かえって逆効果?効果が期待できない5つの節約法

かえって逆効果?効果が期待できない5つの節約法

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/12

しっかりとお金を貯めるには「収入を上げる」と「支出を減らす」ことが必要だが、収入の大幅な増加は、誰でも簡単にはできないのが現実。となると、「支出を減らす」=「節約をする」に力点を置くことになる。

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しかし、多くの人が励んでいる節約策のなかにはむしろ「逆効果」となるものがあり、これを改善しないと貯金はできないというのが、ファイナンシャルプランナーで(株)マイエフピー代表取締役の横山光昭氏。横山氏の近著『節約の9割は逆効果』(朝日新聞出版)では、節約しているつもりでも、そうはならないやり方がいくつも挙げられている。その中から5つピックアップして紹介しよう。

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●クレジットカードは損をしやすい

リボルビング払いができたり、ポイントがついたりと、何かと得した気分になれるクレジットカード。ところが、「家計の収支(キャッシュフロー)が見えにくい」という大きな問題がある。月々の返済額が2万円でも、実はリボルビング払いが多くて、実質残高は数十万円もあるような場合がまさにそう。「借金」の真の姿が見えにくいので、なかなか貯金体質へと変われない。

●食費は「ちぐはぐな節約」になりがち

2010年代に入ってから、多くの世帯のエンゲル係数(家計の消費支出に占める食費の割合)が上昇している。ひとつには消費税の8%へのアップがあるが、原発事故や食品偽装問題から、少し高くても安心・安全な食材を求める人が増えたのも大きい。しかし、あまりにこだわりすぎて家計を圧迫していないか注意する必要がある。また、食べるものにこだわりがある世帯に限って、外食となると無頓着になりがちな点も見過ごせない。

●「遠足型消費」は浪費につながりやすい

「遠足型消費」とは、IKEAやコストコといった郊外にある大型店にマイカーで出かけて、ショッピングする消費形態。売っているものはリーズナブルな価格帯だし、ちょっと非日常感を味わえて楽しいが、行き帰りに要した時間やガソリン代を考えると、多少の節約効果は打ち消されてしまう。「楽しい消費体験」はよしとしても、これを節約と勘違いしていると、いつまで経ってもお金は貯まらない。

●まとめ買いはトータルで見れば損

毎月1個届けられる定期購入とか、合計5,000円以上のまとめ買いで送料無料といった、お得感のある商品購入は要注意。消費する分量以上にためこんでしまったり、不必要なものまで一緒に買って死蔵するなど、結局は無駄遣いとなっているパターンが多くみられる。「これは得だな」と感じたら、その都度本当にそうかを考えるクセをつけたい。

●電子マネーは節約を妨げる

電車通勤に便利な交通系電子マネーや、コンビニなどでポイントが加算される電子マネーは、駅の売店や自動販売機などでも買い物ができるという便利さが仇となりやすい。財布から小銭を出すときに感じる「買うのはもったいないかな」という気持ちが、電子マネーでは感じにくいため、「ついで買い」が増えてしまう。また、スイカを電車賃以外に使うと、経理に交通費精算を頼みにくくなって、そのままにしてしまう会社員が増えている。もちろんそれだけ損をしてしまうので、スイカは会社用と自分用を用意して使い分けるようにしよう。

年収が750万円以上の世帯でも1割は貯金がゼロという驚きの統計結果を見てもわかるように、節約しながら貯金するのは案外難しいもの。だからこそ、上記の節約法の落とし穴を避けながら、コツコツ積み重ねてゆくようにしたい。

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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