ファーストリテイリングの純利益が半減 「ユニクロ」の顧客離れが響く

ファーストリテイリングの純利益が半減 「ユニクロ」の顧客離れが響く

  • ZUU online
  • 更新日:2016/10/19
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10月11~14日の東京株式市場は揉み合いとなった。週初は原油価格上昇を好感した買いが膨らみ、日経平均株価は約1カ月ぶりに1万7000円台を回復して始まった。ただ、円安進行の一服、中国の貿易統計での輸出低迷などに上値を抑えられた。

10月も後半入りし、3月が決算期の主要企業の中間決算発表が本格化する。米国では経済指標の発表や、大統領選挙候補者のテレビ討論などを予定しているが、日本株への影響は限定的となる可能性が高い。日経平均株価など全体相場の指標がボックス圏で推移する中で、決算内容に一喜一憂した個別物色の流れが中心になると見込まれる。

■日本を代表する高収益企業が並ぶ

それでは、今回は東証1部の「EPS(1株当たり利益)」のランキングをみていこう。

(1)東海旅客鉄道(JR東海) <9022> 17005 1845
(2)SMC <6273> 29595 1220
(3)ファーストリテイリング <9983> 34800 981
(4)大東建託 <1878> 16090 966
(5)良品計画 <7453> 22300 915
(6)村田製作所 <6981> 14165 838
(7)しまむら <8227> 12730 833
(8)東京TYフィナンシャルグループ <7173> 3110 824
(9)東建コーポレーション <1766> 7510 747
(10)コスモス薬品 <3349> 22510 682

※銘柄名、証券コード、14日終値、EPS(連結、会社予想ベース)の順

日本を代表する高収益企業で、発行済み株式がそれほど多くはない企業が並ぶ。EPSは株価水準の妥当性を判断する上で「EPSの何倍だから割高ではない」というように基準として使われることが多い。値がさ株が大半で、上位10銘柄のうち8銘柄は5ケタ(1万円以上)となっている。

業種別では小売業が4銘柄と最も多い。以下は建設が2銘柄、他は陸運、機械、電気機器、銀行が各1銘柄となっている。

■JR東海、米高速鉄道計画で新たな動き

それでは今回はEPS上位10銘柄からJR東海、ファーストリテイリング、コスモス薬品を取りあげたい。

JR東海は名古屋に本社を置き、収益柱として東海道新幹線を擁する旧国鉄の民営分割会社。兄弟会社のJR東日本やJR西日本と比べると、PER(予想株価収益率)は唯一10倍を切り、見方によっては割安ということもできなくはない。

直近では、米国テキサス州の高速鉄道計画での新幹線技術の導入で新たな動きがあった。JR東海は10月12日、テキサス州に設立した子会社ハイスピードレイルウェイ・テクノロジー・コンサルティング社が、現地のテキサス・セントラル・パートナーズ社と技術支援計画を結んだと発表した。

株式市場では、米大統領選で優勢とされる民主党候補ヒラリー・クリントン氏がインフラ投資に積極姿勢をみせていることがJR東海の支援材料になっているとの観測もある。

■ファーストリテイリング、値上げ戦略失敗で純利益が半減

ファーストリテイリングは「ユニクロ」「ジーユー」などを展開する小売業大手である。

13日に発表した2016年8月期決算では、連結純利益が480億円となり、前年から半減した。日本国内のユニクロで商品を値上げした経営戦略が顧客離れを招き、業績が伸び悩んだ。

記者会見した柳井正会長兼社長は、これまで2020年に5兆円としていた売上高目標を3兆円に下方修正すると発表。好調な海外事業を一段と強化する姿勢を示した。

■コスモス薬品、季節商品好調で好業績

コスモス薬品は福岡市に本社を置き、九州を地盤とするドラッグストア。価格を安く抑える経営戦略のもと好業績を続ける新興企業だ。

同社は前期(2016年5月期)まで純利益が8期連続で最高を更新した。今月12日に発表した2016年第1四半期(6~8月期)決算でも、連結純利益が前期比36.9%増と好調だった。日焼け止めなどの季節商品の売れ行きが良かった。

好業績の継続が確認されたため、国内証券大手や外資系証券のアナリストが相次いで目標株価を引き上げた。(ZUU online 編集部)

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