クリスマス商戦は令和で一変 平日イブでスーパーやコンビニは「予約商品」強化へ

クリスマス商戦は令和で一変 平日イブでスーパーやコンビニは「予約商品」強化へ

  • 日本食糧新聞電子版
  • 更新日:2019/12/19

令和になりクリスマス商戦は一変しようとしている。平成年間は23日が祝日だったことにより、どのような曜日まわりでもピークを作れたが、今年のクリスマスイブは火曜日。平日に挟まれたイブは1987年以来で、スーパーにとっては苦境になる。一方、コンビニエンスストアには平日イブで売上げを伸ばした実績があるものの、食品ロス対策が足かせになる。スーパーもコンビニも、令和時代のクリスマス戦略の鍵を握るのは「予約商品」の強化だ。

消費者を対象としたイオンの調査によると、クリスマスパーティーの予定は土日の21、22日とする割合が35%、イブが46%と割れている。イオンリテールの場合、イブは曜日販促の火曜に当たることから、土日と火曜日で二つの山を作り、クリスマス期間トータルでの前年超えを目指す。毎年、新規性のある食材をクリスマスメニューとして提案してきたが、今年はなじみのあるサーモンを主軸に、手軽に作れるレシピと合わせて訴求する。

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ファミリーマートはクリスマスケーキを完全予約制に変更

平日イブはコンビニには追い風で、ファミリーマートでは従来、売上げは休日イブに比べ10%増くらいになっていたという。ただ、今年はクリスマスケーキを完全予約制にした。店頭売りは小型の3号サイズ(直径9cm)だけとする。食品ロス削減が目的で、同様に完全予約制とした土用のウナギの売上げは2割減となった。ただ、加盟店の利益は改善できたとしている。

コンビニにとって、イブ当日はケーキと合わせてフライドチキンを売り込む機会でもある。ケーキを完全予約にしたことが及ぼす影響は懸念材料になっている。

総合スーパーほど広域商圏ではないものの、食品スーパーも平日イブ対策に苦慮している。24日は惣菜に特化し、夕方に向けて売場を充実させることが各社共通の方針だ。

ヨークベニマルの惣菜子会社ライフフーズは、秋からスペアリブやカモ肉ステーキなどを週末メニューとして育成、クリスマスディナーの主力品としたい考えだ。

ヤオコーは、予約ケーキのカタログ巻頭にオードブルや寿司とのセットメニューを特集、予約商品でクリスマスの食卓需要の丸抱えを図る。狙い通り、セットメニューは計画を上回る推移という。これは料理を作る時間のない平日イブへの対応だけでなく、少子化・世帯の少人数化でクリスマスケーキ市場が漸減傾向にあることへの対策でもある。

平日イブが格段に増える令和時代、予約商品は生活者のクリスマスの食卓に必要なものとして拡大しそうだ。ケーキに限らず、すでに各社が取り組んでいるようにディナーメニュー全般で拡大の余地がある。

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