書を持って、町へ出よう! 書店員が本気ですすめる、旅行・おでかけのお供にぴったりの新書

書を持って、町へ出よう! 書店員が本気ですすめる、旅行・おでかけのお供にぴったりの新書

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  • 更新日:2017/08/12

読書は通勤や旅行における最高のお供だ。とはいえ、外出先や旅先で読む以上はどんな本でもいいわけではない。サイズはもちろん新書で、できれば内容も旅心をくすぐるものであってほしい。

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「本は好きだけど、新書はあまり読まない」という人に向けて、本のプロである書店員の方々にテーマ別の「おすすめの新書」を聞くこのシリーズ。7回目は「外出先や旅行に持っていきたい新書」を紹介しよう。これらの新書を読めば、胸が踊ってワクワクできるはずだ。

◆見られた町並みの新たな発見、1人でできるブラタモリ

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竹内正浩・著『地図と愉しむ東京歴史散歩』(中公新書)

地図と愉しむ東京歴史散歩』竹内正浩・著(中公新書)

街の情景の変化を新旧地図で読み解く人気シリーズの一冊目。文明開化、関東大震災、空襲など、建設と破壊が繰り返されてきた東京には、思わぬところに過去の記憶が残っている。「地下の秘密篇」「都心の謎篇」などシリーズ多数。

☆推薦人:ジュンク堂書店池袋本店 福岡さん
「現代から明治、江戸まで遡った時に、東京の地形がどう変わっているか、ちょっとした名残がどこに残っているのか、というのが本書には詳しく書かれています。古地図と現代地図で比較していくんですけど、これを読みながらフラフラと歩いているだけでも、すごくおもしろい。一人でできるブラタモリ本という感じです。タモリさんに説明する側になった気分で(笑)。本書を読んだ後だと見慣れた町並みも発見の連続で、見え方が変わってきます。この本は人気のシリーズでいくつかパターンがあるので、興味が持てたらぜひシリーズでお楽しみいただきたいです」

◆バッタ博士の冒険に心打たれ、知的好奇心をくすぐられる

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前野ウルド浩太郎・著『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎・著(光文社新書)

著者は通称「バッタ博士」と呼ばれる昆虫学者。ある日、バッタ被害を食い止めるために単身、アフリカ北西部のモーリタニアへ旅立ったが、それは修羅の道だった。バッタ博士が贈る冒険と苦悩の科学冒険ノンフィクション。

☆推薦人:ジュンク堂書店大阪本店 市川さん​
「この本は筆者自身がバッタ研究のために体験した、冒険と死闘の日々を綴ったノンフィクションです。子供の頃から無類の昆虫好き、とりわけバッタ好きだった筆者が念願のバッタ博士となり、単身アフリカ・モーリタニアの砂漠地帯に赴きます。この地では昔から、バッタの大群が引き起こす農作物被害に悩まされていました。その被害を食い止めるべく挑戦し続けるのですが、60年に1度といわれる干ばつに見舞われるなど、トラブルが続き、研究費も底をついてしまう。このまま調査を続けるかどうかの岐路に立たされるのですが、そこでの筆者の決意とこの挑戦に賭ける執念に心打たれました。文章もユーモアに溢れ、知的好奇心をくすぐられる、最高にワクワクできる素晴らしい一冊です」

◆おとぎ話に出てくるような町並みが残る非日常にワクワク

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薩摩秀登・著『物語チェコの歴史』(中公新書)

物語チェコの歴史』薩摩秀登・著(中公新書)

九世紀のモラヴィア王国の誕生以来、歴史に名を現わすチェコ。栄華を誇った中世のチェコ王国は、そののち、ハプスブルク家に引き継がれ、さらに豊かな文化を生み出す…。美しい景観の背後に刻印された歴史を、各時代を象徴する人物のエピソードを核にわかりやすく解説したチェコの歴史を知る入門書。

☆推薦人:三省堂書店東京駅一番街店 岩本さん​

「外出先に持っていきたい新書って、日々の仕事から離れて気分転換をしたいときに読みたい一冊だと思うんです。そういう意味で、本書は普段あまり知らないような国を知って、味わって、想像を膨らますことができるので、推薦したいと思いました。チェコという国は意外と知られていないのですが、とても魅力ある国。中心地であるプラハにはおとぎ話に出てくるような町並みが残っていて、そういった非日常、誰しもが憧れるような情景が楽しめます。そして、そこには激動の歴史があります。あまり知らない国だからこそ、想像を膨らませて、ワクワクしてほしいなと思います」

◆本を片手に美術館巡り、西洋絵画への理解が深まる本

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ミシェルフイエ・著『キリスト教シンボル事典』(白水社)

キリスト教シンボル事典』ミシェルフイエ・著(白水社)

『スターウォーズ』のルーク、『マトリックス』のネオ、これらの名前に込められた意味を知るだけでも、映画の味わいが変わってくる。西洋の文化芸術に登場する500以上のシンボルの意味を、福音書を中心に聖書全体から集めて解説。絵画のみならず、映画や西洋芸術全体に対する造詣が深まる小事典。

☆推薦人:三省堂書店池袋本店 金澤さん

「美術館に行くのが好きと言ったら、知人にオススメされたのが、この本でした。西洋絵画を見るときに、本書は非常に便利なんです。たとえば、西洋絵画にリンゴが描かれていたら、そこにどういう意味がこめられているのか。解説によって理解を深めることができます。西洋絵画の解釈に欠かせない、キリスト教に関する知識が豊富で、とても勉強になる。そういった専門書ってどうしても分厚くて、持ち運びには適さないものが多いのですが、すっとバッグに入れておけるコンパクトなサイズ感は新書ならでは。本を片手に美術館巡りをしたくなる、好奇心をくすぐられる一冊です」

本には外出や旅行に持っていく楽しみもある。読む場所が変われば、味わいもまた変わる。その点でもコンパクトな新書は非常に便利。「最近ワクワクしてない」。そう思ったら、これらの新書で刺激的な非日常を体験してみてはいかがだろうか?

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