レジェンドの軌跡 THE LEGEND STORY――第11回・シャビ(アル・サッド/元スペイン代表)

レジェンドの軌跡 THE LEGEND STORY――第11回・シャビ(アル・サッド/元スペイン代表)

  • サッカーダイジェストWeb
  • 更新日:2016/12/01
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リーガ優勝8回、欧州制覇4回という、驚異的なタイトル歴を誇る。サッカーの歴史に残る存在であることは間違いない。写真は14-15シーズンCL決勝後。 (C) Getty Images

本誌ワールドサッカーダイジェストと大人気サッカーアプリゲーム・ポケサカとのコラボで毎月お送りしている「レジェンドの言魂」では、サッカー史を彩った偉大なるスーパースターが、自身の栄光に満ちたキャリアを回想しながら、現在のサッカー界にも貴重なアドバイスと激励を送っている。

今回12/1発売のワールドサッカーダイジェスト本誌に登場するのは、広い視野と高い戦術理解度を有し、正確な技術でチャンスを量産。バルセロナの中核としてサッカーの歴史を変え、代表チームではスペインを欧州&世界王者に引き上げた中盤の天才、シャビだ。

クラブ、代表で、全てのタイトルを獲り尽くし、現在は中東でその技を披露し続けている偉人の輝かしき足跡を、サッカーダイジェストWEBで振り返ってみよう。

――◇――◇――

シャビエル・エルナンデス・クレウス、通称「シャビ」は1980年1月25日、バルセロナにて誕生した。

父・ホアキンはリーガ・エスパニョーラでもプレーしたプロ選手であり、サッカー選手としての才能を受け継いだシャビは、11歳の時に名門バルセロナのカンテラ(下部組織)に入団し、このクラブの伝統と理念を身体と頭脳に染み込ませることとなった。

バルサの中盤に君臨した現役時代のジョゼップ・グアルディオラ、ポール・ガスコインらイングランドの中盤選手に憧れたシャビは、早くから頭角を現わし、17歳でバルサのBチームに引き上げられる。

そして98年にトップチームに昇格。5月のコパ・カタルーニャ、ジェイダ戦で初めてピッチに立ち、リーガでは8月18日のマジョルカ戦でデビューを飾った。

彼のファーストシーズンは鮮烈なものだった。バルサはルイス・ファン・ハール監督の下でスタートダッシュに失敗し、序盤戦は不振に喘ぎ、監督解任を求める声が日に日に高まるほどだったが、15節のバジャドリー戦の勝利を皮切りに、8連勝を飾る。

この分岐点となるバジャドリー戦で決勝ゴールを挙げたのがシャビだった。彼は怪我に苦しむグアルディオラに代わって中盤を機能させ、バルサの快進撃を支えて、リーグ優勝に大きな貢献を果たしたのである。

ここから、バルサの中盤にはシャビが君臨するようになり、2002-03シーズンにフランク・ライカールトが監督に就任し、ロナウジーニョらを擁してバルサが黄金時代を迎えると、シャビのチャンスメイクも冴え渡り、04-05シーズンに自身2度目のリーガ制覇を果たした。

05-06シーズン、バルサはリーガ連覇の他、チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝でアーセナルを下して欧州王者に昇り詰めた。しかしこの記念のシーズンはシャビにとって、左膝の十字靱帯を断裂して長い戦線離脱を余儀なくされた辛いシーズンでもあった。

そして08-09シーズン、バルサにとっての歴史的な人事が断行される。ライカールトに代わり、グアルディオラが監督の座に就いたのだ。新指揮官は、カンテラ出身の選手を重用し、そこで教えていたポゼッションサッカーをトップチームにも持ち込んだ。

かつての憧れの選手の下で、少年時代から慣れ親しんだスタイルを与えられたシャビは、さらに輝きを増す。視野の広さと高い技術を活かし、神がかり的なラストパスを、次々にリオネル・メッシら優れた仲間たちに通し続け、バルサの三冠に多大な貢献を果たした。

時にこぼれ球を拾って貴重なゴールも決めた彼は、バルサの象徴的存在にもなり、14-15シーズンまでにリーガ8回、コパ・デル・レイ3回、CL4回、クラブワールドカップ2回といったタイトルを主力として獲得。自ら築いたバルサの黄金時代を謳歌し続けた。

そして15年5月、カンテラ時代を含めれば24年間を過ごしたバルサとの別離を発表。中東カタールのアル・サッドに新天地を求めたのである。 バルサで獲り得る限りの全てのタイトルを獲り尽くしたシャビだが、彼にはもうひとつ、輝かしいキャリアがあった。スペイン代表としての栄光の歩みである。

97年にU-17に招集されて以来、各年代の代表チームでプレーしたシャビは、99年に最初の国際タイトルを手にする。日本が決勝に進出して世界を驚かせたワールドユース(現U-20ワールドカップ)である。シャビは決勝でもスタメンとして、日本を4-0で撃破するのに貢献した。

翌年はU-21欧州選手権で3位に輝いて同年のシドニー・オリンピック出場権を得、シドニーではカメルーンとの決勝戦に進出。数的不利になってからも踏ん張ってPK戦に持ち込んだが、ここで力尽きた。92年のバルセロナ大会以来の優勝はならなかったが、銀メダルは誇れる結果だった。

A代表デビューはこの年の11月(オランダ戦)。2年後に初のワールドカップ出場を果たし、物議を醸した韓国との準々決勝にも出場し、PK戦でも3番手キッカーを務めている。

EURO2004では出場機会を得られなかったが、06年ドイツW杯では主力としての座を確立。そしてEURO2008では、アンドレス・イニエスタ、ダビド・シルバ、セスク・ファブレガスと「クアトロ・フゴーネス(4人の創造者)」と呼ばれる中盤を形成して大ブレイクを果たす。

強力な攻撃を機能させ、それまでは予選では強くても本大会では結果を残せないのが常だったスペインを決勝戦まで導いたシャビ。準決勝のロシア戦では、自身が貴重な先制ゴールを挙げている。

そしてドイツとの決勝では、絶妙なパスを通し、フェルナンド・トーレスの決勝ゴールをお膳立てした。

産みの苦しみを乗り越えて新たな歴史の扉を開いたスペインは、2年後の南アフリカW杯でも、偉業を成し遂げる。初戦を落とし、その後の試合も苦戦続きながら、驚異の粘りで勝ち上がり、決勝で延長戦の末にオランダを下して、8か国目の世界王者となったのだ。

もちろん、シャビはチームの中心であり、今ひとつ調子の上がらないなかでも、決定的なチャンスを創出。ポルトガル戦での芸術的なヒールパスでのアシストなど、多大な貢献を果たし、念願の黄金のトロフィーを手にしたのだった。

欧州と世界を立て続けに制したスペインだが、さらにその2年後には、史上初となる欧州選手権の連覇を成し遂げる。

シャビは大会中、プレーに精彩を欠くことが多かったが、決勝のイタリア戦ではチャンスメイクだけでなく、守備でも相手のキーマンであるアンドレア・ピルロを抑えて無力化するなど、攻守で大きな仕事を果たし、改めてその偉大さを示してみせた。

こうして、A代表でも3つのビッグタイトルを手にしたシャビ。クラブレベルを合わせて、これほど多くのタイトルを手にした選手は、歴史的にも他にはいない。

残念ながら、メッシ、クリスチアーノ・ロナウドという稀代の天才の存在によって、世界一の選手の証であるバロンドールを手にすることはできなかったが、それで彼の価値が下がることは決してない。

スペイン代表としては、グループステージ敗退に終わった2014年ブラジルW杯をもってそのキャリアに幕を閉じたシャビは、前述の通り、その翌年にバルサを退団、現在はアル・サッドでその技を披露している。

欧州のトップシーンから退いた今でも、頻繁にメッセージを発信し、時にはそれが物議を醸したり、他の選手との舌戦にも発展したりするなど、相変わらずサッカー界で強い存在感を放っているシャビなのである。

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