メジャーでも二刀流!大谷、移籍先は起用法を重視「どれか一つを諦める考えない」

メジャーでも二刀流!大谷、移籍先は起用法を重視「どれか一つを諦める考えない」

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2017/11/12

日本ハム・大谷翔平投手(23)が11日、東京・千代田区の日本記者クラブで記者会見に臨み、ポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦を正式表明した。5年間を過ごした球団や北海道のファンに感謝の気持ちを伝え、少年時代から抱いていた夢の実現を前に「どれか一つを諦めるということは考えていない」と、二刀流の継続を希望。移籍先選びは起用法を重視し、交渉のために渡米する考えもあり、最終目標には、二刀流でのワールドシリーズ制覇を掲げた。

感謝の思いがあふれていた。日本ハムのチームカラーである青のネクタイを締めた大谷は、球団や北海道のファン、そしてすべての野球ファンに感謝の思いを述べた。

「入団当初から応援してくださったファンの方や温かく指導してくださったコーチの方々、チームメートのみなさん、球団の方々、栗山監督、いろんな人に支えられた。本当に感謝しかない」

日本記者クラブに報道陣約250人、テレビカメラ24台、スチールカメラ40台が集結した。9月の小池百合子・東京都知事ら話題の人物が登壇してきた会見場だが、関係者が「今年の最高かもしれない」と驚いた注目の会見。前日10日に球団に意志を伝え、容認された23歳が「来年以降、アメリカの方で頑張りたいなという報告をさせていただきたいなと思い」と、ついにメジャー挑戦を正式に表明した。

岩手・花巻東高時代から胸に抱いていた思いは、5年を経ても色あせなかった。入団前に栗山監督から提案され、挑戦した投打二刀流には批判の声もあったが、日本一を達成した昨年は投手と指名打者で史上初のベストナインW受賞。たぐいまれな身体能力と誰にも負けない努力で、球界の常識を覆した。だからこそ、海を渡っても思いは貫く。「個人的には継続してきたものをさらに伸ばしていきたいし、どれか一つを諦めるということは今の時点では考えていない」と言い切った。

ポスティングシステムは日米間で従来通り、日本の球団が譲渡金の上限を2000万ドル(約22億6000万円)に設定し、支払う意思のある全ての大リーグ球団が選手と交渉できる内容で大筋合意している。だが25歳未満の選手には獲得資金の上限が制限されており、今回の移籍交渉は金額以上に、難しい二刀流の起用法が焦点となる。交渉は代理人のネズ・バレロ氏に任せるつもりだったが「そういう環境があるのかないのか分からない。話を聞いてみないと分からない」と、渡米する可能性も示唆。「もっと自分を磨きたい。それに適している球団に行きたい」と語った。

目標はワールドシリーズ制覇。「そこは必ず、世界一の選手を目指していく上で通るべき場所。野球をやっていく最終目標でもあると思う。ぜひ経験してみたい」と、今季ドジャースのダルビッシュや前田が目前で逃した世界一を誓った。会見後は千葉・鎌ケ谷市の2軍施設に戻り、練習を再開した。前例なき、二刀流の世界挑戦が、いよいよ始まる。 (桜木理)

★球界からエール

メジャー経験があるロッテ・井口監督「打撃も投球も球界トップレベルだから、どれだけやれるか、すごく楽しみ。(二刀流は)チームと話し合って、そういう環境でできるところでやった方がいい」

ソフトバンク・工藤監督「160キロの速球がどこまで通用するか見てみたい。向こうで成功して長く野球をしてほしい」

★愛犬にも感謝

会見の冒頭で大谷は「きょうという日に限って、ちょっと風邪をひいてしまいまして、のどの調子が…」とばつが悪そうに切り出した。幼少時から行事前に限って腹痛や発熱など、よく体を壊していたといい、苦笑いした。11月11日は、くしくも今年7月に15歳8カ月で亡くなった愛犬エース君(ゴールデンレトリバー、♂)の誕生日。昨オフは多忙で帰郷できず「去年、家に帰れなくて、それで最後の最後に会えなかった。犬にも感謝しています」と天国の愛犬にも思いをはせた。

大谷 翔平(おおたに・しょうへい)

1994(平成6)年7月5日生まれ、23歳。岩手県出身。花巻東高から2013年ドラフト1位で日本ハム入団。1年目から投手と打者で活躍。14年にプロ野球初のシーズン2桁勝利&2桁本塁打。昨年に投手として10勝、打者として22本塁打、史上初めて投手とDHでベストナインを同時受賞。昨年のCSファイナルステージで日本最速165キロをマーク。1メートル93、97キロ。右投げ左打ち。独身。今季年俸2億7000万円。背番号11。

ポスティングシステム

プロ野球選手が海外フリーエージェント(FA)資格取得前に米球界に移籍できる制度。5月に米大リーグ機構(MLB)が日本野球機構(NPB)に改定を申し入れて協議中。このオフは2013年12月に成立した制度を継続し、来オフから新制度に移行することで大筋合意している。交渉は大詰めを迎えているとみられ、順調なら米フロリダ州で15、16日(日本時間16、17日)に開かれるオーナー会議で承認される可能性がある。5年目を終えたばかりの大谷は、1軍での登録が9シーズン必要な海外FAの資格は満たしていない。

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ポスティングシステム・大筋合意した現行制度での流れ

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