尚志の2年生エース染野、“涙のハットトリック”に秘めた「ネクスト大迫」の誓い

尚志の2年生エース染野、“涙のハットトリック”に秘めた「ネクスト大迫」の誓い

  • Football ZONE web
  • 更新日:2019/01/13
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青森山田戦でハットトリックを達成したFW染野唯月【写真:Football ZONE web】

準決勝で敗れるも青森山田相手に3得点「ゴール前の落ち着きが評価してもらえていた」

目指すのは日本代表のエースFW大迫勇也(ブレーメン)――。第97回全国高校サッカー選手権で輝いた尚志(福島)の2年生エースFW染野唯月は、12日に青森山田(青森)と対戦した準決勝でハットトリックを達成したもののPK戦(3-3/2PK4)の末に涙をのんだ。

2大会前の王者・青森山田を率いる黒田剛監督をして「やっぱり上手かった」と計算を狂わせたのが、U-17日本代表に選出された経験も持つ尚志のエースだった。「ヘディングもあるし、背後も足下もある。彼を警戒するあまりにラインが下がり過ぎて、セカンドボールを拾えなくなってしまった」(黒田監督)と、青森山田をトラブルに陥らせたのが染野の存在だった。

そして、実際にゴールという形でも染野は結果を残した。前半26分には「(相手DF三國ケネディエブス)あの前が空くから、ニアに速いボールを」とフリーキックを蹴るDF沼田皇海に要求し、その通りのポジションに入り込んでゴール。そして、圧巻だったのは後半の2得点だった。

1-2と逆転を許して迎えた後半23分、ペナルティーエリア内の右45度付近でボールを受けると染野は左足のシュートフェイント。これに青森山田の守備陣はGKを含む3人がスライディングをさせられ、染野は中に一つ持ち出してぽっかり空いたゴールに左足で流し込んだ。本人も「自分のなかではゴール前の落ち着きが代表でも評価してもらえていた。それは自分でもあると思っていたので、2点目はそれが一番出せたゴールだと思う」と笑顔だった。

「大迫選手は体格差があってもボールを収める力があったと思うし、それが自分の課題」

そして、後半30分には中央を崩すパスワークから上手く相手のマークを外すと、GKとの1対1を冷静にゴールに流し込んでハットトリックを達成。その時点でのスコアも3-2とリードしたが、最後に追いつかれてPKで敗れた。試合後にはベンチコートに顔を埋めて涙するシーンも見られた染野は、「自分が点を決めてもチームは負けてしまった」と、達成感と同時に悔しさも現れる表情で話した。

仲村浩二監督は「代表に選ばれて天狗になった時期があって、一度は下のチームに落としたんです。でも、そこから這い上がってくれた。本人も大迫選手のようになりたいと、覚悟を決めたと思います」と話す。その通りに、染野が目指すのは現在の日本代表のエースであり、鹿児島城西高時代には「大迫、半端ないって」という強烈なワードを生んだストライカーだ。

「前回の代表戦(1月9日トルクメニスタン戦)でも点を決めてチームを勝たせている。どんな相手、体格差があってもボールを収める力があったと思うし、それが自分の課題。あと1年、レベルアップしたい」(染野)

2年生エースとして今大会の得点ランキング首位に並ぶ5得点を奪ったストライカーは、「ネクスト大迫」を目指して1年後の全国制覇を最大の目標に成長を誓った。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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