AIに奪われる仕事をどう判断するか? - 鍵を握るのは「信頼」や人間の「つながり」

AIに奪われる仕事をどう判断するか? - 鍵を握るのは「信頼」や人間の「つながり」

  • マイナビニュース
  • 更新日:2016/11/30

機械学習、深層学習と技術の進化は目覚しい。これらは様々なものを自動化し、場合によっては人間が介在することなくして仕事ができてしまう。自分の仕事は大丈夫だろうか? Incが記事「How to Determine If Your Business Can Weather the Age of Automation(自分の仕事がオートメーションによりなくなるかどうかを判断する方法)」で雇用データをもとに分析している。

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How to Determine If Your Business Can Weather the Age of Automation (米Inc.より)

AIが現実のものになりつつある。家庭を見ると、Amazonの「Echo」は”Alexa(アレクサ)”と問いかければなんでも知らせてくれる人工知能を用いたアシスタントだ。自動車メーカー各社が実証実験を行っている自動運転カーも、あと数年すれば路上に登場するだろう。営業、マーケティングといった業務ソフトウェアでも、機械学習を利用したタスク自動化が始まっている。

これに伴い、様々な予測が出ている。Incの記事でも、2018年には世界で300万以上の雇用が「ロボ上司」により管理されるという予測や、米国の雇用の47%が高度な自動化に(よりなくなってしまう可能性がある)「高リスク」カテゴリに入るという予測を紹介している。

思わず自分の身を案じてしまう方も多いだろう。だが、自動化は新しいものではない。これまでの歴史を振り返っても自動化によりなくなった仕事はある。記事によると、雇用の傾向を追っていくと、次に自動化が進む産業はどれかがわかるという。

製造など繰り返しの手作業が必要な仕事は、じわじわと減少してきた。今後技術の進化が進むと、人間による繰り返し作業を要する仕事はさらなる影響を受けるという。欧米ではスーパーのレジの自動化が進んでいるし、オンラインショッピングの浸透が進めば店に行く必要すらなくなる--小売の販売員が自動化される可能性は92%という。自動運転技術が進化した結果、タクシーの運転手の自動化の可能性は89%。そして、受付はロボットに変わることから、こちらも96%が自動化されると予測されている。

全米経済研究所(NBER:National Bureau of Economic Research)による1980年からの統計によると、マシンを操作する人・アセンブリする人は毎年3%減少しており、生産や工芸分野は毎年1.9%縮小しているという。マシン操作・アセンブリは1980年当時は米国労働者の9.9%を占めていたが、2005年にはわずか4.6%になった。生産・工芸は現在わずか3%を占めるに過ぎないという。建築、炭鉱、農業分野も毎年0.7%削減しており、事務や小売の販売も0.3%減っているとのことだ。

だが増えている業種もある。NBERによると、保育士、美容師、清掃といったホームサービスのサービス職員は毎年1.1%ずつ増えており、現在12.9%を占めるという。この分野は米国で最も急速に増加している職種となっている。

これらは高報酬とはいえないし、高い学歴の人が就いているわけではない。ロボットが奪う仕事というと高学歴を必要とせず、報酬が低い仕事だと思いがちだが、そう決めつけるのは間違っているようだ。

なぜ伸びているのか--これらサービスは信頼と直接の人間との関係が重要だからだ。ロボットに自分の赤ちゃんを預けようとは思わないはずだ。「これらの職種をAIやその他の技術から守っているものは、人間が深い価値をおく結びつきだ」とInc.は記している。

人間にしかできない仕事は、技術がさらに仕事の質を強化してくれるし、顧客との関係を強化してくれる。

これを参考に自分の仕事を見てみると、AIやロボットに取って代わる仕事かどうかを判断できそうだ。あなたの仕事は人間にしかできない仕事だろうか? つながりや信頼が重要だろうか?

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