フェデラーにサンプラス、元世界No.1の顔ぶれで見るテニスの歴史

フェデラーにサンプラス、元世界No.1の顔ぶれで見るテニスの歴史

  • TENNIS DAILY
  • 更新日:2018/02/15
No image

2018年2月13日付けの男子テニスのランキングトップに君臨するのは、グランドスラム16回の優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)だ。これまでにさまざまな選手がトップに輝き、一時代を築いてきた。今回は世界ランキング1位の通算在位週が最も長い5選手と、彼らが活躍した時代を紹介していく。

■ロジャー・フェデラー(スイス)

現在最も優れたテニスプレーヤーとの呼び声も高く、歴代の中でも最高のオールラウンドプレーヤーと言っていいだろう。世界ランキング1位が合計で302週、グランドスラムの優勝は合計20回など歴代トップ記録が多い。その成績やプレーに憧れ、彼を目標に育った選手も多く存在する。

現在、ナダル、ジョコビッチ、マレーはフェデラーも含めてBIG4と言われ、10年以上に渡り他の選手達の大きな壁として立ちはだかっている。今日の男子テニスが歴史的に最高レベルになったのは、フェデラーの貢献が大きいだろう。

膝半月板損傷から復活した2017年には、唯一の弱点と言われていたバックハンドショットの驚異的な向上が見られた。現在ではバックハンドショットが攻撃の起点となり、36歳にしてさらに総合力を増した。体力消耗の激しいクレーコートからの完全撤退も勇気ある決断と言えるだろう。現在もランキング2位に位置し、彼が1位に返り咲く可能性も小さくない。

■ピート・サンプラス(アメリカ)

1990年の「全米オープン」で、弱冠19歳28日にしてグランドスラム初優勝を飾ったサンプラス。これは当時の最年少記録である。世界ランキング1位の通算在位記録286週は、フェデラーに次いで2位。グランドスラムの14回優勝の記録は、フェデラー、ナダルに次いで男子歴代3位。しかし彼には貧血の持病があり、残念なことに30歳頃からは体力が急激に低下してしまった。

彼のプレースタイルはオールラウンダーと言われ、強いサーブ、堅実なボレー、強力なグランドストロークと弱点が少なかった。またセカンドサーブも200km近く、最も優れたセカンドサーブとされた。彼もまた史上最強のプレーヤーと言えるだろう。

■イワン・レンドル(アメリカ)

レンドルは、1984年「全仏オープン」でグランドスラム初優勝。通算1位在位記録270週は、現在もフェデラー(302週)、サンプラス(286週)に次ぐ歴代3位記録である。1994年に34歳で現役を引退した。

プレースタイルは、典型的なベースライン・プレーヤー。フォアハンドストロークは重いトップスピンボールで、片手のバックハンドも威力があった。どちらも安定度や精度が高く、サーブも強かった。弱点はネットプレーで、「ウィンブルドン」で優勝できない理由と言われていた。その全盛期の前半はジミー・コナーズ(アメリカ)などの偉大な先輩たちと、後半はアンドレ・アガシ(アメリカ)など後に世界ランキング1位に輝く後輩らと覇権を争った。

■ジミー・コナーズ(アメリカ)

1974年、コナーズは「全豪オープン」で初優勝すると、「ウィンブルドン」と「全米オープン」でも優勝してグランドスラムの年間3冠を獲得した。世界ランキング1位通算在位記録「268週」は当時歴代最長で、現在でも歴代4位に輝き続けている。ビヨン・ボルグ(スウェーデン)やジョン・マッケンロー(アメリカ)の前に全盛期を迎えたが、彼らと激しい1位争いをした。

それまでスライス中心だったテニスに、フラットの強打と両手打ちバックハンドを持ち込んだ張本人だ。腰を中心に上半身の回転で打つグランドストロークは美しく、ボレーも上手いオールラウンダーと言える。

■ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

2008年「全豪オープン」において、20歳8ヶ月で初優勝を達成したジョコビッチ。2011年に「全豪オープン」、「ウィンブルドン」で優勝し、初めて世界ランキング1位に。現在までの世界ランキング1位通算在位は歴代5位の223週。彼は2016年「全仏オープン」に初優勝し、フェデラー、ナダルと共に全てのグランドスラムで優勝するというキャリア・グランドスラムを達成した。

テニススタイルは、守備範囲が広くベースラインの後方から深くて鋭いグランドストロークを正確に打つことができるグランドストローカー。また、歴代でもサーブレシーブが最も優れているプレーヤーの一人と言える。

(テニスデイリー編集部)

※写真は左からコナーズ(Photo by Focus on Sport/Getty Images)、サンプラス(Photo by Remi BENALI/Gamma-Rapho via Getty Images)、フェデラー(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)、レンドル(Photo by Trevor Jones/Getty Images)、ジョコビッチ(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

テニスカテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
フェデラー 6年ぶりV王手
ゴファン、左目に打球が当たって棄権。決勝はフェデラー対ディミトロフに[ABN AMRO ワールド・テニス]
錦織、サーブに苦しめられフルセットの末に準決勝敗退[ニューヨーク・オープン]
クヴィトバ 女王破り決勝進出
左目にボール直撃で途中棄権
  • このエントリーをはてなブックマークに追加