計算ずくのゴールレス しかし攻撃のプランが...

計算ずくのゴールレス しかし攻撃のプランが...

  • J SPORTS
  • 更新日:2016/10/20
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第8節のマンチェスター・ユナイテッド戦終了後、リヴァプールのジョーダン・ヘンダーソンは悔しさを隠さなかった。

「してやられた」

ポゼッションは65%対35%。30分以降は試合の主導権を握り続けていただけに、ゴールレスのドローが納得できなかったのだろう。

それにしても、35%のポゼッションでも1ポイントを獲得するあたりは、さすがに策士ジョゼ・モウリーニョである。

「試合はわれわれがコントロールしていた。アンフィールドの静けさが、試合内容を表現していた」と語り、ポゼッションこそがフットボールの醍醐味と決めつける一部の信奉者を、皮肉るような発言もしている。

おそらくモウリーニョは、「負けなければいい」というプランで臨んだに違いない。スタメンの人選でも守備重視はうかがい知れる。スピード豊かなジェシー・リンガードよりも、泥臭い仕事を黙々とこなせるアシュリー・ヤングを選んだ。開幕から好調を維持している技巧派のファン・マヌエル・マタではなく、肉弾戦を得意とするマルワヌ・フェライニを起用した。そして両選手は、指揮官のプランをほぼ完璧に遂行した。

また、本来は攻撃的に振る舞いたいはずのアンデル・エレーラがフィリペ・コウチーニョのマンマークに尽力するなど、ユナイテッドは徹底した《ディフェンスモード》。ボールポゼッションで下まわったとはいえ、モウリーニョにすれば計算ずくのゴールレスだったに違いない。だからこそヘンダーソンが、「してやられた」と悔やんだのだ。

ただし、守るだけではポイントを稼げない。攻撃面の整備を急ぐ必要がある。序盤戦では連動性に欠け、セットプレー以外の特徴は見当たらない。ズラタン・イブラヒモヴィッチが中盤に降りてきたとき、彼が空けた前線のスペースにだれも進入していなかったり、両ウイングがワイドに張り付きすぎていたり……。

「人材の組み合わせ、フォーメーションともに模索中だ」とモウリーニョみずからも認めたように、ユナイテッドは《最適解》がみつからず苦戦している。コンディション調整が遅れているポール・ポグバ、ヘンリク・ムヒタリアンがフィットすれば好転する公算大だが、その瞬間が訪れる保証もない。完成度でリヴァプール、アーセナル、トッテナムを下まわり、宿敵マンチェスター・シティは驚異的なスピードで組織が整いつつある。悠長に構えてばかりもいられない。

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