週休3日で社長業をこなすために必要なこと

週休3日で社長業をこなすために必要なこと

  • @DIME
  • 更新日:2017/12/06

■連載/個人で始める働き方改革!ショートカット仕事術

第4回 私が週休3日で社長業ができているわけ

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働き方改革では決められた労働時間の中で、いかに成果を最大化するかが重要です。

私はかつて連日徹夜して仕事をこなし、健康をすり減らしながら働いていた時代がありました。実際に心と体のバランスを崩して出社できない事もありました。そこで、これまでの学びを活かし、現在は週休3日でベンチャー企業を経営しています。クライアント企業と仲間の理解と協力を得ながら、20社以上の生産性向上の支援を効率的に行っています。

■労働時間の上限を設ける理由

私は「週休3日・週30時間労働」という目標を設定している。年を重ねても社会と経済に関わりを持つには、健康とモチベーションを維持しながら成長し続けることが必要であり、またこの週休3日を実現する為の手法をクライアント企業へ共有することはビジネスにも繋がると考えているからです。

目標を具体化・指標化したのは、達成に向けて工夫・改善する為です。近所で散歩をしていて、気づいたら富士山の頂上に着いた人はいない。富士山登頂という明確な目標を設定するからこそ、それに向けて準備し、訓練しするのです。日中はどうしても目の前の仕事に目が入ってしまい、大きな目標を見失いがちです。そこで、意識を変え、様々な手段を駆使して行動を改善し、その進捗を可視化することにしたのです。

■最も効率を高めるのは、止めることを決めること

起業当初、なんでも仕事があればやる、となりがちです。しかし、「すべきこと」に集中して成果を最大化するには、「やらないこと」を決めることにしました。労働時間を減らして収入も減ってしまうのは生産性が高い働き方とはいえないので、成果としての収入(売上)もしっかりと意識しています。

売上に直結し自分の能力が発揮できる仕事、ビジネスの拡大に向けて仕組み化できる作業、社内外の適切なコミュニケーションなど重要な仕事をコア業務に位置づけ、無駄な作業、効率が悪い仕事をノンコア業務に仕分けしている。このノンコア業務の中でも、他人に委ねられるものをA、必要のないものをBと位置づけ、このノンコア業務Bをやらないことを決めました。例えば、見栄えの綺麗な資料作成、会議のための会議、お付き合いだけの会食などです。

■時差を利用して作業分担する

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PowerPointのスライド作成、データ入力、データ解析、AI開発などもメンバー内で効率よく分担しています。例えば、データ解析を行うメンバーはシアトルにおり、PowerPoint資料の作成や調査のスタッフはパリにいます。私は日本時間の17時に仕事を終えて、シアトルやパリのメンバーに仕事を依頼しておくと、翌朝起きた時には資料が完成しているのです。このように時差を利用したワークシェアを実現するには、Skypeなどで普段からコミュニケーション頻度を高め、スムーズな意思疎通ができている事が前提となっています。

■専門家に業務委託して本業をスピードアップ

自分で勉強するより専門家に任せる方が効率がいいです。ノンコア業務Aにあたる経理・税務・法務といった専門性を要する業務は専門家に委託しています。また秘書業務は、クラウドを通じてアウトソースし、青森県に住む主婦の方が行ってくれています。もちろん、業務委託にはコストがかかりますが、その時間でそれ以上の単価の仕事ができればいいと割り切っています。自分に自分の付加価値が発揮できること、成果を出しやすいことに時間を費やし、業務を徹底的に効率化すれば、スピード感をもってビジネスを遂行することでき、大企業とのコンペにも勝つこともできます。

■使えそうなツールはなんでも試す

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時間生産性を高めてくれそうなIT端末やクラウドサービスには積極的に活用しています。まず使ってみないと評価はできません。

処理が速くてストレスが少ない高性能パソコンや最新スマホを常用するのはもちろん、クライアント顧客とのコミュニケーションやプロジェクトベースのコラボレーションではチャットやビジネスSNS(ChatworkLINE WORKSSlackMicrosoft Teams)を利用し、財務・経理業務では見積・請求書発行サービス(Misoca)や会計・経費精算サービス(freeeCONCUR)を利用しています。労働時間の管理(TimelyMyAnalytics)やプロジェクト管理(Smartsheet)もクラウドサービスを活用しています。

また、データの分析やAI活用には、大手のマイクロソフトや、グーグル、アマゾンウェブサービスのものを試用して、それぞれのワークロードで一番効果が高いものを使い分けています。テキスト分析や翻訳はグーグル、感情分析はマイクロソフトといった具合です。

■行動を可視化して振り返る、気づきを元にして行動を変える

日々の行動を改善するには「振り返る」ことが必要です。何時間働いて、どのような成果が出て、どこを改善すべきかを意識すれば、次の行動に活かすことができます。またその行動の変化を可視化できれば、新たな学びが得られます。こういったPDCA(Plan計画・Do行動・Check評価・Action改善)サイクルを速やかに回していけば、目標に近づくことができると信じています。週休3日を始めて11か月が過ぎましたが、おおむね労働時間の目標は達成し、自身の健康、会社の利益は着実に向上しています。

皆さんも、ぜひ自身の行動を振り返ることから試してみてはいかがでしょうか。

文/越川 慎司
株式会社クロスリバー社長。元マイクロソフト役員でofficeビジネスの責任者。2017年に起業し、企業の働き方改革や海外進出を支援。週休3日で新しい働き方を実践中。
新しい働き方~幸せと成果を両立するモダンワークスタイルのすすめ~』著

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