1万円前後の出費で、PS4が大幅パワーアップ! 美麗グラフィック作品を快適に遊ぶワザ

1万円前後の出費で、PS4が大幅パワーアップ! 美麗グラフィック作品を快適に遊ぶワザ

  • マイナビニュース
  • 更新日:2018/02/16
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○グラフィックが美しくなるほど、データ量は増える

『モンスターハンター:ワールド』や『ドラゴンクエストXI』、『ファイナルファンタジーXV』や『メタルギアソリッドV』などを見ればわかるように、PlayStation4(以下、PS4)は美しいグラフィックのゲームが遊べるゲーム機です。

ですが、グラフィックが美しくなるほどにロードするデータの量は増えるため、最近のゲームはPS4で一度にロードできるデータ量の限界までロードするゲームが増えています。これでグラフィックは美しくなりますが、ロード時間が長くなるという弊害が生じています。

PS4のゲームはBlu-rayディスクの中に入っているデータのうち、頻繁に読み込むデータを内蔵HDD(ハードディスク)へコピーし、普段はHDDからデータを読み込んでいます。ハードウェアの知識がある人は、このHDDをSSD(ソリッドステートドライブ)に換装した人もいるようです。

○内蔵HDDをSSDへ換装するとどうなる?

SSDとはHDDと同型ケースの中に、USBフラッシュメモリと同じ半導体素子メモリをたくさん入れたもの。HDDと較べて高額ですが、読み込み速度は約2倍です。ただし、この2倍の速度を生かすには、少々気を付けなくてはいけないことがあります。

PS4には初期型と薄型のPS4スリム、そして上位機種のPS4 Proという3機種があります。このうち、初期型と薄型の内蔵HDDはSATA II、ProのみSATA IIIというケーブルで接続されています。SATA IIの転送速度は3.0Gb/秒で、SATA IIIは6.0Gb/秒と、2倍違うのです。このため、ProであればHDDをSSDに換装すれば速度の向上が見込めますが、初期型と薄型PS4では内蔵HDDをSSDに換装しても、SSDのスピードを生かすことができません。

ですが、この状況は2017年2月にリリースされた、PS4システムソフトウェア4.5で変わりました。なんと、USB端子でつなげた外付けドライブにもゲームソフトをインストールできるようになったのです。

しかもPS4シリーズはすべて、USB端子の転送速度は5Gb/秒。つまり、内蔵HDD端子に比べて1.67倍速いのです。もうおわかりですね? 初期型と薄型PS4の場合、SSDのドライブはUSBを使って外付けドライブとして接続した方が、大幅な速度向上が見込めるのです。

※PS4 Proのみ、内蔵ドライブ端子にSSDを取り付けた方が、さらに早い

○ロード時間はどのくらい早くなるの?

では、具体的にゲームソフトを使ってロード時間を調べてみましょう。今回の検証では、あるロード時間が長いタイトルを使って、セーブデータを選んでから操作可能になるまでの時間を計測してみました。

まずPS4 Pro標準HDDのタイムに注目すると、薄型PS4標準HDDに較べて1.47倍早くロードが終わります。これは、内蔵HDDを接続している端子のスピード差が大きく影響しています。

次に見て頂きたいのは、薄型PS4の外付けSSD/SSHDのタイムです。驚くべきことに、Proの標準HDDよりも早くロードが終わります。薄型の標準HDDとの速度差は、1.93倍。約2倍の時間短縮になるというわけ。なお、SSHDでもほとんど変わらないタイムが出ています。

○取り付け・導入は超簡単

PS4は、内蔵HDDを換装しやすい構造にはなっています。しかし、HDDを換装するにはセーブデータをUSBメモリに退避(またはPlayStation Plusへアップロード)したり、パソコンを使ってあらかじめシステムソフトウェアをUSBメモリへダウンロードしておき、そのプログラムを使って起動する必要があるなど、そこそこ敷居が高いのも確か。

それに対してSSDを外付けにする場合、SSDをUSB 3.0ケースに入れてUSBケーブルでPS4に繋ぐだけで、「PS4用としてフォーマットしますか?」という表示が出ます。「高速化はしたいけど、改造なんてしたことないし…」なんていう方にも安心です。それこそ、スマホの液晶保護シートを貼るよりも簡単です。

○ドライブはどれを買えばいいの?

外付けドライブとして認識させるために最低でも250GBのものを選ぶ必要がありますが、1万円台前半の安価なSSDで充分です。SSDは高価なので、250GB以上で、できるだけ安いものを選ぶといいでしょう。1万2,000円程度で買えるはずです(2018年2月現在)。

※SSDのメーカーによってはスペックに「250GB」と記載していても、実際には「249.9GB」など僅かに容量が足りず、PS4でフォーマットできなかった機種もあるようです。256GBなど、少し余裕のある容量を選んだ方が確実です。

必要なパーツは、SSDの他にもう一つ。パソコンの内蔵用ドライブを使う場合、これをUSB 3.0の外付けとして使うためのケースが必要になります。ケースは1,000円未満のものもありますので、お好きな外観のものを選びましょう。たいていUSB 3.0ケーブルも同梱されていますので、別途お買い求めになる必要はありません。

ちなみに、「少しでも安く仕上げたい」という人にはSSDの代わりにSSHDを使う方法もあります。SSHDとは、HDD+SSDというハイブリッドタイプです。すべての容量をSSDにすると高額になるので、1TBなどのHDDに8GB分程度のキャッシュメモリを搭載。HDDから読み込んだデータをメモリに保存しておき、同じデータを読み込む時には、キャッシュメモリから読み込むので、ロード時間が短縮されるというもの。SSHDでしたら、コスパのいい1TBモデルでも9,000円~で手に入るため、ケース込みで1万円未満で済みます。しかも、容量は12,000円~のSSDと較べて4倍増えるというメリットもあります。

○外付けドライブの設定方法

<フォーマットの手順>

SSDまたはSSHDをケースに入れてUSB接続したら、「設定」>「周辺機器」>「USB ストレージ機器」でドライブを選択。「拡張ストレージとしてフォーマットする」を選べば、準備は完了です。

<インストール先の変更>

今後インストールするゲームを外付けドライブに保存したければ、「設定」>「ストレージ」でドライブを選び、OPTIONS ボタンを押します。ここで「アプリケーションのインストール先」>「拡張ストレージ」を選べば切り換え完了です。

<インストール済みゲームの移動>

すでにインストールを終えているゲームを外付けドライブに移動させる場合、「設定」>「ストレージ」で「本体ストレージ」移動するアプリケーションがあるストレージを選んでから、[アプリケーション]を選びます。

OPTIONS ボタンを押し、[拡張ストレージへ移動する]または[本体ストレージへ移動する]を選びます。

移動するアプリケーションにチェックマークを付け、[移動]を選びます。

○念のための注意点

これで、今まで通りの手順で、かつロード時間は高速に遊べるようになりましたが、注意点が一つだけ。

筆者は最初、SSDを導入して遊んでいましたが、SSDへのアクセス中にPS4の電源を誤って切ってしまったことがあり、それ以来たまに「USBストレージが正しく取り外されませんでした」というエラーメッセージが表示され、ゲームが強制終了してしまう症状が出たドライブがあります。

これを防ぐために、PS4の電源を落とす際には「この拡張ストレージの使用を停止する」を選んで外付けSSDの動作を止めてから、PS4本体の電源を切ることを徹底すること。PS4のシャットダウンが少々面倒になりますが、高速化の引き換えとして、この手順は行った方がよさそうです。

また、もしSSDドライブの破損でゲームが頻繁に止まるようなら、再フォーマットしましょう。一度PS4用のドライブとしてフォーマットしてしまうと、PS4だけで再フォーマットはできません。一度、SSDのドライブをパソコンに接続し、パソコン用としてフォーマット。さらに、PS4に繋いでPS4用のフォーマットに戻す、という手順を踏む必要があります。

○SSHDは少しずつ高速化していく

余談ですが、SSDではなくSSHDを選んだ場合、SSDとは異なり、最初はあまりHDDと読み込み速度が変わりません。しかし、二度三度とデータの読み込みをしているうちにキャッシュへデータが蓄積されていき、高速化していきます。

筆者がテストしたゲームでは、以下のような結果となりました。

<セーブデータの選択~行動開始まで>

56秒 薄型PS4の標準HDD

54秒 SSHD(1回目)

43秒 SSHD(2回目)

34秒 SSHD(3回目)

30秒 SSHD(4回目~)

このように、一度目の起動ではHDD読み込みとほとんど変わらなかったのに、二度目、三度目と起動するたびに高速化。4回目にしてようやく最高速になりました。これは、SSHDに搭載されているキャッシュメモリ(4~8GB程度)に記憶しておくデータは一度にすべてを書き換えるのではなく、一度目は25%、二度目は50%……というように、少しずつキャッシュ量を増やしていっているのかもしれません。

このため、ゲームAを遊んだあとにゲームBを遊び、またゲームAを…という遊び方をしていると、なかなか高速化の恩恵を得られそうにありません。1つのゲームを集中的に遊ぶ場合の方が、よりSSHDの性能を引き出せるのではないかと思います。

それでは、素敵なPS4ゲームライフを!

※実施にともなう破損などについては責任を負いかねますので、ご自身の責任・判断で実施・購入を行ってください。

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