、てんは「父親でも夫でもありまへん」と責めるが、それでも煮え切らない態度の藤吉に、とうとう堪忍袋の緒が切れて……。

■大泉洋も玉木宏も“ダメ男”役だった!

藤吉のダメ夫ぶりには驚いたが、朝ドラにはこれまでもたくさんのダメ男が登場してきた。まず思い出すのが2015年上半期放送の『まれ』。ヒロイン希(土屋太鳳/22)の父である徹(大泉洋/44)は、自己破産したあげくに失踪を繰り返すダメ親父だった。

また『まれ』の次に放送された15年下半期の『あさが来た』で、主人公あさ(波瑠/26)の夫となった新次郎(玉木宏/37)もダメ男。夜遊びばかりで仕事もろくにしないという設定で、話題になった。藤吉はまさにこの系譜にピタッとハマるのだが、これまでイケメン役が多かった松坂桃李にとって、藤吉役は一つの挑戦なのではないだろうか。

特撮ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)のシンケンレッドとしてデビューした松坂は、これまで“ヒーロー”さながらのかっこいい役を多く演じ続けてきた。近年では15年公開の映画『日本のいちばん長い日』での陸軍若手将校役や、映画『劇場版MOZU』でのテロリストの権藤役など、主演でなくともイケメン俳優として話題となってきた。

それが、ここにきて誰が見てもダメダメな藤吉役! これは松坂が俳優として過渡期に入ったことを表している。何をやっても視聴者をイライラさせるダメ夫役は、「カッコイイ」が売りのイケメン俳優から、喜劇も演じられる実力派俳優への成長が感じられ。これは松坂の新境地とも、言えるのだ。

思い返せば『まれ』の徹も、『あさが来た』の新次郎もダメ男だが、どこか憎めない魅力たっぷりの人物だった。藤吉もまた人間味あふれる愛らしい男。どんなに非難されたとしても、今後も『わろてんか』でドタバタと活躍してくれること間違いなしだろう。三十路を前にした松坂桃李がこの役をどのように演じきるのか、これからも文句を言いつつ、ぜひ注目したい!(半澤則吉)

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