【今週の焦点】河野太郎外相、ニューヨークに出発 中国・王毅外相と因縁の第2Rなるか

  • 産経ニュース
  • 更新日:2017/09/18

河野太郎外相は17日、安倍晋三首相も出席する国連総会に合わせ、羽田空港から民間機で米ニューヨークへ出発した。現地では米韓露各国の外相と会談するほか、中国の王毅外相との会談も調整している。河野、王両氏は先月の初会談で歴史問題をめぐり激しく応酬したばかりだ。弾道ミサイル発射と核実験を強行する北朝鮮をめぐっても日中間の温度差はあり、第2ラウンドも火花を散らす可能性がある。(杉本康士)

河野氏はニューヨークへの出発に先立ち、王氏との会談を中国側に申し入れるよう事務方に指示した。15日の記者会見では「ニューヨークでのバイ(2国間)会談を調整をしている」と意欲を隠さなかった。王氏とは今月1日も電話会談を行っているが、直接会談は8月7日のマニラに続き2回目となる。

外相としての初顔合わせで激しくやり合った2人だが、実は旧知の間柄だ。王氏が外務次官だった約10年前には北京を訪れた河野氏夫妻の買い物に、王氏が1時間以上も付き合ったことがあると関係者は明かす。

マニラ会談の同席者によると、記者団に公開された会談冒頭のやり取りが終わった後も、王氏は歴史問題を繰り返し取り上げて河野氏を難詰したという。日中外交筋は「10月の共産党大会を控え、王氏は出世できるかどうかの境目だ。日本に良い顔をしては『失策』として批判されかねない」と王氏の心情を推し量る。

ニューヨークでの会談が実現すれば、今度は河野氏が「攻め手」になりそうだ。マニラ会談後に北朝鮮が核実験を強行したほか、日本の領土上空を通過する弾道ミサイル発射を2回も行った。河野氏は、対北朝鮮圧力に消極的な中国に行動を迫る側に回る。

これを嫌う王氏が会談を拒否する恐れがあり、会談が実現しても歴史問題を持ち出してけむに巻きかねない。一方の河野氏は、王氏との関係について「けんかするつもりは全くないが、率直に言わなきゃいかんところは申し上げる」と述べている。急速な軍拡や尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での一方的な現状変更の試みなど「けんか」の材料は枚挙にいとまがない。

ただ、河野氏は年内に日本での開催を目指す日中韓首脳会談に向け、王氏の協力を得たい。来年には安倍首相、習近平国家主席の相互訪問も見据える中で、今後の日中関係を占う試金石となる。

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