8歳を超えた愛犬の行動変化は、認知症を疑ってみましょう

8歳を超えた愛犬の行動変化は、認知症を疑ってみましょう

  • わんちゃんホンポ
  • 更新日:2016/12/01

毎日私達に癒しをくれる愛犬が、いつまでも元気でいて欲しいという願いは、全ての愛犬家に共通するものでしょう。
でも残念ながら、ペットも人間同様に年をとると身体のトラブルを抱えたり、病気にかかり易くなってきます。
主には関節痛や内臓の病気にかかる事は広く知られていますが、8歳を超えると認知症になるリスクがあることが最近の研究でわかりました。

8歳以上の犬の約2割が認知症発症の「疑い」があり、「予備軍」は5割超

今回の調査での対象犬のうち、8歳以上の犬では約2割に認知症を発症している「疑い」があり、これから認知症になる可能性のある「予備軍」は5割を超えているというショッキングな調査結果が出ました。

犬の8歳といえば人間の50歳前後に当たります。
50歳くらいの人間の話であれば、認知症を心配する程の高齢ではないというのが一般的な印象だと思いますが、犬の8歳では事情が違うようで、日本獣医生命科学大獣医学部の入交真巳(いりまじり・まみ)講師の調査結果は以下のように、無視できる数値ではないものでした。

【調査対象の犬】

約600匹の8歳以上の犬(2015年~2016年前半時点)

【調査結果】

「認知症の疑い」のある行動をする120匹弱(21%)

今後発症の心配がある「認知症予備軍」290匹弱(52%)

愛犬の行動がおかしいなと思ったら動物病院に相談しましょう。

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今回の調査では、「認知症」について動物病院で診断を受けたケースが少ないという問題点も指摘されています。
もし、愛犬の認知症が進んでしまった場合は、夜泣きや徘徊などの対処のため鎮静剤や麻酔薬に頼らざるをえないケースもあるかもしれません。
ですが、症状が軽い初期のうちであれば、症状を抑えて進行を緩やかにする対策がとれる病気です。
愛犬の様子がおかしいなと思ったら動物病院に相談することをお勧めします。

【認知症を疑う点】

夜間の遠吠えが多くなった

攻撃性が高くなった

延々と尾を追いかける旋回運動ばかりをする

好きな散歩に行きたがらなくなった、など

【認知症対策として愛犬の脳に刺激を与えられる事】

散歩コースを変える、変化に富んだコースにする

散歩に行く時間、歩く距離に変化をつける

遊び道具を変える

愛犬の認知症に備える

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動物エムイーリサーチセンターの内野富弥先生の論文によれば、『認知症大の8割以上は和犬類』ということです。
チワワ、パグ、ラブラドール・レトリーバーなどの外国出身の犬種は、認知症にはほとんどならないとされていますので、和犬を飼っている愛犬家の方々は、愛犬の変化に特に目を配ってあげてください。

【注意点】

犬の年齢に気を配る。

犬の行動を普段から観察しておく。

頭脳に刺激になるよう、色んな道具で遊んだり、散歩コースに変化を取り入れるなどの工夫をする。

和犬や和犬ミックス犬には、フードの原材料に注意する。

和犬には、ドッグフードの切り替えや、サプリメントの利用もお勧めです。

和犬に限ったことではないのですが、認知症の症状とされる、旋回運動や夜鳴きをする犬に、魚肉やEPA及びDHA(魚油に含まれている不飽和脂肪酸)入りのドッグフードやサプリメントを与えたところ、症状が緩和されたという報告があり、認知症に対する栄養学的アプローチは侮れないものがあります。

和犬が認知症になる原因の一つとして考えられることは、犬の食事の歴史があげられます。
古代縄文時代から、人間と生活を共にしてきた和犬のルーツとされる「日本に生息していた犬」の食事は、人間の残飯であり、タンパク質源は魚類でした。
これにより和犬は、EPAやDHAと呼ばれる魚油である不飽和脂肪酸を体内でうまく利用する機能が遺伝子に組み込まれ、老化で発症する認知症などの病気にかからなかったと考えられています。
それが現代では、一般普及している多くのドッグフードの主原料は、牛肉などの家畜肉で、1960年代から日本に導入されて広まりました。
近年、食事からの栄養供給源が大きく変化したことによって、和犬は認知症を発症しやすくなったとされています。

一方、血統書付の海外発祥の犬種は、家畜肉タンパク質を食べてきた遺伝子を持っているため、現在普及している家畜肉原材料のドッグフードを食べ続けても、認知症発祥に至らないとされいます。
このことからも、和犬や和犬のミックス犬を飼っている場合は、ドッグフードを魚原材料の物に替えることも理にかなっているのです。

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「犬の痴呆の判断基準100点法」も判断材料としてお勧めです。

愛犬が認知症なのかどうかは、素人には判断がつきにくいものです。
そこで、前出の動物エムイーリサーチセンターの内野富弥先生作成の「犬の痴呆の判断基準100点法」で確認することもひとつの判断基準となります。

10項目に分類した診断基準で、認知症の特徴的な変化や症状、行動があげられているので、獣医師に愛犬の症状を相談する時にも役立ちます。

参照URL:http://minato-animal.com/inu-chiho.pdf

まとめ

8歳以上の犬では、2割に認知症の疑いがあり、5割以上に予備軍がいるとの調査結果が公表されました。

認知症には早期発見と治療が有効なことは、人間の病気対策と同じことです。
愛犬は大切な家族の一員です。
家族が少しでも長く幸せに一緒に居られるように、愛犬が高齢になって行動が変化したら、それが単なる老化現象なのか、認知症が原因の異常行動なのかに早期に気づくためにも、日頃から愛犬を良く観察したいものです。
また、愛犬がもし認知症になっても、適宜治療して、日常生活に変化を取り入れ、自分と愛犬の脳に刺激を与える工夫で軽減、抑制を目指したいですね。
愛犬の犬種によっては食事内容の見直しも検討しましょう。

我が家でも愛犬が8歳になりました。思い当たる行動があったので、もしかしたらと「犬の痴呆の判断基準100点法」でチェックしてみましたが、認知症には該当しませんでした。我が家の愛犬の場合はリードを引っ張って、散歩コースの”もうひと周り”に、私がついてくるかを試しているようです。
愛犬も老化に伴い被毛が退色し、寝る時間が長くなり、睡眠が深くなりましたが、一日でも長く愛犬と散歩を楽しめるよう、遊びや散歩コースにちょっとでも変化を付けて、予防に注力しておき、それでももし愛犬が認知症を発症したら、早期に適切に対応できるようにしたいと思います。

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